「九死に一生を得る」
きゅうしにいっしょうをえる?
どうして「九」なのでしょうか?
由来が気になります。
今回は、
- 「九死に一生を得る」の意味
- 「九」とは?「九死に一生を得る」の由来
- 「九死に一生を得る」の類語
- 「九死に一生を得る」の使い方
などをお伝えします!
「九死に一生を得るの“九”とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「九死に一生を得る」ってどんな意味?
「九死に一生を得る」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
九死に一生を得る
- 助かる見込みのないようなあぶないところを、やっと助かること
- 命びろいすること
- 非常に危険な状態から、かろうじて生き延びること
- 助かる見込みがほとんどない状態を切り抜けること
参考:現代標準国語辞典・ポケット版ことわざ辞典
「死にそうで助かる見込みがほとんどない状態を切り抜けて助かること」が『九死に一生を得る』です。
「九」とは?「九死に一生を得る」の由来は?
出典:ポケット版ことわざ辞典
「九死に一生を得る」の由来はこちらになります。
九死に一生を得る・由来
- ここでの「九」は、数の最大をたとえていうことば
- 「九」助からないところを、残り「1」の幸運で助かったということから
九死に一生を得るの「九」は、「九割」のことです(*''▽'')
10あるうちの9助からないところだったけど、1の割合で助かった。
かろうじて助かったという意味を表したのが「九死に一生を得る」の由来です。
「九死に一生を得る」の類語は?
「九死に一生を得る」の類語はこちらになります。
- 一命をとりとめる(とりとめる:命を失いそうになり、あやうく助かる)
- 辛うじて生き残る(かろうじて:やっとのことで・どうにかこうにか)
- 奇跡的に助かる(きせきてき:信じられないほど、幸運であるようす)
- すんでのところで助かる(すんでのところ:もう少しのところで・あやうく)
- 危機一髪で助かる(ききいっぱつ:今にもあぶないことがおこりそうな、せっぱつまった状態や場合)
- 命拾いする(いのちびろい:死ぬようなあぶない目にあいながら、運よく助かること)
「危険な状態だったがなんとか助かる」などの意味を持つことばが『九死に一生を得る』の類語です。
「九死に一生を得る」の使い方は?
「九死に一生を得る」の使い方はこちらになります。
- 山でなだれにあったが、九死に一生を得て帰ってきた
- 噴火を起こした火山のふもとから、九死に一生を得て逃げ延びた
- 救助隊のおかげで九死に一生を得ることができ、今こうして元気に暮らしています
- もう助からないと言われていましたが、おかげさまで九死に一生を得ることができました
「かろうじて生き延びた」「なんとか命は助かった」などの状況で『九死に一生を得る』を使いましょう!
まとめ
今回は、「九死に一生を得る」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
九死に一生を得る
意味
- 助かる見込みのないようなあぶないところを、やっと助かること
- 命びろいすること
- 非常に危険な状態から、かろうじて生き延びること
- 助かる見込みがほとんどない状態を切り抜けること
由来
- ここでの「九」は、数の最大をたとえていうことば
- 「九」助からないところを、残り「1」の幸運で助かったということから
九死に一生を得た体験ってありますか?
とある掲示板には、こんな「九死に一生を得る」体験がありました。
- 3メートルの高さからコンクリートに落下。受け身をとって頭を打たずにすんだ
- ビルの3階からガラスが目の前に落下。幸いにもヒールの踵がタイルにひっかかっていたので直撃せず
- 玉突き事故でぶつけられて路肩に飛び出した。アクセルを踏んでいる右足は挟まって動かない。左足でブレーキを踏んでなんとか止まった。あと50センチずれていたら民家の塀に激突だった。
- 凍った道を自転車で通学していたら交差点で滑って転んだ。すぐ後ろに来ていた車がヘルメットの先端をキュッと踏んだ。ヘルメットに感謝。
交通事故で九死に一生を得る経験をしたかたが多かったです。
事故は怖いですよね(>_<)
運転する身として、再度気を引き締めようと思いました。
あなたもどうか、事故など危険なことなく毎日穏やかに過ごせますように☆