「ひな祭りの由来や意味は?」
「子供に簡単に説明したい」
「ひな祭りにおすすめの絵本は?」
今回は、
- ひな祭りの由来と意味を簡単にわかりやすく
- ひな祭りの由来を子供に説明するには?
- ひな祭りにおすすめの絵本
- 「うれしいひなまつり」の歌詞は間違いがある!?
など、ひな祭りについて気になることをお伝えします!
「ひな祭りの由来を簡単に子供に説明したいなー」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです!
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ひな祭りの由来と意味を簡単に!
ひな祭りの由来
ひな祭りの由来は、中国の厄払いの行事「上巳節(じょうしせつ・じょうみせつ)」です。
上巳節が日本のひな祭りになったのは、以下の流れだと言われています。
中国の上巳節が平安時代に日本に伝わる
↓
宮中や貴族の「雛遊び(ひいなあそび)」と結びつき流し雛へ
↓
江戸幕府が五節句を制定する(紙人形から豪華な人形へ)
↓
ひな祭りとして庶民にも広がる
上記の流れを詳しく説明しますね♪
300年頃の中国では、季節の変わり目は災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられていました。
季節の変わり目である上巳の頃に、川で身を清めて穢(けがれ)を祓っていたのが中国の「上巳節」という行事です。
やがて上巳節が日本に伝わり、人形(ヒトガタ)の紙や草で自分の体を撫でて、川に流して穢(けがれ)を祓う行事になりました。
人形に厄を引き受けてもらっていたんですね。
この頃、宮中や貴族の子供たちの間で「雛(ひいな)遊び」という人形を使ったごっこ遊びが流行っていました。
上巳節の厄払いと雛遊びが結びつき、人形に子供たちの厄を引き受けてもうらうようになります(流し雛)。
当時のひな祭りは子供の厄を祓う行事で、女の子限定ではありませんでした。
女の子の行事になったのは「五節句」が制定されてからです。
江戸時代には幕府が重要な節日(せつじつ)として「五節句」を制定しました。
■五節句
- 人日(じんじつ)・・・1月7日
- 上巳(じょうし)・・・3月3日
- 端午(たんご)・・・5月5日
- 七夕(たなばた)・・・7月7日
- 重陽(ちょうよう)・・・9月9日
五節句の制定によって、男の子の節句が端午の節句、女の子の節句が上巳の節句「ひな祭り」として定着していきました。
この頃から人形作りの技術も発達し、紙の人形から豪華な人形に変わっていったんですよ^ ^
これがひな祭りの由来だと言われています。
ひな祭りの意味
ひな祭りは、「女の子の健やかな成長と幸せを願い、人形に厄をうけてもらう」という意味があります。
厄を受けてもらうと思ったら、雛人形により感謝の気持ちがわきますね(*^^)v
ひな祭りの由来を子供向けにわかりやすく説明すると?
もっと簡単にすると
ひな祭りは、女の子が元気で過ごせるように願うお祭りだよ。
昔は、病気や悪いことを人形に持っていってもらって川に流したんだって。
それが今のひな祭りになったのよ。
あなたもずっと元気でいられるように、雛人形に守ってもらおうね♪
ひな祭りにおすすめの絵本は?
0歳~5歳頃
「みんなでおひなさま」は、0歳から楽しめるしかけ絵本です。
お雛様が大好きなこぐまの「まー」。
自分で作ったお雛様をおじいちゃんおばあちゃんに見せようとしますが、せっかくのお雛様が風で飛ばされてしまいました。
泣き出してしまった「まー」を、小鳥さん、ちょうちょさん、くじゃくさん、へびさんが助けてくれます。
最後には立派なお雛様ができあがります♪
3歳~小学校低学年
「なぜ、おひなさまをかざるの」は、お雛様をかざる理由がわかる紙芝居です。
うさぎの「うさこ」は、お雛様を飾る理由をお母さんに聞きました。
「昔からの決まりなの」
理由を知りたい「うさこ」は、友達に聞いてまわります。
病気や悪いことは、お雛様が身代わりになってくれることを知ることができました。
みんなでお雛様を川に流そうと集まってみたものの、大好きなお雛様を流すことができません。
紙で作った流し雛を流してみんな笑顔になります^ ^
途中でかっぱちゃんが勘違いして短冊に願い事を書いていたり、思わず笑ってしまう楽しい紙芝居です。
幼児が親しみを持ちやすい動物が登場人物ですから、わかりやすく簡単にお雛様を飾る理由を教えてあげることができます。
わりと長めのお話なので、小学校低学年くらいのお子さんにも楽しめる紙芝居ですよ♪
ひな祭りで子供の健やかな成長を願おう!
今回は、ひな祭りの意味や由来を簡単にお伝えしました。
以下がまとめになります。
- ひな祭りの由来は中国の厄払いの行事「上巳節」
- 上巳節が日本に伝わり、人形(ヒトガタ)を川に流して厄払いをするようになる
- 上巳節と人形を使った「ひいな遊び」が結びついて「ひな祭り」になる
- 五節句が制定されてひな祭りが広まる
- ひな祭りは、雛人形に厄を引き受けてもらい、女の子の健康と幸せを願う行事
「ずっと健康でいられますように」
我が子を想う気持ちこそ、他の何よりも強力に子供を守ってくれます(*^^)v
「子供の頃のひな祭りは親の想いを感じたなぁ」
大人になった時、こんなふうに思い出してくれるひな祭りにしたいですね♪
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆