父が亡くなって相続放棄をしました。
相続放棄をした理由は「負債がある(多分)」です。
父が県外にいたので、郵送で相続放棄の手続きをしています。
相続放棄を自分でしようと思った時、間に合わなかったらどうしようなど色々不安でした。
私が、相続放棄の手続きを自分でしたときの
- 相続放棄をしようと思った理由
- かかった費用
- 受理されるまでかかった期間
- 手続き方法(流れや書類記入など)
をお伝えします。
私と同じように不安に思っておられるかたの、参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
わたしが相続放棄をしようと思った理由
私が相続放棄をしようと思った理由は、父に負債があるからです。
詳細はお伝えできませんが、金融機関からお金を借りているとかではありません。
父に負債があるといっても、どのような負債があるのかはっきりとわかっていませんでした。
「お前たち(姉と私)に迷惑はかけない」
などと言ってましたが、借用書などを見せてもらったことがなく・・・。
返済をしていたのは知っていました。
それが誰なのか、払い終わっているのかすらわかりません。
母も教えてもらってないとのこと(+_+)
残した財産も財産と呼べるほどの金額もなく、土地などもないので迷わず相続放棄をすることにしました。
自分で相続放棄をした際にかかった費用
切手など
- 84円×3(252円)
- 10円×1枚(10円)
- 収入印紙(800円)
戸籍謄本など役所でもらう書類
- 父の戸籍謄本(450円)
- 父の戸籍の附票(300円)
- 私の戸籍謄本(450円)
以上2,262円が相続放棄の手続きにかかった費用です。
私は郵送で手続きだったので、上記の金額プラス申述書などを裁判所に郵送した速達代もかかっています。
※速達で送らなければならないということではなく、私は急いでいたので速達にしました。
提出書類は相続人と被相続人の関係で変わってくるようですし、切手代などは裁判所によって違うそうです。
私は、相続放棄の手続きをする裁判所に
- どの書類が必要か
- 切手は何枚か
などを直接聞きました。
郵送だとそのぶん時間もかかりますし、間違っていて期限内に間に合わないという事態は避けたかったんです。
なので、直接問い合わせたり速達で送ったりと、できるだけ早くすませられるようにしました。
裁判所に電話したら、丁寧に教えてくださいましたよ(*'▽')
自分で相続放棄をして受理されるまでの期間
私が相続放棄の申述書を裁判所に送ってから、受理通知書が届くまでの期間は22日間でした。
- 4月27日:速達で申述書を裁判所に発送
- 5月9日:裁判所から回答書が届く
- 5月9日:速達で回答書を裁判所に発送
- 5月18日:裁判所から受理通知書が届く
こちらから申述書を発送したときは、ゴールデンウイーク寸前。
これは遅くなるかもと不安でした(+_+)
思っていたよりも、回答書がはやくこちらに到着したのでよかったです。
※父が住んでいた地域がとても田舎だったのもあるかもしれません(処理件数が少ない可能性)
私は、父が亡くなってから1か月と1週間後に申述書を発送しています。
動きだしが遅かったので、期限内に終わらなかったらどうしようとすごく焦りました(>_<)
私が自分で相続放棄をした方法(流れ)
私が相続放棄をしたときの流れは以下になります。
- 裁判所に提出書類や切手・印紙などを確認
- 自分や父の戸籍謄本など、役所でもらう書類をそろえる
- 申述書をダウンロードして印刷
- 申述書を記入して、戸籍謄本や切手、印紙など必要なものをまとめて発送
- 裁判所から回答書が届く
- 回答書に記入して裁判所に返送
- 裁判所から受理通知書が届いて完了
▼私が提出した相続放棄の申述書
記入例を検索しても、裁判所によって用紙が違うみたいでちょっと戸惑いました(・_・;)
▼申述書や戸籍謄本などを封筒に入れて発送
速達で裁判所に発送しました。
裏面に、自分の住所や名前を書いています。
▼回答書
照会書とともに回答書が届きました。
これは、「あなたの名前で裁判所に相続放棄の届出がされていますが、間違いありませんか?」というものです。
返信用封筒が入っていたので、これに回答書を入れて返送しました。
返信用封筒に、こちらが送った切手が貼ってありました。
住所や「○○裁判所」も印字されていましたよ。
「御中」は自分でつけたしました。
封筒の裏面に自分の住所や名前を書き、回答書を入れて、郵便局で料金を追加して速達で返送しています。
▼相続放棄申述の受理通知書
回答書を返送した後日、受理通知書が届きました。
相続放棄を自分でするときのまとめ:期間に余裕をもってしたほうがいい
相続放棄を自分でやってみて思ったことは、「思ってたよりも簡単だった」ということです。
「父の相続を娘(私)が放棄」「父に不動産などの財産は一切ない」という場合だったので、簡単だったのかもしれません。
もっと複雑だったり、期限がせまっていたら専門家にお任せしていただろうと思います。
私が時間がかかったのは、戸籍謄本などの書類をそろえることでした。
当初、父の戸籍謄本なども役所から郵送で入手するつもりでしたが、実家と役所は近いので、母に役所に行ってもらうことにしたんです。
ここで想定外のことが起こりました。
母は仕事もしていましたし、シャキシャキしてしっかりした人です。
・・・が、父が亡くなってから明らかに様子がおかしくなっていました。
「お父さんの戸籍謄本と戸籍の附票だよ」
「戸籍謄本と戸籍の附票ね」
「メモッた?」
「え?戸籍謄本となんだっけ?」
これを何度も繰り返したので、今の母では難しいなと。
姉が母のもとにしばらく行くというので、その時期まで役所の書類は待つことにしました。
そういうことがあったので、父が亡くなってから相続放棄の手続きを開始するまでに1か月ちょっとかかっています。
そもそも、身内がなくなったら平常心ではいられませんよね。
お葬式や四十九日でバタバタもしますし。
私は娘の高校入学の時期と重なったのもあり、そちらの書類や説明会などの手続きでいっぱいいっぱいでした(+_+)
そして、ちょうどその時期に新しく始めた仕事もあったんです。
実家が近くならまだよかったんですけどね。
県外に行き来はなかなか思うようにできませんでした。
とにかく精神的にいっぱいいっぱいの時で、父が亡くなる頃から生理が止まり、約2か月きませんでした・・・。
仕事や子供のこと、家庭のことでめまぐるしくもなるべくいつも通りに過ごしていたつもりでしたが、相当なストレスを感じていたようです。
父が末期癌とわかって、すぐに姉と相続放棄の話をしています。
色々調べて流れや必要書類、申述書の書き方などは調べていたにもかかわらず、それでも手続きを開始するのは遅くなりました。
人が亡くなるのは突然ですし、こちらがどんなに忙しい状況でもそれは変わりません。
ですから、亡くなることがわかっている場合「亡くなってから〇日後には手続きを開始しよう」などと、決めていたほうがいいのかなと思います。
気づいたら、あっという間に時が過ぎていました。
また、突然亡くなってしまった場合でも、亡くなってからなるべく早く手続きを開始したほうがいいかと思います。
本来ならすぐにでもと思いますが、なかなかそうはいきませんよね・・・。
手続き自体は簡単でしたが、父が亡くなったという精神状態のなかでこちらの日常(仕事や育児家事など)を行いながらの手続きはしんどかったです(+_+)
とりあえず、相続放棄の手続きが終わったことに関しては、とてもホッとしました。
私の相続放棄の手続き体験が、あなたの心に少しでもお役に立てば幸いです。