「鋭意検討しているところです」
「鋭意努力します」
えいい・・・?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、
- 「鋭意」の意味
- 「鋭」のなりたちと意味
- 「鋭意」の類語
- 「鋭意」の使い方
などをお伝えします!
「鋭意とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^)
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「鋭意」とは?どんな意味?
鋭意の意味はこちらになります
出典:現代標準国語辞典
鋭意(えいい)
- 心をこめて、一生懸命に
- 一生懸命にはげむようす
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
「心をこめて一生懸命に」「一生懸命に励むようす」が『鋭意』です。
「鋭意検討」は、「一生懸命検討・集中して検討・入念に検討」などの意味で使われます。
「鋭意努力」は、「目的をなしとげるために一生懸命はげむ」という意味です。
「検討」「努力」の意味も見ておきます。
検討(けんとう)
出典:現代標準国語辞典
- 細かく調べて、それでよいかどうか考えること
参考:現代標準国語辞典
努力(どりょく)
出典:現代標準国語辞典
- ある目的をなしとげるために、一生懸命にはげむこと
参考:現代標準国語辞典
「鋭意」の「鋭」は「するどい」という字ですよね。
「鋭」にどのような意味があるのか、漢字辞典を見てみましょう。
「鋭」のなりたちと意味
出典:チャレンジ小学漢字辞典
鋭 エイ・するど(い)
なりたち
- 「金属」と「小さくとがる」を合わせた字
- 金属の尖った部分ということから、「するどい」という意味を表す
意味
- するどい・先がとがっている(例:鋭角・先鋭)
- 刃物がよく切れる・切れ味がよい(例:鋭利)
- 勢いや動き、はたらきがするどく、はげしい(例:気鋭・鋭敏)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
『鋭意』は、勢いや動き、はたらきがするどい「鋭」と、気持ちの「意」が合わさって、「気持ちを集中する=一生懸命はげむ」の意味になっています。
「鋭意」の類語は?
鋭意の類語はこちらになります。
- 一生懸命(いっしょうけんめい:全力で一心におこなうようす)
- 一所懸命(いっしょけんめい:一心におこなうようす)
- ひたむき(ただそのことだけに熱中するようす)
- 専心(せんしん:心をそのこと一つに集中すること)
- 精一杯(せいいっぱい:できるかぎり・力のかぎり)
- 一心不乱(いっしんふらん:心を一つのことに向けて、ほかのことは何も考えないこと・また、そのようす)
- 懸命(けんめい:力のかぎり、精一杯頑張るようす)
ひたむきに励むようすを表す言葉が「鋭意」の類語です。
「鋭意」の使い方は?
鋭意の使い方はこちらになります。
- みなさまの意見をもとに、鋭意検討中です。
- その件は鋭意調査中です。
- 現在、鋭意作成中です。いましばらくお待ちください。
- ご期待に添えるよう、鋭意努力いたします。
- 鋭意努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
「努力します」「検討中です」よりも、「鋭意努力」「鋭意検討」のほうが、一生懸命さが伝わります。
「心をふるいおこして一生懸命、力を尽くす」時に『鋭意』を使いましょう!
まとめ
今回は、「鋭意」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
鋭意(えいい)
- 心をこめて、一生懸命に
- 一生懸命にはげむようす
「心をこめて一生懸命にはげむ」。
これをひとことで表したのが『鋭意』です。
「鋭意検討します」
「鋭意努力します」
「鋭意作成中です」
「一生懸命検討します」や、「一生懸命努力します」だと子どもっぽくなりがちですが、「鋭意」を使うとビシッとしまった感じになりますね(*^^)
とにかく、「鋭意」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆