「それは刹那のできごとだった」
「刹那主義」
「刹那的な思考」
せつな・・・?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、「刹那」の
- 意味
- 刹那主義とは
- 類語
- 対義語
- 使い方
- 語源
- 漢字の意味
などをお伝えします!
「刹那とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「刹那」ってどんな意味?
出典:ベネッセ新修国語辞典
刹那(せつな)
- きわめて短い時間
- つかの間
- ほんのわずかな時間
- ひじょうに短い時間
- 一瞬
- 瞬間
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
「ほんのわずかな時間」が「刹那」です。
刹那主義とは?
出典:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
刹那主義(せつなしゅぎ)
- 現在の一瞬さえ楽しければよいという考え方
- 現在の快楽だけを追いもとめる主義
参考:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
「現在の一瞬さえ楽しければいい、現在の快楽だけを追いもとめる考え方」が「刹那主義」です。
「刹那」の類語は?
- 瞬間(しゅんかん:ひじょうに短い時間)
- つかの間(ほんのちょっとの時間)
- 一瞬(いっしゅん:まばたきするくらいの、わずかな時間)
- 瞬時(しゅんじ:ほんのわずかな時間)
- モーメント(瞬間)
「ほんのわずかな時間」などの意味を持つことばが「刹那」の類語です。
「刹那」の対義語は?
- 劫(こう:仏教で、非常に長い間)
- 永劫(えいごう:永遠・永久)
- 永遠(えいえん:時間が限りなくいつまでも続くこと)
- 永久(えいきゅう:時間が限りなくいつまでも続くこと)
「非常に長い間」「時間が限りなくいつまでも続く」などの意味を持つことばが「刹那」の対義語です。
「刹那」の使い方は?
- 刹那的な思考
- 衝突の刹那、頭が真っ白になった
- 刹那主義なので将来がどうとか気にしていません
- それはすれちがった刹那のできごとだった
「ほんのわずかな時間」「一瞬」「瞬間」を表すときに「刹那」を使いましょう!
「刹那」の語源は?
刹那の語源
- 仏教語で「時間の最小単位」を意味する
- 「ひじょうに短い時間を大切に生きよ」という教え
刹那の語源は仏教語で、「時間の最小単位」の意味があります。
また、「短い時間を大切に過ごしなさい」という教えとして用いられることばです。
まとめ:刹那の漢字について
今回は、「刹那」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
刹那(せつな)
意味
- きわめて短い時間
- 一瞬
- 瞬間
語源
- 仏教語で「時間の最小単位」を意味する
- 「ひじょうに短い時間を大切に生きよ」という教え
刹那主義とは
- 現在の一瞬さえ楽しければよいという考え方
漢字辞典で「刹」「那」を見てみます。
刹 サツ・セツ
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「かたな」と「サツ」を合わせた字
- 古代インドのことばを、漢字で表すために作られた字
意味
- てら・寺院(例:古刹・名刹)
- 短い時間(例:刹那)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「かたな」と「サツ」がなりたちです。
古代インドのことばを、漢字で表すために作られた字だったんですね。
2の「短い時間」が、「刹那」の意味につながっています。
那 ナ・(ダ)
出典:旺文社標準漢和辞典
なりたち
- 「くに」と「ゼン→ダ」を合わせて、もと国の名
- のちに、助字に用いる
意味
- 中国西方の異民族の国・今の四川省にあった
- なんぞ・いかん(例:那何)
- あの・かの
- どの
- 仏教などで「ナ」の音訳字として用いる(例:刹那)
参考:旺文社標準漢和辞典
5の、仏教などで「ナ」の音訳字として用いるというのが「刹那」につながっています。
とにかく、「刹那」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆