ゲームは子供にとって悪影響かどうか・・・。
親なら誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
小さいうちはゲーム機を与えないようにできても小学生になるとゲーム機所有率は高くなります。
うちの子の周りを見てもゲーム機を持っていないお友達はいません。
小学生の我が子は2人ともそれぞれの3DSを所持しています。
家族共有のWiiとプレステもあります。
プレステに関しては親の趣味です(ママになるまでは立派な?ゲーマーでした!)。
ゲームに関しては、色々なことろで「悪影響なのでは?」という情報を目にしますよね。
「リセットすれば生き返ると思っている」
「暴力的な内容のものを与えると影響を受けて暴力的になる可能性も」
「現実の世界でコミュニケーションを取りにくくなる」
「視力の低下」
などなど・・・。
視力に関しては最もだと思います。
画面を凝視するので長時間の使用が視力低下を引き起こす可能性はありそうです。
その他に関してはゲームの世界と現実の区別がつけられないことが原因だと思うのですが、はたして本当にそんなふうになってしまうのでしょうか?
私が学生時代に幼児教育学科に所属していた頃、子供とゲームについてのディスカッションがありました。
その時にも色々な意見が飛び交ったのを覚えています。
その頃とは時代も変わり、今はスマホでさえゲームができる時代です。
ゲームは子供の成長とともに避けられないものになってきていると感じています。
男の子は特に、友達と遊ぶ時にもゲーム機持参で集まることも多いですよね。
今回は、
- ゲームは子供に悪影響?
- ゲームは何歳から?
- 1日のゲーム時間
- ゲームを与える時のルール
など、ゲームと子供について気になることをお伝えします!
「うちの子ゲーム大好きだから心配だわ・・・」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです!
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子供にゲームを与えるのは悪影響?
子供にとってゲームは年齢が低ければ低いほど悪影響です。
子供が夜9時から朝の6時まで睡眠をとるとしたら、起きている時間は15時間になります。
もし1日3時間ゲームをした場合、起きている時間の5分の1はゲームに費やしていることになりますよね。
ゲームをしている時間は非現実体験です。
実際に目で見て耳で聞いて、心で体感する現実体験ではありません。
- 親子の信頼
- 他者への共感
- 自分の気持ちを表現すること
これらのことは、子供の頃の現実体験で培われると言われています。
1日の自由時間の大半がゲームで消えてしまうのはすごくもったいないことです。
幼児教育学科時代の講義でこんなことを学びました。
「育児に最も必要なことは、人生は美しいと気づかせてあげること。そして、それを一緒に共有すること」
散歩中に見つけた道端に咲く小さい花。
窓から見た美しい夕日。
想像力を掻き立てる雲の形。
頬に触れる風が春には暖かいこと。
寝る前にママと一緒に見た幻想的なお月様。
海の水は塩辛く、波は怖いこと。
虹を見た時の嬉しい気持ち。
ママは何があってもあなたを嫌いにならないということ。
現実の世界には、身近なところに美しいものがたくさんあります。
子供が小さいうちは特にさまざまな現実体験が必要です。
現実体験を積み重ねることによって他者を思いやる気持ちや信頼する気持ちを培っていきます。
貴重な現実体験の時間をゲームに費やすことは、子供の成長の機会が失われることになるかもしれません。
現実体験でたくさんの美しいものに触れた子供は他者を思いやったり共感する気持ちを持っています。
そういう子供は、ゲームに影響されて現実とゲームの世界の区別がつかなくなることはないでしょう。
かの有名はアインシュタインは次のような言葉を残しています。
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」
今は知育的なゲームもあるので、「勉強になるから」と思っているママもいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、お子さんが計算を覚える時に、無機質な画面から学ぶのとママがおはじきで算数を教えてくれるのとではどちらが嬉しいでしょうか?
核家族化が当たり前の昨今では、ママが孤軍奮闘しながら育児をしているご家庭も増えています。
育児は年中無休で忙しいですよね。
頑張らなくちゃと思わなくてもいいんです。
頑張るのではなく、肩の力を抜いて子供と一緒に楽しみましょう。
「ちょっと散歩してみよう」
「寝る前に星を見てみよう」
「雲の形が何に見えるかしら」
忙しい日々の合間にも、「日常の美しいもの」をお子さんと一緒に見つけてみませんか?
子供が小さい時はまだまだゲーム機を持っている友達も少ないのですが、子供の年齢が進むにつれて周りの友達がゲーム機を持ち始める時期がやっていきます。
では、一体何歳頃からゲーム機を与えてもいいのでしょうか?
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子供にゲームは何歳から?
子供にゲームを与えるのは早くても小学校に入学してからにしましょう。
できるだけ現実体験を多くするためには、ゲーム機を与える時期を遅くするのが一番です。
我が家は子供が小学生になってから3DSを購入しています。
3年生くらいまではゲームを与えないのが理想でしたが、私の意志の弱さで与えてしまいました。
「小学4年生で初めてゲームを買ってあげたよ」
こういったお母さんの声を聞いた時、私の意志の弱さにガックリしましたよ。
息子(小6)の友達が遊びに来る時はゲーム機を持参しています。
友達との会話はゲームの話が多いです。
娘(小4)の友達はゲーム機を持参してきたことはなく、うちに来てゲームをすることもありません。
ゲームにはまるのは男の子のほうが多いと感じています。
「ゲームをすると視力が悪くなりそうで心配」
あまり小さい時からゲームを与えると、視力低下が心配になりますよね。
視力低下に関して調べたことろ、ゲーム機との関連性は証明されていませんでした。
ゲームを全くしない子でも視力が悪かったり、ゲームを長時間しても視力のいい子もいます。
けれども、眼精疲労を招くことは色々な眼科医が警告しているので気をつけてあげてください。
幼少期は視覚発達の大切な時期です。
文部科学省の統計調査によると、幼稚園・小学校の子供の視力の0.3未満の割合は、昭和54年に比べて倍以上になっています。
子供の精神発達と視覚発達のためにも、小さい頃からゲームを与えないようにしましょう。
「小学生くらいからゲームをするとしたら、1日の使用時間はどれくらい?」
各家庭の方針によりますが、だいたいの目安が知りたいですよね。
次は、ゲームをする時間を見ていきましょう!
子供のゲームは1日どのくらいなら大丈夫?
子供のゲームの時間は1日30分が理想です。
子供のゲームやテレビについて、日本小児科学会が次のような考えを表明していたのでご紹介します。
■2歳までのテレビ視聴は控える■
すべてのメディアに接する時間を2時間に制限する(ゲームは30分)
※ここで言うメディアは、テレビ、ゲーム、ビデオ、携帯ゲーム、インターネットです)
テレビなどの全てのメディアに触れる時間が2時間で、そのうちゲームは30分です。
「そのくらいが丁度いい」
「え!?たった30分?」
色々な考えがあると思います。
我が家では、1年生から3年生までは「ゲームをしていい曜日」を週2日、時間は1時間と決めていました。
4年生からは1日1時間にしています。
1日1時間と言っても、習い事や塾、友達との外遊びがあるので毎日はしていません。
私の周りでは、30分に決めている人や無制限の人など家庭によって差があります。
ある企業が1日のゲーム時間を調査していました。
1日のゲーム時間が1時間以内の子供の割合は以下になります。
- 小学校入学前・・・22%
- 小学校低学年・・・43%
- 小学校中学年・・・60%
- 小学校高学年・・・55%
- 中学生 ・・・35%
上記の結果を見るとわかるように、小学校入学前の子供の2割はゲームを1時間以上していません。
「残りの8割は長時間ゲームをしているの?」
そうではありません。
持っていない、ほとんどしない割合が70%でした。
中学年や高学年の子供は1時間以内の割合が多いですね。
この頃になると、子供だけで遊びに行ったり、塾などで家を空けることが多くなってきます。
家でゲームをする時間も自然と少なくなってくる年齢かもしれませんね。
「〇〇くんは夜の11時頃までゲームしてるって行ってたよ」
小5の初めに息子に言われました。
早く寝なさいと行った時に返された言葉です。
自分だってもっとゲームがしたいと思ったのでしょう。
「〇〇くんは〇〇くん、あなたはあなた。うちにはうちのルールがあります」
我が家ではゲームを与える時に事前にルールを決めました。
「約束が守れないならゲームは没収する」
私の周りでも、ルールを決めているご家庭が多くあります。
どのようなルールがあるのでしょうか?
ゲームを与える時のルールは?
子供にゲームを与える時は、購入する時に事前にルールを決めておくと安心です。
各家庭によってルールは違ってきますが、次のようなことを決めておきましょう。
- ゲームをする時間や曜日
- 宿題を先に片付けてからゲームをする
- 外に持ち出すのはアリかナシか
- 友達との貸し借りはどうするか
「友達の家でなくしてしまった」
「公園でなくした」
こういったことを避けるために、「ゲームは自宅だけ」「貸し借りはしない」というルールを決めているご家庭もあります。
うちの場合は貸し借りはしていませんが、遊びに来た子供たちが帰る時には「忘れ物がないか確認してー!」と声をかけていますよ。
低学年の頃は自宅以外でゲームをするのは禁止にしていました。
ゲームと上手に付き合おう!
今回は、ゲームが子供に与える影響などをお伝えしました。
低年齢の子供にゲームを与えることはおすすめできません。
子供の成長はあっという間です。
今しかない時間をゲームにとられてしまうのは、もったいないと思いますよ。
あなたが好きなゲームはありますか?
私は小学生の頃からドラクエファンです。
子供を寝かしつける時に「ラリホー(眠らせる呪文)」を唱えたこともあります!
全然効果はありませんが・・・(・・;)
現在息子がはまっているゲームはマイクラ(マインクラフト)です。
マイクラは創造性や問題解決能力を高める効果が期待でき、教育バージョンが学校などの教育機関にも提供されていると聞きました。
ちょっとやってみたけれど、私には操作が難しかったです(T_T)
時代の流れを感じました!
今の時代は、子供にゲームを与えないのはなかなか難しいと思います。
各家庭でゲームに関するルールを決めて、ゲームと上手に付きあっていきましょう!
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