「阿鼻叫喚の巷」
あびきょうかん?
どういう意味なのでしょうか?
なんだかすごい漢字ですよね。
由来も気になります。
今回は、
- 「阿鼻叫喚」の意味
- 「阿鼻叫喚」の由来
- 「阿鼻叫喚」の類語
- 「阿鼻叫喚」の例文
などをお伝えします!
「阿鼻叫喚とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
スポンサーリンク
「阿鼻叫喚」ってどんな意味?
「阿鼻叫喚」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
阿鼻叫喚(あびきょうかん)
- ひどく苦しんで、泣き叫ぶこと
- ひじょうにむごたらしいありさま
※むごたらしい:見ることがつらいほどひどい・残酷である
参考:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
「ひどく苦しんで泣き叫ぶ」「とてもひどく残酷であるようす」が『阿鼻叫喚』です。
どうして「阿鼻叫喚」というのでしょうか?
「阿鼻叫喚」の由来は?
「阿鼻叫喚」の由来はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
阿鼻叫喚・由来
- 仏教で、阿鼻地獄に落ちた者が苦しんで出す叫び声から
参考:ベネッセ新修国語辞典
仏教が由来だったんですね(*''▽'')
阿鼻地獄は、無間地獄(むけんじごく)とも言い、休む間もなく苦しみ続ける地獄だそうです。
罪の重い者が落ちる地獄で、地獄の中でも最も苦しいところなんだとか(◎_◎;)
阿鼻地獄は地獄の最下層にあるため、落下までに2千年もかかると言われています。
「阿鼻叫喚」の類語は?
「阿鼻叫喚」の類語はこちらになります。
地獄絵図(じごくえず)
- きわめてむごたらしい状況
「災害現場は地獄絵図のようだった」「この事故で、一瞬にして地獄絵図と化した」、などと使います。
「阿鼻叫喚」の対義語は?
「阿鼻叫喚」の対義語はこちらになります。
極楽浄土(ごくらくじょうど)
- 仏教で、阿弥陀仏のいるという、平和で安らかな世界
「まるで極楽浄土のような温泉だったよ」など、すごく安らかで癒される場所を表わす時に使います。
「阿鼻叫喚」の例文は?
「阿鼻叫喚」の例文はこちらになります。
- 災害現場は、阿鼻叫喚の巷と化した
- 事後現場は、阿鼻叫喚の凄まじさだった
- 阿鼻叫喚の様相に、思わず目を背けた
よく使われるのが、「阿鼻叫喚の巷(ちまた)」です。
巷(ちまた)は、「ある物事がおこなわれている場所」という意味があります。
出典:現代標準国語辞典
「阿鼻叫喚の巷」は、「非常にむごたらしいありさまの場所」という意味です。
まとめ
今回は、「阿鼻叫喚」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
阿鼻叫喚(あびきょうかん)
意味
- ひどく苦しんで、泣き叫ぶこと
- ひじょうにむごたらしいありさま
由来
- 仏教で、阿鼻地獄に落ちた者が苦しんで出す叫び声から
叫喚は、「大きな声で喚き叫ぶこと」です。
阿鼻地獄に落ちた罪人が出す叫び声が由来というのは、「ひじょうにむごたらしいありさま」という阿鼻叫喚の意味をよく表していますよね。
とにかく、「阿鼻叫喚」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆