「蓼食う虫も好き好きの“たで”ってなんのこと?」
「蓼を食べるのはどんな虫?」
わりと耳にすることわざですが、「蓼(たで)」がなんなのかわかりません(^^;
今回は、
- 蓼食う虫も好き好きの「たで」とは
- どんな虫が蓼を食べるのか
- 「蓼食う虫も好き好き」とは(意味・類語・対義語)
など、蓼食う虫も好き好きについてお伝えします。
「蓼(たで)とは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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蓼食う虫も好き好きの「たで」とは
蓼食う虫も好き好きの「蓼(たで)」は、茎や葉が辛いタデ科の植物のことです。
- タデ科の植物の総称
- 特に、ヤナギタデのこと
- 茎や葉はからい
参考:現代標準国語辞典
タデ科の植物の中でも、特にヤナギタデのことをいうとのこと。
お刺身のつまで見たことありますね!
あれが、蓼食う虫も好き好きの「たで」だったとは(*^^*)
河川敷などに普通に生えてるそうですよ。
機会があったら探してみてください♪
蓼(たで)を食べるのはどんな虫?
蓼を好んで食べる虫は、蓼虫(リョウチュウ・タデムシ)と呼ばれる、ホタルハムシなどの甲虫です。
出典:柏の宮公園の虫たちへ
ホタルハムシという名前だけあって、蛍に似てますね( ̄▽ ̄;)
イチゴや野菜などの葉を食べるので、害虫として駆除されることもあるそうです。
「蓼食う虫も好き好き」とは
■意味
- たでの葉は辛いが、その辛い葉を好んで食べる虫もいるように、人の好みはさまざまで、一概には推し量れないというたとえ
- すべての人が同じ好みを持つとはかぎらないということ
- 他人の悪趣味を評していうことが多い
【用例】
たで食う虫も好き好きといが、よくあいつに彼女ができたもんだ。
参考:ポケット版ことわざ辞典
変わってる趣味などに対して使うことわざだと思ってましたが、人の悪趣味を評する時に使うことわざだったんですね。
「あんな辛い葉っぱをよく食べる気になるよね~」という感じでしょうか(・_・;)
■類語(似てる意味の言葉)
- 十人十色(人によって好みや考えなどがめいめい違うこと)
- 三者三様(やり方や考え方などが、人によって違うこと)
- 千差万別(多くの種類があり、それぞれみな違っていること)
- 人それぞれ
- There is no accounting for taste.(人の好みは説明できない)
「十人十色」という言葉で私が真っ先に思い浮かべるのは、大江千里さんの歌です。
当時中学生だった姉の影響で、小学生の私もかなり聴いてました。
ピュアでまっすぐな想いを伝えるとっても素敵な曲なんですよ(*^^*)
ぜんぜん関係ない話でしたね( ̄▽ ̄;)
よかったら聴いてみてください♪
■対義語
「蓼食う虫も好き好き」の対義語は、熊野松風は米の飯(ゆやまつかぜはこめのめし)です。
■熊野松風は米の飯(ゆやまつかぜはこめのめし)
- 能の「熊野」と「松風」は、米の飯のようにだれにも好まれる名曲であるということ
「蓼食う虫も・・・」のように「普通は敬遠しがちだけど、好む人もいる」のではなく、「誰にでも好かれる」ことを表しています。
まとめ
今回は、蓼食う虫も好き好きについてお伝えしました。
以下がまとめになります。
■蓼(たで)とは
- タデ科の植物の総称
- 特に、ヤナギタデのこと
- 茎や葉はからい
■蓼を食べる虫
- 蓼虫(リョウチュウ・タデムシ)と呼ばれる、ホタルハムシなどの甲虫
■蓼食う虫も好き好きの意味
- たでの葉は辛いが、その辛い葉を好んで食べる虫もいるように、人の好みはさまざまで、一概には推し量れないというたとえ
- すべての人が同じ好みを持つとはかぎらないということ
- 他人の悪趣味を評していうことが多い
「私、こういうの好きなんだよね~」
「へえ、蓼食う虫も好き好きだね」
こういう使い方はダメですよ。
「あなた悪趣味ね」って言ってるとの同じです( ̄▽ ̄;)
使うときは慎重にいきましょう!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆