育児

息子が抜毛症に!原因や親の対応は?思春期に多いって知ってた?

 

「子供が自分の毛を抜く癖がある」

それはもしかしたら「抜毛症」かもしれません。

 

「抜毛症(トリコチロマニア)」は、髪の毛、まつ毛、眉毛、わき毛、ひげ、陰毛、手や足などの体毛を自分で抜いてしまう行為障害です。

 

無意識の場合もあれば、やめたくてもやめられない場合もあります。

たまに毛を抜いてしまうくらいでは抜毛症ではありません。

 

「繰り返し抜くことで体毛が無くなってしまった部分がある場合」が診断基準となります。

 

抜毛症

 

息子が小6の夏休みのことです。

 

「〇〇!眉毛がないじゃん!」

夫が驚いた顔で息子を見ていました。

 

片方の眉毛が半分なくなっていたんです。

 

「抜いたの?」

「うん」

「なんで?」

「勉強中の暇つぶしに」

 

勉強中に暇つぶしっておかしくない?と思いながらも、

「眉毛無いなんてヤンキーみたいでかっこ悪いからやめなさいよー」

と言ってその時はおさまっています。

 

前髪が眉毛にかかる長さの髪型なので、よーく見ないとわからない程度だったのが幸いでした。

 

その2ヶ月後、

「〇〇!頭がハゲてるじゃん!もしかして抜いてるの?」

息子の頭のてっぺんあたりがすこーし薄くなっていたんです。

 

人が見てすぐに気がつくほどではありませんでしたが、よく見ると薄くなっているのがわかりました。

 

私は息子が塾から帰宅してから、お風呂以外は寝るまでずっと一緒にいます。

髪の毛を抜いているのは見たことないけど、一体いつ抜いているんだろうと不思議に思いました。

 

「いつ抜いてるの?」

「塾で」

「なんで?」

「無意識に」

 

夏休みに眉毛を抜いていた時は塾の夏期講習でハードな時でした。

今も毎日遅くまで塾にいます。

 

「子供が毛を抜く原因はなんだろう・・・」

 

状況からしてなんとなく察しがつきそうでしたが、原因や対処法などが気になります。

 

調べてみると、毛を抜く「抜毛症」で悩んでいる人は思春期の子供に多いことがわかりました。

 

今回は、子供が毛を抜く癖「抜毛症」についてお伝えします。

 

「子供が毛を抜いて心配だわ」って思ってる方は一緒に考えてみませんか?

 

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子供が毛を抜く「抜毛症」の原因は?

毛
抜毛症は現時点で「これ!」といった原因は解明されていません

ここでは、「こうではないか」と言われていることをお伝えします。

 

気持ちを落ち着かせるため

 

子供が毛を抜く原因のひとつは「気持ちを落ち着かせるため」です。

 

子供が爪を噛んだり、小さい子が指しゃぶりをするのと同じで無意識のうちに毛を抜いてしまいます。

 

子供が毛を抜く時は、

  • 不安
  • 不満
  • ストレス
  • 緊張
  • イライラ

このような気持ちを抱えているのではないかと言われています。

 

なにか息詰まった時や考え事をしたくない時、料理や掃除をしていると気がまぎれるといった経験はありませんか?

 

気持ちを落ち着かせるために何かをする。

単調な作業は、頭を空っぽにしてくれるものです。

 

その何かが「毛を抜く」という方向になると、抜毛症のきっかけになります。

 

快感だから

 

単純に毛を抜くのが快感という場合もあります。

かさぶたをはぐのを楽しいと感じる子供は珍しくありませんが、その感覚と似ています。

 

白髪を抜く時の気持ちよさがそのまま抜毛症につながることも。

 

ちなみに、私はまつげを抜く癖があります。

癖というか、かゆいなと思ったら抜いてしまうんです。

 

きっかけは花粉症でした。

産後初めて花粉症になり、目がかゆい時にまつげを抜いたらスッキリしてそれからです。

 

「快感だから抜く」、私のまつげはこれに当てはまっています。

 

退屈だから

 

子供が毛を抜いてしまうと「何か重大なストレスを抱えているのでは?」と考えてしまいますよね。

ところが、特別な意味もなく「退屈だから」という理由で毛を抜いてしまうこともあるんですよ。

 

セロトニンの不足

 

最近注目されている抜毛症の原因はセロトニンの不足です。

 

セロトニンは神経伝達物質のひとつで、「幸せホルモン」と呼ばれるほどに私達の精神安定に深く関わっています。

 

セロトニンが不足すると、

  • 精神が不安定になる
  • 不眠

などの影響があり、うつ病にも関係すると言われています。

 

セロトニンが不足する原因は、

  • 太陽光を浴びない
  • 運動不足
  • セロトニンを生成する栄養素の不足

などがあり、セロトニン不足で不安定な精神状態になると、気持ちが楽になる抜毛行為をしてしまうようです。

.

子供が毛を抜くと親としては原因をあれこれ考えてしまいますよね。

 

「ストレスを溜めこんでいるのか」

「何か不安なことがあるのでは?」

「もっと早く気づいてやれば良かった」

 

親は自分を責めてしまう気持ちにもなります。

私自身、なんですぐに気づいてやれなかったのか自分を責めました。

 

最初に気づいたのが夫でしたから・・・。

私のほうがずっと長い時間一緒にいたのに、私は息子のなにを見ていたんだろうと。

 

仕事や家事、受験のことしか見ていなかったんじゃないか。

ただ一緒にいるだけで、わが子をちゃんと見てやれてなかったという自分の不甲斐なさ・・・。

 

 

あなたのお子さんはどういった原因が考えられますか?

 

私は息子が毛を抜く原因で思いついたのは受験のストレスです。

遊んだりゲームをしたりする時間がほとんどないので、以前からストレスがたまるんじゃないかと心配していました。

 

ところが、息子に勉強のストレスなのかと尋ねると

「そういうネガティブな感情じゃないわー」

と、笑っていたんです。

 

問題を解く時に無意識でやっているような気がすると言っていました。

考え込んでいる時に気持ちを落ち着かせようとしているのかもしれません。

 

けれども、気持ちを落ち着かせるために「毛を抜いてみよう」って誰もが思いつくことではないと思うんですよね。

 

抜毛症はどういったきっかけで発症してしまうのでしょうか?

 

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抜毛症のきっかけはどんなことがあるの?

疑問
抜毛症は、白髪や枝毛を抜いたり、痒くて掻いたりなどちょっとしたことがきっかけで発症することがあると言われています。

 

きっかけの中に「白髪を抜く」というのを見た時、ドキッとしてしまいました。

息子は小学校中学年頃から白髪があります。

 

本来は根元から切らないといけない白髪なのに私が抜いてやっていたんです。

「気持ちいいから白髪を抜いて」、と言ってくるほど白髪抜きが好きな息子。

 

「白髪を抜いたのが気持ちよかったから抜いているの?」と聞いてみましたが、「全然違う」と言ってました。

 

思春期に入ると親になんでもかんでも本心を伝えるわけでもないでしょうから、本当のことはわかりません。

本人でさえ毛を抜く理由がわかっていないことも考えられます。

.

抜毛症は身体集中反復行動症(BFRBD・body focuced repetitive behavioer disorders)の一種で、身体に対する繰り返し行動です。

 

身体集中反復行動症には爪噛みも含まれています。

抜毛症は、自らを傷つけようとする自傷行為ではないそうです。

 

爪噛みをする子供は多くても毛を抜く子供は少ないですよね。

では、抜毛症はどのような年齢層で発症しているのでしょうか?

 

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抜毛症の年齢層は?

学生

 

抜毛症の年齢層はこちらなります。

 

  • 小学校高学年から高校生くらいの思春期の子供が多い
  • 発症平均年齢は11歳
  • 第一子の子供が多い
  • 発症率は0.6%~3%
  • 女性は男性の約9倍
  • 男性は抜毛症を隠したがる傾向にあるので、実際の男性の割合はもっと多いのではと言われている

 

あなたのお子さんは何番目のお子さんですか?

 

うちの息子は第一子です。

思春期で第一子の子供に多いというデータに思いっきり当てはまっていました。

 

第一子は比較的神経質な子供が多いですよね。

神経質というか慎重というか・・・。

 

我慢をしたりするのも第一子の子供に多いと思います。

第二子が産まれた時点で、弟や妹に母親の時間をとられてしまいますから。

 

子供が毛を抜くと家庭環境がまずいのかしらと心配になりませんか?

次は抜毛症と家庭環境についてみてみましょう。

 

家庭環境は関係あるの?

家庭

 

抜毛症に家庭環境が関係しているのかどうかについてはどちらとも言えません。

 

専門家や経験者のかたの意見を見てみると様々な考え方があって、「無関係だ」という人もいれば「関係している」という人もいるのでケースバイケースだと思います。

 

家庭環境といっても色々あり、

  • 虐待
  • 厳しいしつけ
  • 親に自分の気持ちを言えない
  • 転校

など、色々なことが考えられます。

 

抜毛症を経験された人の中には、

「抜毛症は家庭環境が原因だという医者には困った。そんなことは全くないのに、そういうふうに思われると周りに抜毛症をカミングアウトしにくくなる」

このような意見もありました。

 

また、「子供が親に自分の気持ちを言えない」としても、家庭環境が悪いと決めつけはよくありません。

 

「親に心配をかけたくない」

このように考える子供はたくさんいます。

 

「悩みを言うのが恥ずかしい」

こういったこともあるでしょう。

 

小さい子ならともかく、思春期になるとなんでもかんでも親にさらけ出さなくなりますよね。

学校での人間関係、勉強や部活など、子供が抱えるストレスはたくさんあります。

 

そのストレスを家庭でうまく発散できない場合、「家庭環境も関係している」と言えるかもしれませんが、必ずしも「家庭環境が悪い」と結びつくものではありません。

 

ご自身に当てはめてみてください。

家にいるとすべてのストレスが解消され、悩み事が解決できますか?

 

「あー!家にいるとストレスが全て消えるわー!」

こういうかたは一握りだと思われます。

 

家庭が安らげる環境であり、なおかつ「発散できるなにか」「悩み事の解決の糸口」を見つけることが必要です。

 

では、子供が毛を抜いていることに気づいた時、親はどのように対処すればいいのでしょうか?

 

子供が抜毛していることに気づいたら親はどう対処する?

親

 

深刻にならないように接する

 

子供が毛を抜いていると気づいたら、できるだけ深刻にならないように接してあげてください。

 

「自分は悪いことをしている」

子供がこんなふうに感じると、親に隠してしまったり心を閉ざそうとする可能性があります。

 

私は息子が頭髪を抜いていると気づいた時は、

「今はまだ気づかれない程度だけどこれ以上ハゲたら卒業式まずいよー、パパと2世代に渡ってハゲだなんて笑えないじゃん 笑」

と、笑い話のように話しました。

 

夫は40代前半です。

ハゲというほどではないけれど、頭のてっぺんが若干薄くなり始めています。

 

「もうちょっとハゲたら植毛する!」

いつも冗談で言っているので(本気かも?)、夫のハゲにからめて深刻にならないように話しました。

 

「とんでもないことをしてる」

「ちょっとおかしいんじゃないの?」

など、子供が落ち込んでしまうような対応はさけたいですよね^ ^

 

頼れる先生に話しておく

 

私が次にとった行動は、学校の担任の先生と塾の先生に抜毛のことを話しておくことでした。

 

「もしも毛を抜いているのを見かけたら、気をそらすよう声をかけてやってください」

とても信頼できる先生なので、このようにお願いしました。

 

「毛を抜くのはやめなさい!」

などと直接子供に言ってしまう先生ならばお願いはしていません。

 

あなたのお子さんの担任の先生は信頼できますか?

信頼できる先生ならば、お話しておくといいかもしれませんよ。

 

抜毛しない環境作りをする

 

子供が毛を抜かない環境を作ることも必要です。

 

親ができる環境作りは、

  • 抜毛に関して気軽に話せる関係
  • 適度な監視

などがあります。

 

子供が毛を抜くことを気軽に相談できる環境は大切です。

 

隠すようになってしまうと重症化する可能性もあります。

また、無意識に毛を抜いてしまわないように適度な監視も効果的です。

 

いかにも監視してますという雰囲気はストレスになるので、「勉強する時はリビングで」など、できるだけ親が気を配れる環境がおすすめです。

 

セロトニンを増やす

 

抜毛の原因のひとつとして考えられているセロトニン不足を解消していきましょう。

 

セロトニンを増やす方法はこちらです。

 

■太陽の光を浴びる

 

セロトニンは太陽光を浴びると活発に分泌されます。

起床したらカーテンを開けて、太陽の光をたくさん浴びることができるようにしておきます。

 

■運動する

 

適度な運動は、通学や部活動で足りているかもしれませんね。

もしも足りないようでしたら一緒にウォーキングしてみてください。

コミュニケーションもとれて一石二鳥です!

 

■トリプトファンを摂取する

 

トリプトファンはセロトニンの生成に欠かせない栄養素です。

トリプトファンを多く含む食品は以下になります。

 

  • 肉類(牛・豚・鶏)
  • プロセスチーズ
  • ひまわりの種
  • アーモンド
  • 牛乳
  • 豆乳
  • ヨーグルト
  • 納豆
  • 赤身魚
  • すじこ
  • たらこ
  • パスタ
  • そば

 

サプリでトリプトファンを摂取するのも効果的です。

 

 

こちらの商品は、トリプトファンが働くために必要なビタミンB6も配合されています。

国産の原料と生産にこだわったサプリメントです。

 

 

たくさんの愛情表現をする

 

子供のストレスや不安、不満を解消してあげられる1番の薬は親の愛情です。

 

いくら無限の愛情を持っていても、表現しないと伝わらない場合もありますよね。

子供の成長とともにスキンシップは減りがちです。

 

「あなたの事が大好き」

態度や言葉でわかるように伝えることは大切だと思います。

 

「いってらっしゃい、元気で帰って来てね。待ってるよ」

こういった一言だけでも気持ちが伝わるはずです^ ^

 

病院を受診する

 

抜毛症はいつまで続くのかは予測できないと言われています。

毛を抜く行為がおさまりそうになければ、精神科や心療内科を受診するのもひとつの手段です。

 

「この病院は信頼できそうだな」と思えたら、お子さんと一緒に行ってあげてください^ ^

 

.

 

コロナ禍のストレスが原因で、抜毛症になったお子さんの記事がヤフーニュースにありました。

コメント欄に経験者のかたの声がたくさん集まっています。

 

解決のきっかけを見つけることができるかもしれませんので、いくつかご紹介させていただきます。

 

抜毛症経験者(またはその関係者)等の声

 

コロナで学校が休校になった間に、抜毛症になってしまわれたお子さんに関するニュースのコメント欄からの引用です。

 

私が眉毛やまつ毛抜きまくったりしたけど、親は気付かんかったわ、麻呂みたいになってたけど。

神経症?潔癖で手洗いばっかりして手が乾燥してサメみたいになったんも気付かんかったし、自分で解決するしかなかったけどね、やめなければ!って。

気付いて貰えるなら幸せだよ。

 

「気づいてもらえるなら幸せ」

この言葉にハッとしました。

 

ご自分を責めておられる親御さんも多いかと思います。

ですが、ご自身を責めることでお子さんまでもが自分を責めてしまう可能性も。

 

「気づいてあげられなくてごめんね」

などの声かけはいいかと思いますが、「これから一緒に解決していこう」という前向きな姿勢で接してあげることも必要かと思われます。

 

私も抜毛症でした。と言うより今まだ進行形…

止めたい!って思いつつも疲れやストレスがたまると抜いてしまってる。

大人になってからは目立たないように抜いてるけど、毛を抜いてると無心になれるのかも。

 

 

「無心になれる」ことで、つい抜毛してしまうという声は多いです。

「抜毛以外で無心になれる何か」、それを見つけて移行できたらと思います。

 

しばらくすると良くなりますよって、楽観は良くない。

爪噛んだり、髪を抜くって思ったより深刻な場合はある。心配なら精神科とかのカウンセリングは必要だよ。

この様な事って大人になってもなかなかやめられない人がたくさんいるそうだ。

精神科の先生がその様に話をしていたよ。

 

本人が一番「やめたい」と思っているはずです。

長期化を避けるためには、クリニックを受診するというのもひとつの手段かもしれません。

 

ただし、深刻な感じで「病院」を子供にすすめないほうがいいかなと個人的には思います。

「私って病気なの?」と、落ち込んでしまうかもしれないからです。

 

「ちょっと専門の先生に話を聞いてみない?」

「何か解決の糸口が見つけられるかもしれないよ」

 

専門のかたは経験もありますし、親子だけで悩むよりも解決の糸口が広がります。

 

自分も子供の頃は転校先のイジメ等の様々なストレスが原因で、爪を噛んだり髪の毛を抜いたりしていました。

ストレスの原因がなくなると、自然とそのような行動は消えていました。

このお子様も環境を整えて、ストレスの原因を取り除いてあげることによって改善があるのでは、と思います。

 

ストレスが原因の抜毛症の場合、原因であるストレスを取り除くことが大事ですね。

 

私も小学生の時、髪の毛を指にクルクルっと巻いて抜くクセがありました。

 

ある日、父に頭ハゲてるじゃないか!と言われ、ニンニクをすったものを毎日ぬられて登校してましたが誰にも気づかれず、すぐに生えてきました。今では、想い出です。

高校生の息子もコロナ自粛の間に10円ハゲが出来ましたが、ヨシヨシしてたら、すぐ生えました。

誰も悪くないし、お母さんも子供も頑張ってるんだと思います。ただ身体は正直だから、何かを発してるんでしょうね。

 

親子で一緒に解決しようという姿勢が大切なのかな、と感じました。

 

気付かないのかって思う人の気持ちもよくわかる。

でも、私自身が反省するべき立場として、本当に気づかなかったんだろうなと思いました。

コロナの影響で、一年生の一人息子を留守番させました。

本人は『全然平気、テレビ見られて楽しい』と言ってました。

でも、手の指の皮がボロボロになっていて、爪も短く噛まれていました。

痛々しくて、こんなになるまで気づかなかったか?と自責の念に襲われました。気づかなかったんですよね...。

私自身が、この記事の女の子のように、忙しい母の帰りを寒い玄関で待ちわびる子供でしたから、息子の強がりを真に受けていたわけではありません。

それでも気付くのが遅れました。

自分に経験がなく、他にも子供がいて、頼れる伴侶も居ないとなれば、気づかない母親がいても私は不思議ではありません。

心当たりのある方も、ない方も、髪の毛だけでなく、指も見てあげてください。

 

コメントに「親が気づかないなんて!」という声も多かった中、こちらの意見に救われました。

 

このかたのお子さんは抜毛ではなく「指の皮と爪」ですが、抜毛行為と根本は同じだと思います。

 

親は、気づかなかったことを悔やみますよね。

私もかなり自分を責めました。

いまでも、自分の不甲斐なさに落ち込む時があります。

 

「忙しいからって気づかないのはどうなの?」という声はもちろんありますし、当事者である親は自分自身が一番そう思っています。

 

忙しいから気づかなくても仕方ないなんて、当事者の親は思ったりしません。

「なんで気づいてやれなかったのか」と心底思いますよね。

 

もちろん、ネグレクト等で気にかけてない家庭もあるでしょう。

ですが、こちらを検索してたどりついたあなたはそうではありません。

 

わが子が心配だから、色々調べておられるのです。

 

子供を気にかけていたこちらのかたのように、「それでも気づけなかった」というかたはたくさんいらっしゃいます。

ご自身を責めても解決にはなりません。

 

私自身に言い聞かせていることですが、「これから一緒に解決していこう」「これからはもっと注意深く見守っていこう」「子供の心の声に敏感になろう」という前向きな気持ちが必要です。

 

反省すべきところは反省し、今後の生活に結びつけることが大事だと思っています。

 

ちょっと気を抜くと手が頭に行ってしまう。

毛を触っている時は手が集中してくれているせいか、頭がボーッと出来るというのかな。。頭を休ませたい時に自然に手が頭に行っているという感じ。
やっぱりストレスを感じた時期は頭頂部が剥げてきます。

幸い分け目変えると何とか隠れるのですが、十数年の付き合いです。

 

「頭を休ませたい時」「ボーッとしたい」という声もよく聞きます。

 

自分も幼い頃に抜毛のクセがあった。自分ではそれがストレスによるものという意識がまったくなく、ただのクセだと思っていたので親に話すこともなかった。

子供は自分にストレスが溜まっているという自覚がないから、なぜ話してくれないのかという質問は意味がない。

でもその後自然に治った。一時的なことも多いから、周りが過度に騒ぐのもよくない。難しいところだね。

 

一時的なことも多い、自然に治ったという声も多かったです。

 

うちの娘も数年前から頭頂部の毛を無意識に引っ張る癖があり、つむじ部分が500円玉くらいに剥げることがあります。

無意識なので、気がついたら注意したり、写真にとって本人に自覚させたり、帽子をかぶって触れないようにしたりしました。

ちょうどその頃、TV番組で、抜毛症で髪が生えなくなり丸坊主になった日本女性の話がやっていて、娘もこれはマズイと思ったようです。

それからは注意して今は生えそろいましたが、忘れた頃にまた頭を触りだします。

 

段々頭頂部の毛が触りすぎで縮れてきたので、娘の希望で縮毛矯正をかけ、半分をお小遣いから出させてからは触らなくなりました。

 

私の知人も、こちらの娘さんのように縮毛矯正をかけたらおさまったと言っていました。

「これが効果的!」というのはなかなか見つけられませんが、色々な方法を試してみたいので、経験者の意見は参考になりますね。

 

うちの娘も抜毛症で、メンタルクリニックに通い始めて1年経とうとしています。

原因は学校生活のストレスからくるものですが、多動性障害などのADDAもあるようだと投薬治療中です。

だいぶよくなり髪の毛も生えそろってきました。それに、学校も不登校にならず、日々を過ごしています。

今回こんなにも同じ症状で悩んでいる人がいるのだと、知ることができて良かったです。

 

メンタルクリニックを受診して、改善されたというかたもいらっしゃいます。

また、同じ悩みを抱えている人が多くいることを知ったり、経験者の話を聞いて救われることもあります。

 

なかなか人に言えないことですし、経験者にしかわからない気持ちってありますよね。

 

.

原因はひとそれそれで、「こうだからこうだ」という事はないのが現状です。

 

抜毛の原因がストレスなのか、落ち着きたいからなのか(これも根本はストレス発散なのでしょうが)、気持ちいいからなのか。

なにが原因かわかると、対処法が見つけやすいのかなと思いました。

 

育毛剤について

抜毛症,育毛剤

 

抜いてしまった髪をできるだけ早く生やすために、育毛剤はどうなのか。

気になりますよね。

 

市販の育毛剤は実際に効果があるのか、効果が出るのであればどのくらいから出始めるのかなどの調査結果を見てみます。

 

以下の調査結果は、こちら「育毛剤利用者500人にアンケート。育毛剤は実際に効果あるのか?【調査結果】」を参考にさせていただきました。

 

市販の育毛剤の効果は?

  • 効果があった:75.6%
  • 効果がなかった:24.4%

 

意外にも、効果があったという声が多いですね♪

意外といったら育毛剤を開発している会社に失礼ですが、こんなに効果があるとは思っていませんでした( ̄▽ ̄;)

 

では、効果を実感したのはいつ頃からなのか、多い順にみていきます。

 

効果を実感したのはいつ頃?

  • 3~4か月:31.0%
  • 0~2か月:19.4%
  • 5~6か月:14.3%
  • 7~8か月:5.8%
  • 9~10か月:1.8%
  • 1年以上:2.7%
  • 11~12か月:0.6%
  • 効果を実感していない:24.4%

 

一番多いのは3~4か月です。

全体の65%にあたる人が、半年以内での効果を実感しています。

半年は続けてみるのがいいということですね。

 

効果を実感しなかった人の62%は、半年以内で育毛剤の使用を中断したとの回答でした。

 

育毛剤を利用する場合は、すぐに結果が出ないのを理解しながら、半年は根気よく使ってみるのがよさそうです。

 

また、効果を感じていないと回答した人のうち、30%が半年以上使用したのにも関わらず効果を実感できなかったとのこと。

個人差はどうしてもありますね。

 

ちなみに、どの育毛剤が効果的だったかというと・・・

 

  1. スカルプD
  2. リアップ
  3. サクセス
  4. チャップアップ
  5. 柑気楼
  6. 資生堂アデノバイタルスカルプエッセンス

 

このような順でした。

上位3つは有名どころですね!

 

注意

リアップ、スカルプDなど、「20歳以上の男性に適しています」と記載されています。

子どもへの育毛剤使用は自己判断をせず、治療を考える場合は、皮膚科や頭髪外来などの専門家にご相談なさってください。

 

焦らず子供を支えましょう!

愛

 

今回は、子供が毛を抜く「抜毛症」の原因についてお伝えしました。

 

現在、息子は毛を抜くことをやめています。

これといって何かをしたわけではありませんが、「髪の毛と眉毛を抜いたら目立つ」というのを本人が自覚したのかもしれません。

 

もしかしたら見えないところの毛を抜いている可能性もありますし、今後また毛を抜いてしまうこともあるかもしれません。

 

抜毛症を理解しながら焦らずお子さんを支えていきましょう!

あなたとお子さんが、笑顔あふれる毎日を過ごせますように☆

 

追記

あれから数年、息子は高校生になりました。

 

中学受験も無事終わり、希望の学校に入学したにも関わらず毛を抜くという行為は継続しています。

眉毛や髪の毛を抜くのはしていませんが、腋毛と髭を抜くことに移行しました。

 

「癖」「無心になれる」と言っています。

腋毛はテレビを見ながら、髭は勉強しながら抜いていることが多いです。

 

友人の娘さんが抜毛症に悩み、縮毛矯正で改善されました。

衝動的に髪を抜きたくなることを自覚し、髪を触りたくなったら別の行動(ストレッチ)をするようにしていたそうです。

 

できるだけ抜かない環境にするよう、髪を結んだりもしていました。

結果、一番効果的だったのは縮毛矯正だったそうです。

 

原因によりますし、すぐに結果はでないこともあるかと思いますが、お子さんに合った改善策が見つかることを願っております。

 

抜毛症で悩んでおられるかたは思っているよりも多く、私自身、コメントなどをいただき「同じ悩みを抱えておられるかた」にかなり救われました。

感謝しています。

 

余談ですが、私には娘もおりまして、息子と娘のダブル思春期で混乱中です( ̄▽ ̄;)

息子は中高一貫なので高校入試はなかったものの、中学生の3年間はかなり悩みました。

 

何に対しても無気力だったんです。

幸いにも友達には恵まれて、友達がいるから学校に行くという生活でしたが勉強も部活も全くやる気なしで。

 

課題も提出しないから学校から頻繁に電話はかかってくるし、課題を提出するようになった現在でも電話の音はトラウマです(+_+)

 

色々な言葉をかけてみるものの、「わかってるよ」とかそんな感じでした。

 

息子と娘は自室を使わない子でして、ほとんどリビングにいるので反抗期ながらも親子の会話はあるほうだと思います。

 

「自室を使うように仕向けるか」

「強制的にゲームをとりあげるか」

「本人が気づくまで見守るか」

 

などなど、色々考えて日々過ぎてしまいました。

 

なにがきっかけかわからないけど、高校に進学してから(同じ学校ですが)無気力はなくなっています。

 

抜毛症と全然関係のない話ですみません。

 

なにが言いたいかというと、

「子供に関する悩みはすぐに解決できるとは限らない」

「長期戦になる可能性は多いにあると考えて、焦らず気長に寄り添う」

「きっかけは不明だけど、解決することもある」

です。

 

すぐに解決できればいいのですが、そうでないことが多いですよね。

焦らずというのはなかなか難しいですが、焦ると見えにくいものもあると思います。

 

現在まだ見守り中で葛藤している最中です。

子育ては一筋縄ではいきませんね( ̄▽ ̄;)

 

抜毛症で悩んでいる人はたくさんいます。

一人で抱え込まずに、仲間はいっぱいいるんだと思ってください。

 

あなたとお子さんの笑顔が、少しずつ増えていきますように・・・☆

 

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