「しがらみから解放される」
「しがらみが多い」
しがらみ・・・?
どういう意味なのでしょうか?
漢字も気になります。
今回は、「しがらみ」の
- 意味
- 語源
- 古語
- 漢字
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「しがらみとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「しがらみ」ってどんな意味?
出典:現代標準国語辞典
しがらみ(柵)
- 心にまつわりついて、その人の行動をじゃまするもの
- まつわりついてはなれないもののたとえ
- まとわりついてはなれない状態やもの
- 水の流れをせきとめるために、くいを並べて竹や木の枝をからめたもの
- 水の流れをせきとめるため打ち並べたくいに、竹や木の皮を横にからみつかせたもの
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
「心にまつわりついて、その人の行動をじゃまするもの」「まとわりついてはなれない状態やもの」が「しがらみ」です。
「しがらみ」の語源は?
出典:三省堂国語辞典
しがらみの語源
- 水の流れをせきとめるために、くいを並べて竹や木の枝をからめたものを柵(しがらみ)ということから
柵(しがらみ)は、「くいを打ちならべ、これに竹や木を横にゆわえつけて水の流れをとめる設備」という意味があります。
そこから、「まとわりついて邪魔をする」「まとわりついてはなれない」という意味に使われるようになりました。
古語の「しがらみ」は?
出典:旺文社古語辞典
しがらみ・古語
- 川の中に杭をうちわたし、それに柴や竹などを結びつけて、水流をせきとめるもの
- 物事・人をとどめるもの
参考:旺文社古語辞典
古語の「しがらみ」の意味は、「川の中に杭をうちわたし、それに柴や竹などを結びつけて、水流をせきとめるもの」「物事・人をとどめるもの」です。
「しがらみ」の漢字について
「しがらみ」の漢字は「柵」です。
漢字辞典で「柵」を見てみます。
柵 サク
出典:旺文社標準漢和辞典
なりたち
- 「木」と「冊・木を並べる」を合わせて、木を並べて作ったかこいの意を表す
意味
- やらい・木や竹などを組んでつくった囲い・さく
- とりで
- しがらみ・水中にたてたくいに木や竹を結びつけて流れをせきとめるもの
参考:旺文社標準漢和辞典
読みは「サク」で、しがらみという読みはありません。
国語辞典には「しがらみ(柵)」と載っていたのになぜでしょうか?
出典:現代標準国語辞典
「常用漢字だが、その読みがみとめられていない漢字」とのことでした。
「しがらみ」を漢字にすると、「さく」のほうを思い浮かべるかたが多いと思います。
「心にまとわりついてはなれないもの」の「しがらみ」は、平仮名のほうがわかりやすいですね。
「しがらみ」の類語は?
出典:ベネッセ新修国語辞典
- 束縛(そくばく:制限を加えて、人の行動の自由をうばうこと)
- 腐れ縁(はなれようとしてもはなれられない、好ましくない関係)
「その人の行動をじゃまするもの」「断ちがたい関係」などの意味を持つことばが「しがらみ」の類語です。
「しがらみ」の使い方は?
- 義理と人情のしがらみに助けられることもある
- やっとしがらみから解放された
- 誰しも何かしらのしがらみはあるだろう
- 伝統やしがらみに縛られることのない、新しい発想
「まとわりついてはなれないもの」を表すときに「しがらみ」を使いましょう!
しがらみ:まとめ
今回は、「しがらみ」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
しがらみ
- 心にまつわりついて、その人の行動をじゃまするもの
- まつわりついてはなれないもののたとえ
- まとわりついてはなれない状態やもの
- 水の流れをせきとめるために、くいを並べて竹や木の枝をからめたもの
- 水の流れをせきとめるため打ち並べたくいに、竹や木の皮を横にからみつかせたもの
「世間のしがらみ」、交友関係やコミュニティなどから解放されたいときってありますよね(・・;)
なんのしがらみもない状態になってみたいものです。
とにかく、「しがらみ」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆