「腐心する」
「腐心した」
ふしん・・・?
腐った(くさった)心?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、
- 「腐心」の意味
- 「腐心」の語源
- 「腐心」の類語
- 「腐心」の例文
などをお伝えします!
「腐心とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「腐心」ってどんな意味?
「腐心」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
腐心(ふしん)
- あることを成し遂げようとして、いろいろと心をくだき努力をすること
- 目的のために、いろいろと苦心すること
※苦心:物事を成功させるために、いろいろ苦労して考えること
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
あることを成し遂げようとして、いろいろ苦労して考え努力することが「腐心」です。
「腐る」と「心」という漢字なのに、どうしてこのような意味になったのでしょうか?
「腐心」の語源は?
腐心の語源はこちらになります。
腐心・語源
- 腐という漢字に、「いためる」「頭をなやます」という意味がある
漢字辞典を見てみます。
腐 フ・くさ(る)・くさ(れる)・くさ(らす)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「にく」と「くずれる」を合わせた字
- 肉がくずれて「くさる」という意味を表す
意味
- くさる(例:腐食・腐敗)
- ふるい・ふるくさい・役に立たなくなる(例:陳腐)
- いためる・頭をなやます(例:腐心)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
3の「いためる・頭をなやます」が、「腐心」の意味につながっています。
心をいためて頭を悩ます、そんな苦悩が伝わってきますね。
「腐心」の類語は?
腐心の類語はこちらになります。
- 苦心(くしん:物事を成功させるために、いろいろ苦労して考えること)
- 苦慮(くりょ:ことの成り行きを心配し、さまざまに考えること)
- 苦労(くろう:体や心を使って苦しい思いをすること)
- 四苦八苦(しくはっく:うまくいかなくて、ひじょうに苦しむこと)
- 努力(どりょく:ある目的を成し遂げるため、一生懸命に励むこと)
- 尽力(じんりょく:けんめいに努力すること)
- 奮闘(ふんとう:力いっぱいたたかうこと・一生懸命がんばること)
- 粉骨砕身(ふんこつさいしん:一生懸命努力すること)
「苦労して考え一生懸命努力する」などの意味を持つことばが『腐心』の類語です。
「腐心」の例文は?
腐心の例文はこちらになります。
- 会社の再建に腐心する
- 大会を開催するために腐心した
- 国民の安生活を守るために腐心する
- 問題の解決に腐心した
うまくいくように、いろいろと頭をなやませ努力する(した)時に「腐心」を使いましょう!
まとめ
今回は、「腐心」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
腐心(ふしん)
意味
- あることを成し遂げようとして、いろいろと心をくだき努力をすること
- 目的のために、いろいろと苦心すること
語源
- 腐という漢字に、「いためる」「頭をなやます」という意味がある
腐った心という漢字から、マイナスの意味だと思ってました。
「心をいため頭を悩ませて、苦しみながらも一生懸命努力する」
もし望む結果にならなくても、腐心したことは未来の自分に繋がることと思います(*''▽'')
とにかく、「腐心」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆