あなたは最近足がつったことはありますか?
私はもう何年もつっていません。
恐らく妊娠中に足がつったのが最後です。
「痛いっ!!!!」
先日の夜、主人がいきなり苦しみはじめました。
「どうしたの?」
私も子供たちもびっくりです。
数分間苦しんだ後、
「足がつった・・・。しかも太ももが」
と言っていました。
ふくらはぎならよく聞くけれど、太ももがつるなんて・・・。
主人は腰部椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症で腰の手術をしています。
その頃のように苦しがっていたのでとても焦りました。
「足がつる原因ってなんだろう。病気の前触れじゃなければいいんだけど」
足がつる原因は、ふくらはぎや太もも、指などそれぞれの部位によって違う場合がありますし、病気の可能性もあります。
今回は、
- 足がつる原因
- 足がつる場合に考えられる病気
- 足がつるのを予防する方法
など、気になることをお伝えします!
「最近足がつるようになったんだよねー」って思ってる方はチェックしていってくださいね♪
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足がつる原因は?
ふくらはぎや指がつる場合
■筋肉疲労
筋肉疲労時はふくらはぎがつりやすくなります。
「そんなに急激な運動をしてないけど?」と思う場合でも、疲れがたまって筋肉疲労を起こす場合もあるんですよ。
■電解質(イオン)の不足
私たちの体の体液には「電解質(イオン)」が含まれています。
電解質が不足するのは、大量に汗をかいた時、嘔吐、下痢の時など脱水症状の時です。
主な電解質と働きはこちらです。
- ナトリウムイオン・・・体の水分量および浸透圧の調節、神経の伝達、筋肉の収縮
- カリウムイオン・・・神経の伝達、筋肉の収縮、心臓の収縮
- マグネシウムイオン・・・筋肉の収縮、骨や歯をつくる、酵素の活性化
- カルシウムイオン・・・神経の伝達、筋肉の収縮、骨や歯をつくる、血液を固める
- クロールイオン・・・体の水分量や浸透圧の調節、胃酸の分泌
電解質のほとんどが筋肉の収縮や神経の伝達にかかわっていますよね。
これらが不足したりバランス崩れると、筋肉が痙攣して足がつる原因になります。
■血行不良
血行不良になると、必要な栄養素や酸素などが全身にいきわたりにくくなり、筋肉を収縮させてしまいます。
妊娠中に足がつることが多いのは、お腹が大きくなったことによる下半身の血行不良が原因の場合が多いんですよ。
■老化
老化による筋肉量の不足も足がつる原因です。
40代以降で運動習慣のない人は筋肉量がどんどん減っていきます。
太ももがつる場合
■運動不足
運動不足による筋肉量の減少は太ももがつる原因のひとつです。
筋肉量が減ってしまうと、少しの運動やちょっとした動作でオーバーワークになるので、太ももがつってしまいます。
■骨盤のゆがみ
骨盤がゆがむと大腿骨(太ももの骨)が外側にずれます。
外側にずれた大腿骨を筋肉でカバーしようとすることで、太ももがつりやすくなるんですよ。
骨盤がゆがむ原因は、悪い姿勢や偏った重心のかけ方などがあります。
あなたに当てはまる原因はありましたか?
運動不足などは当てはまる人は多いかもしれませんね。
うちの主人の太ももがつった原因で考えられるのは骨盤のゆがみです。
重心を片方にかける癖があり、靴底のすり減り方がおかしなことになっています。
おまけに体がものすごく硬いので「骨盤の正常な動きができない」と病院でも言われていました。
主人が腰部椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の手術をしたのは去年のことです。
激痛を注射と薬でごまかしながら仕事に通っていましたが、とうとう歩けなくなって緊急入院しています。
長い間痛みで苦しんでいた主人の姿を思い出し、
「足がつるのは病気の前触れなんじゃない?」
と、心配になりました。
足がつる場合は病気の可能性もあるのでしょうか?
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足がつる場合に考えられる病気はあるの?
頻繁に足がつる場合に考えられる病気は以下になります。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、脊柱管(背骨に囲まれた管・神経が入っている)が狭くなり、神経を圧迫して痛みや痺れ、麻痺などが起こる病気です。
脊柱管狭窄症で足がつるのは、神経圧迫の痛みによるストレスで血行不良になったり、筋肉が緊張状態にあることが原因です。
椎間板ヘルニア
背骨は33個の椎骨が繋がっていて、椎骨と椎骨の間にあるのが「椎間板」です。
椎間板の中には「髄核」というクッションのような組織があり、背骨にかかる衝撃をやわらげる役割をしています。
激しいスポーツや重いものを持つ、老化などによって椎間板の中の髄核が飛び出し、神経が圧迫される病気が椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアで足がつるのは、下肢につながる神経が影響を受けていたり、痛みによってかばう歩き方をしてしまうことで筋肉に負担がかかることが原因です。
糖尿病
糖尿病は、血液中の血糖値が高くなり、高血糖の状態が続く病気です。
糖尿病で足がつるのは、糖尿病神経障害で神経の動きが乱れたり、筋肉の異常収縮、高血糖で血流が悪くなることが原因です。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、エネルギー代謝を調節する甲状腺ホルモンが足りなくなる全身病です。
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、血流が悪くなり体が冷えることから足がつりやすくなります。
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症は、手足の血管が硬くなり、血管が狭くなったり詰まることで血流が悪くなる病気です。
この病気で足がつるのも血流の悪さが原因になります。
腎疾患
腎疾患は、老廃物を濾過する働きが低下する病気です。
血液の老廃物を濾過し、尿として排出する働きを持つ腎臓。
老廃物を排出することができなくなると、体内のイオンバランスが崩れてしまい、足がつる原因になります。
肝硬変
肝硬変は、肝臓の組織が硬くなり、本来の働きをしなくなる病気です。
解毒する働きを持つ肝臓。
肝硬変で足がつるのは、解毒作用がうまくできずに体内のイオンバランスが崩れることが原因です。
脳梗塞
脳梗塞は、脳の血管が狭くなったり詰まってしまう病気です。
「頻繁に足がつるのは脳梗塞の前兆」と言われることもあるんですよ。
脳梗塞で足がつるのは、血流が悪くなることが原因です。
足がつるのはさほど珍しいことではありません。
健康状態に問題がなくても、多くの人が足がつるのを経験しているはずです。
けれども、足がつる頻度が多いようなら注意が必要かもしれません。
足がつるに加えて以下のような症状がある場合は、早めに受診してみてくださいね。
- 脊柱管狭窄症・閉塞性動脈硬化症・・・歩行障害
- 椎間板ヘルニア・・・腰痛
- 糖尿病・・・喉が渇く、手足が痺れる
- 甲状腺機能低下症・・・全身の倦怠感
- 腎疾患・・・むくみ
- 肝硬変・・・倦怠感、黄疸
- 脳梗塞・・・片方の手足の麻痺、言葉のもつれ
では、足がつるのを予防するためにはどういった対策があるのでしょうか?
足がつるのを予防する方法は?
運動前後にストレッチ
運動前後にはストレッチをして、ふくらはぎや太ももの筋肉をほぐしましょう。
足がつるのを予防するだけでなく、怪我の予防のためにも大切ですよ。
ふくらはぎや太ももの筋肉が伸びているのを意識してくださいね♪
適度な運動
血行不良や筋力不足を改善していくことで、足がつるのを予防することができます。
急激な運動を避け、ストレッチやウォーキングなど軽めの運動を継続していきましょう!
マッサージ
筋肉疲労や疲労物質をためないように、頑張った足をマッサージで癒してあげてください。
湯船につかりながらのマッサージを習慣にするのがおすすめですよ♪
体を温める
体が冷えると血行不良になりがちです。
薄着や冷房で体を冷やさないようにしたり、湯船にゆっくりつかって体を温めましょう。
お風呂を心身ともにリラックスできる空間にして、1日の疲れをとってくださいね^ ^
電解質を摂取する
電解質の摂取には、スポーツドリンクや経口補水液が効果的です。
スポーツドリンクは糖分も多めなので、エネルギー補給目的でない場合は経口補水液のほうがいいかもしれませんね。
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骨盤のゆがみを治す
骨盤のゆがみを治す運動は以下になります。
- 床に座って足を揃えた状態で伸ばす
- 手を胸の前でクロスする
- 交互に足を出して前進する
- 交互に足を出して後進する
前進と後進は6歩ずつ行います。
背筋を伸ばし、お尻があがらないようにしてくださいね。
骨盤のゆがみを防ぐためには、
- 姿勢を正す
- カバンを肩にかける時は交互に
- 足を組まない
- うつぶせや横向きで寝ない
などに気をつけて生活しましょう。
不調のサインを見逃さないようにしよう!
いかがでしたか?
今回は、足がつる原因や対処法をお伝えしました。
足がつる原因は以下になります。
- 筋肉疲労
- 電解質不足
- 血行不良
- 老化
- 運動不足
- 骨盤のゆがみ
などがあげられます。
病気で考えられるのは以下です。
- 脊柱管狭窄症
- 椎間板ヘルニア
- 糖尿病
- 甲状腺機能低下症
- 閉塞性動脈硬化症
- 腎疾患
- 肝硬変
- 脳梗塞
あなたの足がつる原因は見つかりましたか?
「足がつるくらいで病気を疑うの?」
家族には大げさに思われてしまったのですが、体のちょっとした異変は気になるものです。
足がつる原因が病気でないにしても、血行不良や筋肉疲労などの不調をかかえているのはよくありませんよね。
不調のサインを見逃さないようにして、健康を維持していきましょう!
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