「臭い」と「匂い」の違い。
変換する時に手が止まってしまうこともある言葉です。
「くさいにおい」と書く時は「臭い臭い」になるの?
そんなはずありませんよね。
今回は、「臭い」と「匂い」の違いをお伝えします!
「臭いと匂いの使い分けはどうだっけ?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「臭い」と「匂い」の違いは?
「臭い」と「匂い」の違いは、辞書に次のように書かれています。
■臭い
- 嗅覚を刺激する不快なくさみ、悪臭。
- いかにもそのような感じ、気配、特に好ましくないものについて言う
■匂い
- そのものから漂ってきて嗅覚を刺激するもの
- いかにもそれらしい趣、感じ
好ましくないものには「臭い」、好ましいものには「匂い」という違いがありますね。
「くさいにおい」と書く時は「臭いにおい」または「臭い匂い」です。
より頭に入りやすくするために例文を見てみましょう!
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「臭い」と「匂い」の例文を見てみよう!
「臭い」と「匂い」の例文は以下になります。
■「臭い」の例文
- 生ごみの臭いがする
- お酒の臭いで気分が悪くなる
- 今の話はなんか臭う
好ましくない時には「臭い」を使います。
実際に鼻に感じる「におい」以外でも、「今の話はなんか臭う」のように、好ましくない感じや気配に使うことも覚えておきたいですね。
■「匂い」の例文
- 料理のいい匂いがしてきた
- 柔軟剤の匂いをかいでみる
- 街並みに昔の匂いが残っている
好ましい「におい」の時には「匂い」を使いましょう。
「街並みに昔の匂い~」のように、鼻で感じる匂いではありませんが、好ましい感じや趣に使うこともできますよ。
鼻で感じる「におい」以外にも、気配や趣(おもむき)にも使われるところが日本語の難しいところですね。
まとめ
今回は、「臭い」と「匂い」の使い分けについてお伝えしました。
以下がまとめになります。
- 臭いは、悪臭・好ましくないものに使う
- 匂いは、いいにおい・好ましいものに使う
「香り」も似たような使い方になりますが、こちらは「よいにおい」となっていました。
厳密に区別はされていませんが、「香り」は、「ほのかな匂い」や「上品な雰囲気」に使われることが多いようです。
「香水の匂い」よりも「香水の香り」のほうが素敵な雰囲気を感じることができますよね♪
「臭い」と「匂い」の違いはバッチリですか?
くさいのは「臭い」、好ましいのは「匂い」ですよ♪
うっかり「香水の臭い(におい)がしたよ」なんてメールを送ったら大変です(T_T)
違いを理解して正しく使ってくださいね。