「節分の由来と意味は?」
「子供にわかりやすく説明するには?」
「豆まきの由来は?」
「節分の豆まきの正しいやり方は?」
「節分におすすめの絵本やDVDは?」
今回は、
- 節分の由来と意味をわかりやすく簡単に
- 節分の豆まきの由来は?
- 節分の由来を子供にわかりやすく説明するには?
- 節分の豆まきの正しい方法は?
- 小さい子が豆を食べると危険
- 節分におすすめの絵本
など、節分について気になることをお伝えします!
「節分の由来と意味を簡単に子供に教えてあげたいなー」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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節分の由来と意味をわかりやすく簡単に!
節分とは
節分は「季節を分ける」という意味があります。
季(節)を(分)ける。
漢字を見たらそのままですね♪
節分の日は2月3日と思われている方が多いですが、2月3日と決まっているわけではありません。
暦の上で春が始まる立春の前日が「節分」です。
明治時代の始めまで使われていた旧暦では、「二十四節気(にじゅうしせっき)」という季節ごとの区切りが定められていました。
1年を24等分してそれぞれの区切りの日にその季節に合った名前をつけたものが二十四節気で、1番最初に「立春」があります。
立春は、太陽黄経が315度になる日です。
天体の運行に基づいて決められているので、日付が変わることもあるんですよ^ ^
ここ数十年は2月3日が続いていますが、2021年と2025年は2月2日が節分になると予想されています。
季節を分けるのが節分ですから、春夏秋冬と4回ありますよね。
どうして立春の前日が節分の行事として行われるようになったのでしょうか?
由来を見てみましょう!
節分の由来について
節分の由来はこちらです。
- 「追儺(ついな)」という厄払いの行事
- 1年が始まる前日の厄払い
節分の由来は、平安時代に中国から伝わった「追儺(ついな)」という厄払いの行事です。
宮中(天皇の住む宮殿の中)の行事として大晦日に行われていたものが、寺社、庶民へと伝わりました。
民間に定着するようになってから、節分の日に行われるようになったと言われています。
今は1年の始まりはお正月ですが、昔は春が訪れる立春が1年の始まりでした。
立春の前日は今で言う大晦日。
新しい年を無事に過ごすために、1年が始まる前の日に厄払いをしたのが節分です。
節分の由来や意味はわかりましたね♪
昔は、病気や災いは悪霊や鬼がもたらすと考えられていました。
冬を越すのさえ大変だった時代です。
病気になっても今のような医療を受けることができませんし、食べ物だって豊富にあるわけではありません。
「1年を無事に過ごせますように」
新しい年を迎えるにあたって、厄払いをしておくことが重要でした。
「どうして豆まきをするの?」
豆まきの由来も見ておきます。
節分の豆まきの由来は?
豆まきは、追儺の行事と寺社で行っていた「豆打ち」が合わさったのが由来だと言われています。
厄払いに豆が使われるようになった理由が面白いんですよ♪
- 豆=魔滅(魔を滅する)
- 豆=魔目・魔の目
- 昔は米や豆などの穀物には邪気を払う力があるとされていた
- 京都の鞍馬山(くらまやま)に鬼が出た時に、豆で鬼を追い払ったから
「豆」が「魔滅・魔を滅する」「魔の目」という語呂合わせ、子供が好きそうですよね(*^^)v
鞍馬の鬼退治は、毘沙門天のおつげで鬼の目に豆を投げつけたと言われています(魔目・魔の目=豆)。
節分を子供向けに説明するには?
節分の由来や意味を子供向けに簡単に説明する時は、以下をわかりやすく説明してあげてください♪
- 節分は季節を分けること
- 節分は立春の前日
- どうして豆まきをするのか
- 1年を元気で過ごすための厄払い
豆まきの方法は?
豆まきの方法はこちらです。
- 炒った大豆を使う
- 豆まきをする時間帯は夜
- 一家全員がそろってから、一家の主が豆まきをする
- 家の外に向かって「鬼は外」で鬼を追い出す
- 鬼が入ってこないようにドアを閉めて家の中に向かって「福は内」
- 年の数(または年の数+1)の豆を食べる
炒った豆を使うのは、「拾い忘れた豆から芽が出ると縁起が悪い」「炒る=射る」という理由があります。
「魔目」を「射る」が「魔滅」になる。
昔の人はよく考えていますね!
節分用に売ってある豆は炒ってあるので間違えることはないと思いますが、「そういえばいただいた大豆があったわ」なんて場合は炒ってから豆まきをしてください^ ^
大豆を使わずに「落花生」で豆まきをする地域もあります。
東北から北では落花生を使うことが多いそうですね!
最近は、拾うのが楽だから他の地域でも落花生で豆まきをする人が増えていると聞きました。
昔は一家の主が豆まきをするものでしたが、今はそこにこだわる人はあまりいないでしょう。
年の数だけ食べるのは、節分の豆が「福豆」だからです。
「元気で過ごせるように体に福を取り入れる」という意味があります。
地域によって年の数だったり年の数+1つだったりしますが、どちらでもかまいません。
以前見かけたアンケートでは、数を気にしない人も半数くらいいらっしゃいました。
ちなみに、我が家は豆の数を気にせず食べています。
子供は節分の豆が好きだからたくさん食べますし、私は何十個も食べられないからです(・・;)
大事なことは「豆の数」ではなく、「元気で過ごせますように」と願いつつ、気をつけて1年を過ごすことですよね♪
私が小学生の頃の記憶では、父は神社と自宅で豆まきをしていました。
商売をしていたので厄払いなど気合いを入れていたのかもしれません。
「鬼はーそとぉーーーーーー!!!」
「福はーうちぃーーーーーー!!!」
どんだけ大きい声でするんだってくらいの声でした( ̄▽ ̄;)
子供心にかなり恥ずかしかったです・・・((+_+))
小さい子に豆を食べさせると危険です
消費者庁は、3歳頃までは「乾いた豆・ナッツ類は食べさせないように」との注意喚起をうながしています。
窒息の危険、小さな破片でも気管支炎や肺炎を起こすことがあるからです。
小さい子に豆は危険
3歳頃までの小さなお子さんには食べさせないでください。
また、3歳より上のお子さんでも誤嚥しないように注意が必要です。
節分におすすめの絵本&DVD
■あかたろうの1・2・3の3.4.5
3歳頃から楽しめる絵本です。
赤鬼のあかたろうが家に帰るとお母さんがいません。
あかたろうは「おかあさーん」とお部屋やお風呂場、トイレやお庭を探します。
おばあちゃんに電話すると、八百屋さんに行ったと教えてくれました。
あかたろうは八百屋さんに電話します。
お母さんが買ったものと行き先を教えてもらったあかたろう。
八百屋さん、魚屋さん、木の実屋さんに電話し終わった時、お母さんは帰ってきました。
お母さんと一緒に買ったものを数えます。
この絵本はイラストも素敵ですし、小さいお子さんが数を覚えるのにピッタリの絵本ですよ♪
■泣いた赤鬼
5歳くらいから小学生の子供が楽しめる絵本です。
人間と仲良くなりたい赤鬼。
心優しい鬼のうちです。
どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。
お茶も沸かしてございます。
立て札を立てて待っていたのに、人間は疑って遊びにきてくれません。
悲しんだ赤鬼は立て札を引っこ抜きました。
見かねた青鬼は、自分が悪者になって村で大暴れしているところを赤鬼が助けるという提案をします。
こうすれば、赤鬼は悪い鬼じゃないとわかってくれると思ったからです。
赤鬼は反対しましたが、青鬼に連れて行かれました。
それ以来、赤鬼は人間と仲良くすることができて楽しい日々を過ごします。
日が経った頃、赤鬼は青鬼を訪ねました。
青鬼の家の戸には張り紙がしてあります。
その張り紙には、「人間たちと仲良くして欲しいこと」「疑われるといけないから自分は旅に出ること」「赤鬼のことは友達でずっと忘れないこと」などが書いてありました。
何度も張り紙を読んだ赤鬼はしくしく泣きました。
青鬼の優しさに、大人が読んでも胸が苦しくなるお話です。
■フレンズもののけ島のナキ
大人も子供も思いっきり泣けるDVDです。
「泣いた赤鬼」を基にして作られています。
2011年に映画公開されて、娘と一緒に大号泣しながら見ました。
その後何度もDVDをレンタルしています。
泣きポイントがいっぱいあってかなり泣けます!
子供から大人まで楽しめる作品ですよ^ ^
由来を知ってもっと節分を楽しもう!
今回は、節分の由来や意味をお伝えしました。
以下がまとめになります。
- 節分は「立春」の前日
- 節分は季節が分かれること
- 節分の由来は「追儺」の厄払い
- 豆には「魔滅・魔目」など、厄払いの力がある
- 豆まきは大豆を炒ったものを使う
- 豆を食べて福を取り込む
- 小さい子(3歳頃)に豆は危険
豆まきをする節分は、子供が大好きな行事ですね♪
由来を知るともっと楽しむことができます(*^^)v
小さい子は新聞紙で作った豆で豆まきをするなど、安全に配慮してください。
節分で厄払いをして楽しい1年を過ごしましょう!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆☆