あなたのお子さんは理想の睡眠時間がとれていますか?
小学生の睡眠時間の理想はどれくらいなのでしょうか?
私の子供は小学生です。
小さい頃は睡眠時間に気を使っていましたが、10歳前後から週末は夜更かしをするようになりました。
理想の睡眠時間がとれないと、体調を崩しやすかったり身長の伸びなども気になります。
また、子供の睡眠時間は学力に影響するとも言われていますよね。
今回は、
- 小学生の睡眠時間の理想
- 小学生の睡眠時間が不足した場合の影響
- 小学生の就寝時間の平均
- 小学生の睡眠時間と学力の関係
など、小学生の睡眠時間で気になることをお伝えします!
「最近、うちの子ちょっと寝る時間が遅いかも?」と思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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小学生の睡眠時間の理想は?
理想は10時間前後
小学生の睡眠時間の理想は10時間前後です。
学年によって変わってくるので、以下を参考にしてください。
- 低学年 10時間
- 中学年 9時間半
- 高学年 9時間
あなたのお子さんはどうですか?
うちの息子が1,2年生の時は、20時に寝て6時に起きていました。
3、4年生の時もそう変わらず、だいたい10時間前後の睡眠時間でした。
私は学生時代に幼児教育学科に所属していたので、睡眠時間が子供の情緒や発育に欠かせないものだと認識していたので、睡眠時間の確保は重要視していたんです。
ところが、5年生の頃からは22時に寝て6時半に起きるようになり、8時間半程度の睡眠時間になりました。
高学年にもなると、子供も自分を主張してきます。
「友達は10時頃まで起きてる人が多いよ」
自分ももう少し起きていたいと言うようになりました。
学年が進むにつれて、習い事などで遊ぶ時間が減ってきますよね。
学校の宿題の量も増えてきます。
「ゆっくりする時間が少しは欲しいだろうから、22時くらいまでなら仕方ないか・・・」
そう思ってくるようになりました。
問題は6年生の現在です。
中学受験を目指していることもあり、夜遅くまで勉強のために起きているので少ない時は6時間程度しか寝ていません。
睡眠時間が不足するとどういった影響があるのでしょうか?
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小学生の睡眠時間が足りないとどんな影響がある?
身長の伸びなど成長に不安
ご存知の方も多いと思いますが、睡眠中には成長ホルモンという成長に欠かせないホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、睡眠に入ってから2時間くらいの最も深い睡眠の時に分泌量が増加します。
以前は22時から2時までなどと言われていましたね。
実際は、睡眠に入ってから約2時間後だそうですよ。
「だったら寝るのが遅くなっても関係ないんじゃない?」
そう思いがちですが、違うようです。
なぜなら、成長に欠かせないのは成長ホルモンだけではなく、メラトニンという物質も大事だからです。
メラトニンは、成長ホルモンの分泌を促したり眠りに導いてくれる働きがあります。
メラトニンが分泌されるのは暗くなってからです。
蛍光灯やテレビの光はメラトニンの分泌を妨げるので、就寝時刻が遅くなればなるほど分泌量が減ってしまいます。
そして、メラトニンの働きでもうひとつ注目すべきは「成長段階の子供の性成熟を抑制する」ことです。
一般的に、思春期の訪れが遅い子供の方が最終身長が高くなる傾向にあると言われています。
小学生の成長のためには、夜更かしでメラトニンの分泌量を低下させないようにしていきたいですね。
肥満になりやすい
睡眠時間が少ないと肥満になりやすい原因は、「レプチン」と「グレリン」というホルモンが関係しています。
レプチンが代謝アップや食欲を抑制する働きがあるのに対し、グレリンは食欲増進と血糖値を上昇する働きがあります。
スタンフォード大学の研究で、睡眠時間5時間の人と8時間の人のレプチンとグレリンの分泌量に差があることが分かりました。
睡眠時間が短い人は、レプチンが減少しグレリンが増加していたそうですよ。
また、夜更かしをしているとつい何かを食べてしまうことも肥満に繋がります。
学力が低下する
睡眠時間の不足と学力低下について興味深いデータがあります。
広島県の教育委員会が5年生を対象に調査したところ、睡眠時間が5時間の子供と8時間の子供の間に、算数と国語の平均点で20点もの差がありました。
高学年の理想の睡眠時間は9時間です。
もちろん、8時間の子供の方が平均点が高かったのですが、10時間以上寝ている子供の場合は、8時間寝ている子供に比べると若干低くなっています。
この調査結果をもとに考えてみると、小学生の学力には理想の睡眠時間が大切だということが分かりますね。
イライラしてキレやすくなる
大人でも睡眠不足になるとイライラしがちですが、それは子供も同じです。
不安やストレスを感じた時には「ノルアドレナリン」が大量に分泌されます。
ノルアドレナリンが大量に分泌されると、イライラしたり攻撃的になるそうです。
ノルアドレナリンを抑制してくれる物質は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」です。
ノルアドレナリンとセロトニンのバランスが崩れると、精神的に不安定になってしまいます。
日中に分泌されたセロトニンは、夜間に分泌されるメラトニンを生成します。
セロトニンとメラトニンの分泌のバランスが崩れてしまう原因のひとつが睡眠不足です。
セロトニンは日光を浴びることで分泌されます。
イライラを防ぐためにはセロトニンを十分に分泌させて、夜間にはメラトニンをしっかり生成するようにしましょう!
集中力の低下
睡眠不足になると日中の眠気などで頭がボーッとしますよね。
授業に集中できないだけではなく、ケガや事故に繋がる可能性もあります。
子供の安全のためにも理想の睡眠時間の確保が必要です。
「できるだけ睡眠時間を確保してあげたいけど、どうしても遅くなってしまうのよ」
私の周りでも、こういった声が多いです。
では、みんなは何時に寝ているのでしょうか?
小学生の就寝時間、みんなは何時に寝てるの?
小学生の就寝時刻の平均は21時30分~22時20分
学研教育総合研究所による小学生の平均就寝時刻の調査結果は以下です。
- 1年生・・・21時30分
- 2年生・・・21時27分
- 3年生・・・21時44分
- 4年生・・・21時49分
- 5年生・・・22時04分
- 6年生・・・22時22分
学年が上がるに連れて就寝時刻が遅くなっています。
習い事などで、就寝時刻が遅くなっていくのは避けられない場合もあるでしょう。
しかし、成長や情緒の面で考えると、理想の睡眠時間を確保できるように親が誘導していきたいですね。
理想の睡眠時間を確保できるようにサポートしよう!
今回は、小学生の睡眠時間の理想についてお伝えしました。
以下がまとめになります。
■小学生の理想の睡眠時間
- 低学年 10時間
- 中学年 9時間半
- 高学年 9時間
■睡眠時間による子供への影響
- 身長の伸びなど成長に影響する
- 肥満になりやすい
- イライラなどの情緒不安定
- 集中力の低下
あなたのお子さんは理想の睡眠時間を確保できていましたか?
うちの娘は21時には就寝しているので大丈夫でした。
娘は小学4年生なんですが、いまだに寝かしつけがないと眠ることができないんですよ(・・;)
本を読んだり子守唄を歌ったりしながら寝かしつけています(汗)
周りの友達は自分で部屋に行って寝ている子が多いと聞きました。
いつかは自分で寝てくれるようになるだろうと気長に寝かしつけをしていますが、時にはとってもめんどくさくなることもあります(T_T)
息子は塾と家庭学習で23時前後に就寝することが多く、理想の睡眠時間は確保できていません。
塾が無い日には、なるべく早めに寝ることができるように誘導していきたいと思っています♪
私が気になったのは、「思春期の訪れが遅い子供の方が最終身長が高くなる傾向にある」ということです。
現在声変わり真っ最中の息子は、思春期に突入しています。
睡眠時間が短いので、性成熟を抑制するメラトニンがあまり分泌されていないかもと不安になりました。
個人差はあるでしょうが、息子の友達はまだかわいらしい感じの男の子が多いです。
今は息子の方が大きくても、この先あっという間に抜かれてしまう姿が想像できてしまいました(・・;)
小学生は心身ともに成長する大切な時期です。
理想の睡眠時間を確保して、健全な心身の発育を見守っていきましょう!
あなたとご家族が、これからも笑顔あふれる日々を過ごせますように^ ^
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