「“あばたもえくぼ”の“あばた”ってなんのこと?」
「んーっと、ぶつぶつだっけ?」
「あばた」って???
「あばた」を辞書で引いてみることにしました。
今回は、
- 「あばたもえくぼ」の「あばた」の意味
- 「あばたもえくぼ」の意味
- 「あばたもえくぼ」の使い方
- 「あばたもえくぼ」の類語
- 「あばたもえくぼ」の反対の言葉
など、あばたもえくぼについてお伝えします!
「あばたとは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
スポンサーリンク
「あばたもえくぼ」の「あばた」の意味
参考:チャレンジ小学国語辞典
■痘痕(あばた)
- 天然痘(てんねんとう)にかかって治ったあと、皮膚に残るでこぼこしたあと
ぶつぶつのことじゃなかったんですね( ̄▽ ̄;)
治ったあとのでこぼこした“あと”が「あばた」です。
天然痘ってなんでしょう?
これも調べてみます。
参考:チャレンジ小学国語辞典
■天然痘(てんねんとう)
- ウイルスによって起こる感染症の一つ
- 高い熱が出て、体にうみを持った小さなぶつぶつができ、治ってもあとが残る
- 「ほうそう」ともいう
天然痘は、人類が唯一撲滅できた感染症だそうですよ。
では、「あばたもえくぼ」の意味も見てみましょう。
「あばたもえくぼ」の意味
参考:ポケット版 ことわざ辞典
■痘痕も靨(あばたもえくぼ)
人を好きになると相手のあばたもえくぼのようにかわいらしく見える
ひいき目で見ると、欠点も長所に見えるものだということ
でこぼこした「あばた」が可愛い「えくぼ」に見える。
恋愛の多くはそういうものですね(*^^*)
「あばたもえくぼ」の使い方
「あばたもえくぼ」を使った例文です。
- 彼氏のことを「イケメン」と言っていたが、あばたもえくぼだと思った
- 恋する人はみんな「あばたもえくぼ」で好きになるんだよ
- あれを長所と言えるとは、まさにあばたもえくぼだね
「あばたもえくぼ」の類語
「あばたもえくぼ」の類語(似たような言葉)はこちらになります。
■愛してその醜(しゅう)を忘る
本気で惚れこむと相手のよい点ばかりが目につき、悪いところがわからなくなる。
しまいには悪い所も良く見えてくるということ。
■禿が三年目に付かぬ
好きになった相手に禿があっても、三年も気付かずに過ごす。
好きになったら相手の欠点は目に入らないことのたとえ。
■惚れた欲目
相手に惚れこんでしまうと相手の欠点は目につかず、いいところばかりが見えてしまうということ。
相手を実際以上に良く思ってしまうこと。
■面面の楊貴妃(めんめんのようきひ)
楊貴妃は中国唐の時代の絶世の美女。
人は皆、自分の妻や恋人を、楊貴妃のような美人だと思っているという意味。
人は好き好きであり、それぞれに好みが違う。
自分の好きな相手なら、欠点も目につかず楊貴妃のような美人に見えるということ。
禿が三年のことわざで、うちの夫のうっすら禿た頭を思い出しました!
目に付かずというよりも、今更そんなことはどうでもいいという感じです( ̄▽ ̄;)
「あばたもえくぼ」の反対の言葉
「あばたもえくぼ」が「好きになったら欠点すらすべて好き」なので、「嫌いになったらすべて嫌い」が反対の意味になりますよね。
ですから、反対の意味を持つことわざはこちらになります。
■坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
僧侶が憎らしいと、その着ている僧衣まで憎らしく見えるということ。
相手を憎むあまりに、その人間が関係するすべてのことが憎くなること。
嫌いな人を取り巻くすべてが嫌いという経験ありますか?
これほどの「嫌い」になったらかなりですよね( ̄▽ ̄;)
まとめ
今回は、「あばたもえくぼ」についてお伝えしました。
以下がまとめになります。
■痘痕(あばた)の意味
- 天然痘(てんねんとう)にかかって治ったあと、皮膚に残るでこぼこしたあと
■痘痕も靨(あばたもえくぼ)の意味
- 人を好きになると相手のあばたもえくぼのようにかわいらしく見える
- ひいき目で見ると、欠点も長所に見えるものだということ
恋愛中の「あばたもえくぼ」は、
- 口数が少なくてつまらない→クール・落ち着きがある
- おしゃべりでうるさい→陽気・明るい
- 束縛したがる→好きすぎるから
- めんどくさがり→おおらか
- 神経質→細かいことに気が付く
こういったことがあります。
ある人には欠点に見えても、ある人には長所に見える。
よくあることです。
欠点は誰しもありますし、自分の好きな人が万人に好かれる必要はありませんよね(*^^*)
好きになったらすべてが長所に見えるのは、とても素敵なことだと思います♪