「そもそも」ということばが苦手だと言っていた人がいました。
「そもそも」って悪い意味のことばじゃないですよね。
どういう意味なのでしょうか?
「そもそも」が口癖の人の心理や印象は?
今回は、
- 「そもそも」の意味
- 「そもそも」の使い方・例文
- 「そもそも」の類語
- 「そもそも」が口癖の人の心理
- 「そもそも」が与える印象
などをお伝えします!
「そもそもとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「そもそも」とはどんな意味?
「そもそも」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
抑も(そもそも)
名詞
- できごとのいちばん初めの事情や状態
- 物事のはじめ・最初
副詞
- ものごとの初めがそうであることをあらわす
- はじめから・もともと
接続詞
- あらまって話し始めるときに使うことば
- いったい・さて
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
名詞と副詞と接続詞でそれぞれ意味が違いますね。
「そもそも」の使い方・例文は?
「そもそも」の使い方・例文はこちらになります。
名詞の「そもそも」
名詞のの「そもそも」は、できごとのいちばん初めの事情や状態です。
- 二人が出会ったそもそものきっかけは
- むちゃな計画がそもそもの失敗だった
副詞の「そもそも」
副詞の「そもそも」は、はじめから・もともとの意味で、ものごとの初めがそうであることをあらわします。
- この考え方には、そもそも疑問な点が多かった
- それがそもそもおかしい
- 油断したのが、そもそもいけなかった
接続詞の「そもそも」
接続詞の「そもそも」は、いったい・さてなど、あらたまって話し始める時のことばです。
- そもそも人生とはなんなのか
- そもそもなぜ勉強するのか
- そもそも学問というものは
「物事のはじめ・最初」「はじめから・もともと」「あらたまって話しはじめる時」に『そもそも』を使いましょう!
「そもそも」の類語は?
「そもそも」の類語はこちらになります。
物事の起こり・根本
- もともと(はじめから・元来)
- 元来(がんらい:はじめから・もともと)
- 端から(はなから:初めから・最初から)
- 当初(とうしょ:物事のいちばんはじめ・最初)
- 本来(ほんらい:もともとそうであること)
- 元は(もと:物事のはじめ)
- 最初から
物事の基本部分から一定の性質がある
- 根本から(こんぽん:物事を成り立たせているおおもと・土台)
- 基本から(きほん:物事のもとになる、よりどころ)
- 基礎から(きそ:物事を成り立たせているおおもと)
- 基本的に(きほんてき:物事の、いちばんもとになっているようす)
- 本質的に(ほんしつてき:物事の根本にかかわっていて、重要であるようす)
あらためて話す・文頭など
- 一体(いったい:だいたい)
「そもそも君の態度はよくない」
「一体に君の態度はよくない」
出典:現代標準国語辞典
「一体」は、「一体に」の形で使うそうです(*''▽'')
「そもそも」が口癖の人の心理は?
「そもそも」が口癖の人の心理は、以下があげられます。
- 理論的に話そうとしている
- 原理や原則を重んじる
道筋を立てて理解してもらおうとする、原理(基本の法則)を大切にするなどの心理があるようです。
「そもそも」があたえる印象は?
「そもそも」が与える印象はこちらになります。
- 話しが理論的でわかりやすい
- 否定された
- 理屈っぽい
的確な説明をしながら「そもそもこれはこういうことです」と使えば「わかりやすい」となりますし、「そもそも、それは合ってるの?」などと使うと、「否定された」となります。
使う場面や口調で印象が変わる言葉です。
まとめ
今回は、「そもそも」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
抑も(そもそも)
- 物事のはじめ・最初
- はじめから・もともと
- いったい・さて
古語時辞典で「そも」を見てみました。
そも
出典:旺文社古語辞典
今まで述べた所を漠然と受け、次を説き起こす語。
多くは文のはじめに用いる。
- そもそも
- それにしても
- さて
- いったいぜんたい
参考:旺文社古語辞典
「そもそも」ということばが口癖の人を、苦手だと感じる人もいるようです。
悪い意味を持つ言葉ではありませんが、「理屈っぽい」「否定された」と感じさせないように使いたいですね(*''▽'')
とにかく、「そもそも」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆