「紅蓮の炎に包まれる」
ぐれん・・・?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、
- 「紅蓮」の意味
- かっこいい漢字の和色
などをお伝えします!
「紅蓮とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「紅蓮」ってどんな意味?
「紅蓮」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
紅蓮(ぐれん)
- 燃え立つような炎の色
- 真っ赤な色
- 真っ赤に燃え上がるような色のたとえ
- 真っ赤なハスの花
- 真紅
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
「燃え立つような炎の色」「真っ赤な蓮の花」のことを「紅蓮」といいます。
紅蓮
この色が紅蓮です。
想像した通りの色でしたか?
紅蓮のほかにもかっこいい和色はたくさんあるんですよ(*''▽'')
その中でも、かっこいい漢字の和色をご紹介します!
かっこいい漢字の和色をご紹介!
漆黒(しっこく)
「漆黒」の「漆」は「うるし」のことです。
うるしを塗ったように、黒くてつやがある色のことをいいます。
麹塵(きくじん)
昔は、高貴な人が着用する衣服の色だったそうです。
月白(げっぱく)
月の光のような、薄い青みを含んだ色です。
凛とした雰囲気ですよね。
白群(びゃくぐん)
やわらかい白みをおびた青色です。
涼し気な感じがします。
勿忘草色(わすれなぐさいろ)
勿忘草のような、可憐な明るい青色です。
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」。
可憐な色と健気な花言葉が合っていますよね。
瑠璃色(るりいろ)
宝石の「瑠璃」のような紫みをおびた濃い青色です。
松田聖子さんの歌で「瑠璃色の地球」ってありますよね。
心に染みるいい歌です(*''▽'')
紺碧(こんぺき)
真夏の青空のような深く濃い青色です。
海外では「アジュール」と呼ばれ、海の色にも使われています。
青藍(せいらん)
青みの鮮やかな藍色です。
なんとも言えない物悲しさを感じさせる色です。
紫苑色(しおんいろ)
紫苑の花のような淡い紫です。
紫苑の花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」。
儚い色とぴったりです。
常磐色(ときわいろ)
松や杉などの常緑樹の葉のような、茶みをふくんだ濃い緑色です。
「常磐」は「常に変わらない」ことを指す言葉で、長寿と繁栄の願いがこめられています。
天鵞絨(びろうど)
ビロードの生地のような暗い青みの緑色です。
生地が光沢のある白鳥の翼に似ていることから、「天鵞(白鳥のこと)」「絨(毛の厚い織物)」の字があてられています。
翡翠色(ひすいいろ)
翡翠は、半透明の緑色の宝石です。
青っぽい緑が神秘的な雰囲気ですよね。
白緑(びゃくろく)
白みをおびた淡い緑色です。
「月白」もそうですが、こういう色は凛とした雰囲気がありますね。
金糸雀色(かなりあいろ)
野生のカナリアの羽のような、少しくすみのある黄色です。
カナリアが日本に伝わった時代を考えると、金糸雀色の色名ができたのは明治以降の近代だと言われています。
真紅(しんく)
深みのある真っ赤な赤色です。
紅花はとても高価で、紅染も濃く染めようとするほど高額だったそうです。
そのため、紅花染で濃く染めた色は禁色とされ、庶民には衣服への使用が禁止されていました。
真紅は、混ざりもののない「真の紅花染め」という意味を強調した色です。
撫子色(なでしこいろ)
撫子の花のような、紫みのある薄いピンク色です。
ピンクの撫子の花言葉は「純粋な愛」。
優しいピンクの雰囲気にぴったりですよね。
紅緋(べにひ)
やや黄みの強い赤色です。
女官の袴の色で、雛人形の三人官女が着用している袴も紅緋だそうですよ。
一斤染(いっこんぞめ)
濃い紅色は禁色とされて一般に着用はできませんでしたが、一斤染のような薄い紅色は許されていました。
このことから、別名「聴色(ゆるしいろ)」とも呼ばれています。
東雲色(しののめいろ)
夜明け頃、太陽で白みはじめる東の空を思わせる明るい黄赤色です。
伽羅色(きゃらいろ)
茶色ががった落ち着いた黄褐色です。
伽羅は沈香木の一種で、最高の名香として珍重されてきました。
琥珀色(こはくいろ)
琥珀の石のような、透明感のある黄褐色です。
木蘭色(もくらんいろ)
位の高い僧侶の袈裟の色のひとつだったそうです。
心が静まるような色ですよね。
朱華色(はねずいろ)
万葉集にも出てくる伝統的な色です。
「移ろいやすい心」にかけて詠まれている歌があります。
淡香(うすこう)
『源氏物語』に「うすいろのこうのさしぬき」とあるように、薫香趣味が盛んだった平安時代に愛好された色です。
香色(こういろ)
非常に高価なものとされ、源氏物語にも、夕霧が香色をあらたまった訪問に装う場面がでてきます。
亜麻色(あまいろ)
亜麻を紡いだ糸のような黄色がかった薄茶色です。
「亜麻色の髪の乙女」という曲は有名ですよね。
まとめ:和名の色は情緒あふれて素敵
今回は、「紅蓮」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
紅蓮(ぐれん)
- 燃え立つような炎の色
- 真っ赤な色
- 真っ赤に燃え上がるような色のたとえ
- 真っ赤なハスの花
- 真紅
こうして見ると、和名の色はたくさんありますね。
ほかにも気になる色がありました。
暗黒色(あんこくしょく)
真っ黒な色、全く光のささない色です。
最も暗い色が黒ですが、さらに黒を強調したいための表現だそう。
「漆黒」との違いはわかりますか?
漆黒(しっこく)
んー、「暗黒色」との違いはよくわかりませんね( ̄▽ ̄;)
空色(そらいろ)
昼間の晴れた空を思わせるような爽やかな色です。
滅紫(めっし)
滅は「けし」とも読み、赤みや紫みがとれて、黒みのくすんだ色になるという意味で「けしむらさき」とも読まれるそうです。
菜の花色(なのはないろ)
可愛い色名ですよね。
鮮やかな黄色が気分を明るくしてくれます。
檸檬色(れもんいろ)
やや緑みをおびた薄い黄色です。
こういう穏やかな黄色もいいですよね。
若葉色(わかばいろ)
夏前の草木の若葉のような、やわらかい黄緑色です。
若葉は春のイメージですが、季語は「初夏」なんですよ。
若竹色(わかたけいろ)
若竹のような、黄みの薄い爽やかな緑色です。
竹は若々しさを強調するため、淡めの色になることが多いんですって。
気になる色はありましたか?
和名の色は情緒あふれていますよね。
シーツをお気に入りの色にしたら、気持ちよく眠れそうだなと思いました(*''▽'')
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆