「こき使われて疲れた」
「さんざんこき使われた」
こき使う・・・?
どういう意味なのでしょうか?
「こき」とは?
語源も気になります。
今回は、「こき使う」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
- 漢字について
などをお伝えします!
「こき使うの"こき"とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「こき使う」ってどんな意味?
出典:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
こき使う(扱き使う)
- 休むひまもないほどひどく働かせる
- ひどいあつかいで使う
- 気がねせずに使いまわす
- 相手がくたくたになるまで、人を休みなく使う
- 次々に仕事をさせて、あらっぽく使う
- 酷使する
参考:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典・現代標準国語辞典
「休むひまもないほどひどく働かせる」「ひどいあつかいで使う」のが「こき使う」です。
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「こき」って?「こき使う」の語源は?
こき使うの「こき」は、「扱く」です。
扱く
出典:三省堂国語辞典
- かきおとす・むしり取る
- 間に(はさんで/通して)引く・しごく
参考:三省堂国語辞典
「扱く」は、「かき落とす」「むしり取る」という意味があります。
稲を扱く(もみを落とす)などの「扱く」です。
無理矢理むしり取ることが、「ひどいあつかいで使う」の意味につながったのではないかと言われています。
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「こき使う」の類語は?
- 酷使する(こくし:こき使うこと・ひどく使って疲れさせること)
- 馬車馬のように働かせる(ばしゃうま:わき目もふらず、ひたすらものごとを行うことのたとえ)
- 過重労働させる
- 奴隷のようにあつかう
「ひどく使う」などの意味を持つことばが「こき使う」の類語です。
「こき使う」の使い方は?
- 安い賃金でこき使われる
- 使用人をこき使う
- 上司にこき使われて毎日へとへと
「こき使う」よりも、「こき使われる」という使い方をする場面が多いかもしれません。
まとめ:扱き使うの漢字について
今回は、「こき使う」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
こき使う(扱き使う)
意味
- 休むひまもないほどひどく働かせる
- ひどいあつかいで使う
- 気がねせずに使いまわす
- 相手がくたくたになるまで、人を休みなく使う
- 次々に仕事をさせて、あらっぽく使う
- 酷使する
語源
- 扱く:かきおとす・むしり取る・間に(はさんで/通して)引く・しごく
漢字辞典で「扱」を見てみます。
扱 ソウ(サフ)・あつか(う)
出典:旺文社標準漢和辞典
なりたち
- 「手」と「及」を合わせて、手がとどく意を表す
- のちに、さしはさむ、おさめる意に用いる
意味
- おさめる・おさめ入れる
- さしはさむ
国語
- あつかう・とりあつかう・あつかい
- こく・しごく(例:稲を扱く)
参考:旺文社標準漢和辞典
とにかく、「こき使う」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆