中学受験に落ちたらどんな言葉で励ましますか?
「子供が受験に落ちた時の励ましの言葉は悩んだよ」
中学受験を経験したママが言ってました。
私も、息子の受験が近づくにつれて「落ちたらどんなふうに励まそうか」と考えることがあります。
「子供よりもお母さんが落ち込む傾向にある。子供は立ち直りが早い」
息子が通う塾の先生はこのよう言っておられましたが、子供だって大きなショックを受けるでしょう。
親は受験に落ちたことがショックというよりも、我が子の気持ちを想うと苦しくなるんだと思います。
子供なのにたくさんのことを我慢して受験勉強をしてきたのですから・・・。
今回は、
- 中学受験に落ちたらどんな励ましの言葉をかけるのか
- 親ができることは何か
など、中学受験を頑張った後に気になることをお伝えします。
中学受験生がいらっしゃる親御さんは一緒に考えてみませんか?
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中学受験に落ちたらどんな励ましの言葉をかける?
中学受験をして良かったと思える言葉
■努力を認めて褒める
「あなたはすごく頑張ったよ。お父さんお母さんは誇りに思う」
「色んなことを我慢してえらかったね!すごいよ」
中学受験の合否がどうであれ、一生懸命頑張ってきたことは間違いありませんよね。
子供は親に「認められたい」「褒められたい」という気持ちがあるものです。
小学生なのにたくさん勉強して、大きなことにチャレンジしたお子さんはとても立派です。
これでもかと思うほど、めいっぱい褒めてあげましょう!
■悔しさを共有する
「悔しいね。あなたがすごく頑張ったのを知ってるからお父さんお母さんも悔しいよ。でも、それ以上にあなたの頑張りに感動したよ。ありがとう」
いくら「頑張ったね」と言われても、本人は悔しい気持ちがあるでしょう。
お父さんお母さんも同じだと思います。
悔しい気持ちを子供と共有して、頑張る姿を見せてくれたことに感謝してあげてくださいね。
■劣等感を持たないように安心させる
「学校の友達に中学受験に落ちたことを知られたくない」
子供はこのような気持ちをかかえています。
私は、息子が受験をすると決めた時に「内緒にしておきなさい」と言っていました。
けれども、塾の受験コースにいることや突然遊べなくなったことなどで隠し通すことは難しかったです。
「こんなに頑張ったあなたは自慢の息子(娘)だよ」
安心感を持たせてあげる言葉をかけてあげてください。
「あなたはお父さんとお母さんの宝だよ。これからは色々なところにたくさん行こうね」
多くの時間を勉強に費やしてきたでしょうから、これからは楽しいことがたくさん待っていることを伝えてあげましょう!
「第1志望に落ちてしまった」
「全滅だった」
どちらにしてもその後が大切です。
「こんなに頑張る力があることは確信した」
どこに入るかが大事なのではなく、何をするかが大事ですよね。
ハードな中学受験を闘ってきたのですから、どこにいても頑張れる子です。
■失敗したのではないと気づかせる
「失敗なんかしてない」
中学受験に落ちたのは失敗ではないと気づかせてあげてください。
高い志を持ち、高いレベルを目指したんです。
これは失敗ではありません。
合格と不合格は1点の差で別れます。
数点の差を失敗と考えるのは間違いです。
受験勉強をするようになって、かなり学力が上がったのではないでしょうか。
中学受験に挑戦したお子さんはたくさんのことを我慢してきました。
友達が遊んでいるのに勉強をしていた日々。
睡眠不足でも机に向かった夜。
テレビやゲームの話題がわからなくて、友達と話が合わずに困ったこともあったかもしれません。
色々なことを乗り越えて辿り着いた中学受験。
どのような結果でも失敗なんてことはありえませんよ。
■お父さんお母さんは幸せだと伝える
子供はいつも親の気持ちを考えています。
「中学受験に落ちた時に親が悲しい顔をしているのが辛かった」
「親に喜んでもらいたかった」
中学受験に落ちた時に、このような思いをしたという話を聞きました。
親が子供の幸せを1番に考えるように、子供も親に喜んでもらいたいと願っています。
「あなたがお父さんお母さんの子供で良かった。頑張る姿を見せてくれてとっても幸せだよ」
こういう時こそ、言葉に出して伝えてあげてください。
「中学受験なんてしなければよかった」
お子さんにこんなふうに思って欲しくありませんよね。
1番大事なのは合否よりも「それまでの過程」です。
「頑張ったことは無駄にはなっていない!」
「これからの人生はまだまだ長い。きっとこの経験が役立つ時がくる」
中学受験の経験を、今後の糧になるような励ましの言葉をかけてあげましょう。
頭ではそう思っていても、すぐに切替ができない時もあります。
「あの時こうしておけば合格したかもしれない」
「勉強に費やした月日はなんだったんだろう」
「あんなに頑張ったのに・・・」
色々と思うところはあるかもしれませんが、子供に言ってはいけない言葉もあります。
言ってはいけない言葉は?
貴重な経験をマイナスにしてしまう言葉
■中学受験を否定する
「中学受験なんてせずにもっと遊んでおけばよかった」
このような言葉をかけてしまったら、頑張ったのは無駄だったと思わせてしまいます。
我が子が遊びを我慢して勉強している姿を見るのは辛かったですよね。
中学受験に向けて勉強している時に、「もっと遊ばせてやりたい」と思ったことは何度もあると思います。
けれども、遊びと引き換えにかけがえのない貴重な経験もできたはずです。
中学受験に挑戦したことが素晴らしいことだと気づかせてあげてください。
■子供の頑張りを否定する
「あなたが頑張らなかったからよ」
子供の頑張りを否定する言葉は絶対にかけてはいけません。
大人でもプレッシャーを感じてしまう受験です。
お子さんは小さな体で全部受けとめて頑張りました。
小学生にとってどれほど大変なことだったでしょう。
「どうせ頑張っても褒めてくれない」
子供がそんなふうに思ってしまわないように、たくさん褒めてあげることが大切です。
子供が本来の力を発揮できる時期は個人差があります。
中学受験の場合もあれば高校受験や大学受験の場合もあるでしょう。
「能力がなかった」なんて思うのは間違いですよ。
中学受験は終わっても、これからまだまだ親としてサポートは続きます。
親子で前に進むために今できることはどういったことがあるのでしょうか?
親ができることって?
親としてできることは「いつも通りに接すること」です。
特別なことをせずいつも通り笑顔あふれる日常を過ごせたら、時間とともに立ち直ってくれるでしょう。
「3年前、希望の中学に落ちて塾の玄関で泣き叫んだ子が、後の3年努力し続けてさらに上の高校に合格しました。ひたむきに必死で努力する姿を見せてくれたことに感謝しています」
塾の先生が言っておられた言葉です。
中学受験を闘ってきた子は強いですね。
ずっと落ち込み続けるほど、あなたのお子さんは弱くありませんよ。
苦しい思いをして立ち直る経験もこれからの人生の糧になります。
今まで頑張ってきた心と体をちょっと休めて、再スタートを応援してあげてください。
中学受験の経験を糧に前に進もう!
今回は、中学受験に落ちたらどのような励ましの言葉をかけるのかなどをお伝えしました。
中学受験に挑戦できたことは貴重な経験です。
もしかしたら挑戦したくてもできなかった人もいるかもしれません。
中学受験は親の労力もかなりのものです。
塾の送迎や費用の捻出、塾に通わず自宅で頑張ったお子さんも、家庭で大きなサポートが必要だったと思います。
何より、中学受験生の精神面を支えるのは親として大変でしたよね。
あたなは冷静にお子さんを支えてこられましたか?
私は何度も挫けそうになりました。
「中学受験をやめてくれないかな」
親なのにこんなふうに思ったこともあります。
「家庭が崩壊しそうです!」
塾の先生に相談したこともありました。
学校の先生にもたくさん助けていただきましたし、泣きながら受験生ママに相談にのってもらったこともあります。
中学受験はたくさんのことを学ばせてくれました。
息子が中学受験をすると決めてから常に言い聞かせていたことがあります。
「合否の結果よりもそれまでの努力があなたの糧になる」
「頑張ったことは決して無駄にはならない」
中学受験は親子二人三脚です。
泣いたことや笑ったこと、一緒に喜んだり落ち込んだり。
子供も親もストレスを抱えて潰れそうになったことなど・・・。
あなたにもたくさんの思い出があると思います。
全てが親子ともども貴重な経験で、今後の人生の糧になるでしょう。
中学受験を経験された全てのお子さん、お父さんお母さん、本当にお疲れ様でした!
これからの人生が、より一層輝いたものになりますように☆