あなたはお盆の意味や由来を聞かれたら、ちゃんと答えることができますか?
「お盆はご先祖様が帰ってくるんだよ」
私は幼い頃、このように祖母に教えられました。
けれど、詳しい意味や由来は知らなかったんです(・・;)
私がちゃんと把握していないので、当然我が子もお盆の意味や由来を分かっていませんでした。
「ご先祖様に感謝の気持ちを持つ」
こういう気持ちを子供に持ってもらいたいけれど、普段なかなかこんな話をする機会はありませんよね。
お盆は、子供がご先祖様を身近に感じることができるいい機会です!
お子さんに分かりやすくお盆の意味や由来を説明してみませんか?
今回は、お盆の意味や由来について、子供にも分かりやすくお伝えしていきます♪
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お盆にはどんな意味があるの?
ご先祖様が帰ってきて一緒に過ごす
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]ねえママ、お盆って何のこと?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]お盆はご先祖様が帰って来てみんなで過ごす時だよ。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]いつ帰ってくるの?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]ほとんどの地域が8月13日から16日にお盆をするわ。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]帰ってくるって幽霊になって出てくるの?
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]ママはご先祖様の幽霊を見たことはないわ♪もしご先祖様の姿が見えても、あなたに会いたいから来てくれたっていうことなのよ^_^
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]じゃあ怖くない?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]もちろん怖くないよ。ママもあなたもご先祖様がいたから今こうしていられるの。ありがとうって気持ちを持って、お盆の間はご先祖様と一緒に過ごそうね♪[/speech_bubble]
私は初めて子供にお盆の話をした時、子供は怖がってしまいました(汗)
ご先祖様なのに幽霊とかおばけの感覚です(・・;)
会ったことのないご先祖様なので、ピンとこないのも仕方がありませんね。
お盆の間は「ご先祖様が帰って来てくれるから一緒に過ごそう」ということが伝わるようにしましょう!
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お盆の由来ってなんだろう?
親孝行の大切さを説いた教え
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]どうしてお盆をするようになったの?
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]お盆は、親孝行をすることの大切さを教えるお話がもとになっているのよ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]どんなお話?
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]お釈迦様の弟子の亡くなったお母さんが、餓鬼道(がきどう)という苦しい世界に逆さ吊りにされているのが見えたの。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]苦しいよね?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]そうよ。苦しいわ。だからどうやったら助けることができるのか、お釈迦様に相談したんだって。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]助けられる方法があったの?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]お釈迦様は、多くの修行僧達を助けることでお母さんも救われると教えてくれたそうよ。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]お母さんは助かったの?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]修行僧達が修行を終える7月15日に、たくさんごちそうをしてお母さんを助けることができたわ。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="男の子.jpg" name="男の子"]良かったね!人を助ける気持ちや親を想う気持ちが大切なんだ![/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="ママ.jpg" name="お母さん"]そうね。このことから、お盆にご先祖様を迎えて感謝をするようになったのよ。[/speech_bubble]
お盆は、正式には盂蘭盆会(うらんぼんえ)と言います。
盂蘭盆教の、親孝行をすることの大切さを説いたものがお盆の由来になっているんですね。
修行僧が修行を終える旧暦の7月15日が、今のお盆(8月15日頃)になっています。
では、お盆には一体どういうことをするのでしょうか?
お盆はどんなことをするの?
お墓参り
盆入りの8月13日(地域によっては7月13日)にお墓参りをしてご先祖様をお迎えにいきます。
ですが、最近は近くにお墓が無いという場合も多いので、お盆期間中に行ける時に行くというご家庭も多いですね。
大切なのは日にちではなく気持ちです。
お盆に行けない場合は、心の中でご先祖様を想い、手を合わせておきましょう。
迎え火
ご先祖様を迎え入れる「迎え火」。
8月13日(地域によっては7月13日)の夕方に行います。
焙烙(ほうろく)という素焼きの平らな土鍋を使っておがら(麻木)を燃やすのですが、最近は盆提灯で代用することも。
お供え物
盆棚を準備してお供え物をします。
砂糖で作られた盆菓子や、スイカなどの夏野菜、素麺などをお供えします。
きゅうりとナスに割り箸を刺した精霊馬も必要ですね。
お水やお線香も忘れないようにしましょう。
▼お盆のお供えの野菜の意味はこちらをどうぞ♪
お盆のお供えの野菜の意味!子供に分かりやすく教えよう!
▼お盆のお供え物の熨斗についてはこちらをどうぞ♪
お盆のお供えの熨斗の書き方!お菓子の種類や相場は?
送り火
ご先祖様を送り出す「送り火」。
8月16日(地域によっては7月16日)の夕方に行います。
迎え火と同様、最近は火を焚くご家庭は少ないのですが、形にこだわる必要はありません。
「また来年もお会いしましょう」という気持ちがあれば大丈夫ですよ。
ご先祖様に感謝しつつ、みんなで集まろう!
いかがでしたか?
今回は、お盆の意味や由来についてお伝えしました。
お盆について調べていると、子供の頃、祖母が毎年盆棚にきゅうりとナスの精霊馬を飾っていたことが思い出されます。
子供心にワクワクしたものです。
その祖母も亡くなり、今では盆棚が作られることはなくなりました。
私の子供は、お盆に盆棚を作ってきゅうりとナスをお供えすることを知りません。
私は実家が両家とも遠く、お盆に帰省できない時もあるので子供たちはお盆自体が身近にないんです。
私の中で、祖母と一緒に盆棚を飾った思い出は特別でした。
こういう経験を、子供達にもさせてやりたいなーと感じています。
わいわい賑やかなほうがご先祖様も嬉しいですよね♪
今年は、お盆の意味や由来を子供に伝えながらきゅうりやナスを飾ります。
あなたもお盆について、お子さんと色々お話してみませんか?
ご先祖様に感謝しつつ、みんなで集まるお盆にしましょう!