「老婆心ながら・・・」
ろうばしん?
どういう意味なのでしょうか?
男性は使えるのかな?
今回は、
- 「老婆心」の意味
- 語源
- 類語
- 使い方・男性も使えるのか
などをお伝えします!
「老婆心とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「老婆心」ってどんな意味?
老婆心の意味はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞
老婆心(ろうばしん)
- 必要以上に、あれこれと世話を焼くこと
- よけいな心配をして、必要以上に世話を焼くこと
参考:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞
よけいな心配をして、必要以上に世話を焼くことが「老婆心」です。
お節介というのがしっくりくるかもしれません♪
「老婆」は年をとった女性のことです。
どうして、「老婆」+「心」が必要以上の世話焼きにつながったのでしょうか・・・?
「老婆心」の語源は?
老婆心の語源はこちらになります。
老婆心の語源
- 仏教語の「老婆心切」
- 年をとった女性が子や孫を慈しみ世話をするように、師が修行者に丁寧に教え導くことから
「心切」って「親切」じゃないの?
「老婆心切」の「切」には、「ひたすら・しきりに」という意味があります。
出典:チャレンジ小学漢字辞典
年をとった女性がしきりに子や孫の世話を焼く。
時にはお節介になることもあるけれど、子や孫を慈しむ気持ちがそこにあります。
このような慈愛の気持ちを持ちながら、親身になって弟子を導くという仏教の教えが「老婆心」の語源です。
「老婆心」の類語は?
老婆心の類語はこちらになります。
- 余計なお世話
- 大きなお世話
- 差し出がましい(出しゃばっていて、余計なことをするようす)
- 押しつけがましい(相手の気持ちにおかまいなく、物事を無理に人に押し付けるようす)
- お節介(余計な世話を焼くこと)
「必要以上にあれこれ余計な世話を焼く」などの意味を持つ言葉が『老婆心』の類語です。
「老婆心」の使い方は?男性も使えるの?
老婆心の使い方はこちらになります。
- 老婆心ながら言わせていただきますと、その件に関わらないほうがいいと思いますよ
- このままではよくない方向にいくと思います、老婆心ながら忠告します
- 老婆心かもしれないけれど、それはやめておいたほうがいいんじゃないかな
- 老婆心ながら、これだけは言わせてください
「老婆」は女性ですが、余計な世話を焼くことをたとえた言葉なので、男性も「老婆心」を使っても問題ありません。
出典:三省堂国語辞典
- 必要以上の心づかい
- へりくだった言い方・男性も使う
参考:三省堂国語辞典
「老婆心」はへりくだった(自分を低めて相手をうやまう・けんそん)言い方で、「老婆心ながら」と使われることが多いです。
「老婆心ながら」は、「おこがましいですが」「差し出がましいようですが」などと言い換えることができます。
※おこがましい:でしゃばっていて、生意気である・差し出がましい
「余計なことかもしれませんが・・・」という気持ちがある時に使いましょう!
まとめ
今回は、「老婆心」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
老婆心(ろうばしん)
意味
- 必要以上に、あれこれと世話を焼くこと
- よけいな心配をして、必要以上に世話を焼くこと
使い方
- へりくだった言い方・男性も使う
「老婆心ながら言うけど」
こういうふうに言われたら、なんだか身構えてしまいませんか?
「余計なお世話だとわかっているなら言わないで」
って思ってしまいそうです( ̄▽ ̄;)
苦手な人に言われたら、「余計なお世話」だと感じるし、好印象の人に言われたら「ありがたい」と感じるかもしれませんね。
とにかく、「老婆心」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆