「虫唾が走るほど嫌いです」
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
「虫唾」と「虫酸」、どちらの漢字が正しいのでしょう?
今回は、
- 「虫唾(虫酸)が走る」の意味・漢字はどっち?
- 「虫唾(虫酸)が走る」の語源
- 「虫唾(虫酸)が走る」の類語
- 「虫唾(虫酸)が走る」の使い方
などをお伝えします!
「虫唾が走るとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「虫唾(虫酸)が走る」ってどんな意味?漢字はどっち?
「虫唾(虫酸)が走る」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
虫酸(虫唾)が走る
- いやでいやでたまらない気分になる
- 人やものに対して、生理的にいやでたまらない感じになる
参考:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
漢字はどちらでもいいみたいですね(*''▽'')
虫酸は「むしず」、虫唾は「むしづ」と書きます。
出典:現代標準国語辞典
ただし、「虫酸が走る」だけで載っていた辞書もありました。
「虫唾」よりも「虫酸」のほうがいいのかもしれません。
「生理的にいやでいやでたまらない感じになる」のが『虫唾(虫酸)が走る』です。
「虫唾が走る」の語源は?
「虫唾が走る」の語源はこちらになります。
虫唾が走る・虫酸が走るの語源
- 虫酸・虫唾は「胃から口に出る酸っぱい液」のこと
- 虫唾は虫の唾(つば)
- 虫酸は虫が出す酸っぱい液
- 虫唾・虫酸が出てくるほど不快な気持ちを表している
虫唾(虫酸)は、胃から出てくる気持ち悪い酸っぱい液のことです。
走るは、このことわざでは「胃から口に出てくること」。
胃液が出るほど不快な気持ちを表したのが、「虫唾(虫酸)が走る」の語源です。
「虫唾が走る」の類語は?
「虫唾が走る」の類語はこちらになります。
- 大嫌い
- 見るのも嫌
- 嫌でしょうがない
- 気分が悪い
- 吐き気がするほどの
- 不快だ(ふかい:いやな気持ちであること)
- 生理的に無理(せいりてき:理屈でなく本能に関するようす)
- 不愉快になる(ふゆかい:嫌な気持ちで、おもしろくないこと)
- 嫌悪感がある(けんお:ひどくきらうこと)
- 胸糞が悪い(不愉快で、気分が悪い・いまいましい)
- 忌々しい(いまいましい:しゃくにさわってがまんならない)
- 癇に障る(しゃくにさわる:そのものごとが気に入らず、腹が立つ)
「かなりの不快感や嫌悪感をいだく」などの意味を持つことばが『虫唾(虫酸)が走る』の類語です。
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「虫唾が走る」の使い方は?
「虫唾が走る」の使い方はこちらになります。
- 彼のことが、虫唾が走るほど嫌いになって別れました
- あの人の声を聞くだけで虫唾が走る
- あの笑顔を見ると虫唾が走るんです
- 「好き」と告白されて虫唾が走った
- 黒板をキーッってする音に虫酸が走る
「いやでいやでたまらない」「生理的に無理」などの時に『虫唾(虫酸)が走る』を使いましょう!
まとめ
今回は、「虫唾が走る」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
虫唾が走る・虫酸が走る
意味
- いやでいやでたまらない気分になる
- 人やものに対して、生理的にいやでたまらない感じになる
漢字
「虫酸(むしず)」「虫唾(むしづ)」どちらでもいいけれど、「虫酸が走る」のみが載っていた辞書もある
語源
- 虫酸・虫唾は「胃から口に出る酸っぱい液」のこと
- 虫唾は虫の唾(つば)
- 虫酸は虫が出す酸っぱい液
- 虫唾・虫酸が出てくるほど不快な気持ちを表している
「虫唾が走る」、大量の虫が体を這う感じだと思ってました( ̄▽ ̄;)
胃から出るすっぱい液のことだったんですね。
人に対して、虫唾が走ると思ったことはありますか?
一度生理的に無理になったら、その感情が消えるのは難しいような気がします。
とにかく、「虫唾が走る」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆