「あんまり好きじゃない」
「あまり好きじゃない」
「あんまり」「あまり」?
違いや意味が気になります。
今回は、
- 「あんまり」「あまり」の意味
- 違い
- 使い方
などをお伝えします!
「あんまりとあまりの違いは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「あんまり」と「あまり」の意味は?
「あんまり」の意味
出典:チャレンジ小学国語辞典
あんまり
- たいへん(例:あんまり雨が強いので前がよく見えない)
- それほど(例:あんまりおいしくない)
- 度をこしてひどいようす(例:先に行ってしまうなんてあんまりだ)
※2は、あとに「ない」などのことばがくる
※「あまり」を強めた言い方
参考:チャレンジ小学国語辞典
「それほどって?」
それほどは、「思ったほど」とうい意味があります。
それほど
出典:チャレンジ小学国語辞典
- そんなに(例:それほど有名な人だったのか)
- 思ったほど(例:今日はそれほど寒くない)
※:2は、あとに「ない」などのことばがくる
「あんまり(とても)雨が強くてワイパーがきかない」
「あんまり(それほど)好きじゃないな」
「それはあんまり(度をこしてひどい)だよ!」
「たいへん(とても)・それほど(思ったほど)・度をこしてひどい」のが『あんまり』です。
「あまり」の意味
出典:チャレンジ小学国語辞典
あまり(余り)
- 残り・余分
- 割り算で、割り切れないで残った数
- 程度をこえるようす(例:暑さのあまり仕事も手につかない)
- たいへん(例:あまりおいしいので、つい食べすぎた)
- それほど(例:あまりおもしろくない)
- ひどく度をこしているようす(例:あまりな値段)
- (数を表すことばのあとにつけて)それより少し多いことを表す(例:十日余りの)
※5はあとに「ない」などのことばがくる
※3~6はふつうかな書きにする
※4~6は「あんまり」ともいう
参考:チャレンジ小学国語辞典
いっぱいありますね( ̄▽ ̄;)
「残りや割り切れない数」と「それより少し多いことを表す」は置いといて、それ以外の意味を見ていきます。
ふつう「かな書き」で、4~6は「あんまり」ともいうとありますね。
「たいへん(とても)・それほど(思ったほど)・ひどく度をこしているようす」は、「あまり」も「あんまり」も同じ意味です。
3の「程度をこえるようす」が「あんまり」と「あまり」の違いになりそうです。
「あんまり」と「あまり」の違いは?
「あんまり」と「あまり」の違いはこちらになります。
「あんまり」と「あまり」の違い
- 「たいへん(とても)・それほど(思ったほど)・ひどく度をこしているようす」という意味は同じだが、ものごとの度合が強すぎてそのことが起こることは「~のあまり」
出典:ベネッセ新修国語辞典
「余分」「割り算で割り切れず残った数」「それよりも少し多いことを表す」という違いは明らかにわかるので、省きます。
三と四は「あんまり」ともいうとありますね。
それをふまえて考えると、「あんまり」と「あまり」の違いは、一の2の(「・・・の余り」の形で)ものごとの度合が強すぎるために、そのことが起こること・その結果です。
「うれしさのあまり飛び上がる」
「暑さのあまり仕事も手につかない」
「緊張のあまりありえないミスをしてしまった」
など、ものごとの度合が強すぎて、そのことが起こることやその結果の場合は「~のあまり」を使います。
「余分」などをのぞいたら、ふだん使う「あんまり」「あまり」はほとんど同じ意味ですね♪
「あんまり」と「あまり」の使い方は?
「あんまり」と「あまり」の使い方はこちらになります。
たいへん(とても)の意味
- あんまり風が強くてコートが飛びそうだったよ
- あまりおいしいのですぐに次の予約も入れました
それほど(思ったほど)の意味
- あんまりおいしくなかったね
- あまり面白いと思わなかったな
ひどく度をこしているようすの意味
- その断り方はあんまりなんじゃないの?
- あまりの態度に呆れてものが言えなかった
程度をこえるようす
- 驚きのあまり言葉を失った
「それほど」の意味で使う時は、あとに「ない」などの打消しのことばがきます。
まとめ
今回は、「あんまり」と「あまり」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
あんまり・あまり
- 「たいへん(とても)・それほど(思ったほど)・ひどく度をこしているようす」という意味は同じ
- 「あまり」にあって「あんまり」にないのは、「余分」「割り算で割り切れず残った数」「それよりも少し多いことを表す」「ものごとの度合が強すぎるために、そのことが起こること・(~のあまり)」
「あんまり」と「あまり」、ほとんど同じ意味でした♪
「あまりにも~」ということばもありますよね。
あまりに(余りに)
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 思った以上に
- ふつうよりずっとひどく
※「あまりにも」ともいう
「被害の状況はあまりにひどい」「あまりにもかわいそうだ」などと使います。
とにかく、「あんまり」と「あまり」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように