最近びっくりするくらい野菜が高いですよね。
我が家では、給料日前になるともやしが大活躍します。
いや、本当は給料日前だけじゃありません。
毎月ヒーヒー言ってるから常にもやし大活躍です(・・;
「もやしの栄養って少ないのかな…」
「他の野菜と比較してどうなの?」
もやしの栄養や効能が気になります。
今回は、
- もやしの栄養は?他の野菜と比較すると少ない?
- もやしの効能について
- もやしの栄養は加熱するとどうなるの?
など、もやしの栄養について気になることをお伝えします!
「もやし大活躍だけど栄養はあるのかな?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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もやしの栄養は?他の野菜と比較すると少ないの!?
「もやしの栄養は少ない」って聞いたことありませんか?
実際はどうなのでしょう。
もやしの栄養について、日本食品標準成分表を参考にまとめてみました。
■もやしの栄養(大豆もやし・可食部100g当たり)
- カルシウム・・・23mg
- カリウム・・・160mg
- マグネシウム・・・23mg
- リン・・・51mg
- 葉酸・・・85μg
- ビタミンB1・・・0.09mg
- ビタミンC・・・5mg
- 食物繊維総量・・・2.3g
※μg(マイクログラム)は100万分の1gを表します
カルシウムやビタミンCなど、いかにも健康維持に役立ちそうな栄養が含まれていますね!
「この数値が多いのか少ないのかわかんない」
「他の野菜と比較したら少ないの?」
カリウムなんかは多そうに見えるけど、他の野菜がどうなのかいまいちわかりません。
よく使われるであろう「キャベツ」「きゅうり」「ブロッコリー」と比較して見ました。
※()内はもやしの栄養です
■キャベツ
- カルシウム・・・43(23)mg
- カリウム・・・200(160)mg
- マグネシウム・・・14(23)mg
- リン・・・27(51)mg
- 葉酸・・・78(85)μg
- ビタミンB1・・・0.04(0.09)mg
- ビタミンC・・・41(5)mg
- 食物繊維総量・・・1.8(2.3)g
「マグネシウム」「リン」「葉酸」「ビタミンB1」「食物繊維」はもやしのほうが多いですね。
■きゅうり
- カルシウム・・・26(23)mg
- カリウム・・・200(160)mg
- マグネシウム・・・15(23)mg
- リン・・・36(51)mg
- 葉酸・・・25(85)μg
- ビタミンB1・・・0.03(0.09)mg
- ビタミンC・・・14(5)mg
- 食物繊維総量・・・1.1(2.3)g
こちらも「マグネシウム」「リン」「葉酸」「ビタミンB1」「食物繊維」はもやしのほうが多いです。
もやしはこれら5つの栄養素が高いようですね。
■ブロッコリー
- カルシウム・・・38(23)mg
- カリウム・・・360(160)mg
- マグネシウム・・・26(23)mg
- リン・・・89(51)mg
- 葉酸・・・210(85)μg
- ビタミンB1・・・0.14(0.09)mg
- ビタミンC・・・120(5)mg
- 食物繊維総量・・・4.4(2.3)g
※参考:文部科学省「日本食品標準成分表」
さすがブロッコリー!
上記全ての栄養素がもやしより高いです。
「朝食はブロッコリーがあればOK」などと言われるだけのことはありますね。
ブロッコリーには負けてしまったけれど、もやしには栄養がちゃんとあることがわかりました。
では、もやしの栄養にはどんな効能があるのでしょうか?
もやしにはどんな効能がある?
もやしの主な栄養素の効能は以下になります。
■カルシウム
- 骨粗鬆症予防
- 高血圧予防
- 骨や歯の健康維持
- ダイエット効果
- 精神安定効果
カルシウムにダイエット効果って意外ですよね。
脂肪の合成が抑えられて分解を促進するからだそうですよ。
カルシウムは脳や筋肉に信号を送る伝達情報を助ける役割があり、精神バランスの安定に役立つとも言われています。
■カリウム
- 高血圧予防
- むくみ予防
- 筋肉の収縮を正常に行う
カリウムは塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあるので、むくみや高血圧予防に効果的です。
■マグネシウム
- 骨の健康維持
- 高血圧予防
- 精神安定
マグネシウムは骨の健康維持に役立ちます。
弾力を与えしなやかな骨を作ってくれるんですよ。
また、神経の興奮を抑え神経伝達を正常に保つ働きもあることから、精神安定効果も期待できます。
■リン
- 骨や歯の健康維持
- エネルギーを蓄える
- 神経や筋肉を正常に保つ
リンは、カルシウムの次に骨の中に多く含まれるミネラルです。
神経伝達や筋肉の収縮を補助する働きがあり、不足すると筋肉の衰えや体のだるさを引き起こすことも。
■葉酸
- 胎児の神経管閉鎖障害予防
- 貧血予防
- 動脈硬化予防
- 脳の機能の改善
妊娠したらごく初期に胎児の神経管が作られます。
葉酸は、妊娠予定の方は積極的に摂取しておきたい栄養素です。
※厚生労働省は、1日の葉酸摂取上限量を18~29歳の女性は900μg(0.9mg)、30~49歳の女性は1,000μg(1mg)としています。
参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」
■ビタミンB1
- 疲労回復
- 神経機能を正常に保つ
ビタミンB1が不足すると、乳酸という疲労物質がたまったりエネルギー不足になります。
■ビタミンC
- 老化・病気予防
- 美白・美肌効果
- 免疫力を上げる
ビタミンCの抗酸化力は老化や病気予防に効果的です。
色素沈着を防いだり、コラーゲンの合成を助けます。
健康と美容に欠かせない栄養素ですね。
■食物繊維
- 腸内環境を整える
- 肥満予防
もやしが肥満予防になるのは低カロリー(100g当たり37kcal)という理由だけではありません。
不溶性食物繊維を多く含む食品はよく噛む必要があります。
満腹感を得られやすいので肥満予防になるそうですよ。
(※もやしの食物繊維総量2.3gのうち、不溶性食物繊維は2.1g)
もやしはたくさんの栄養があって健康維持に大切な効能もあることがわかりました。
骨や歯を作ったり高血圧を予防したり、子どもから大人、年配の方など幅広い年齢層で必要な栄養素が含まれていますね。
もやしはレシピも豊富です。
鍋に入れたりナムルにしたり、炒め物やスープなどなど毎日使っても飽きません。
「でも、加熱したら栄養が減るんじゃないの?」
加熱したあとの栄養も気になりますよね。
加熱したもやしの栄養はどのくらいなのでしょうか・・・?
もやしの栄養は加熱するとどうなるの?
加熱したもやしの栄養は以下になります。
※左がゆでた大豆もやし、()内が生の大豆もやしの栄養です。
■大豆もやし(ゆで)の栄養
- カルシウム・・・24(23)mg
- カリウム・・・50(160)mg
- マグネシウム・・・19(23)mg
- リン・・・43(51)mg
- 葉酸・・・39(85)μg
- ビタミンB1・・・0.04(0.09)mg
- ビタミンC・・・1(5)mg
- 食物繊維総量・・・2.2(2.3)g
※参考:日本食品標準成分表
カルシウムが少しだけ増えてますね。
なぜだろう・・・。
ほとんどの栄養素は減少してます(・・;
しかし、加熱して栄養が減るのはもやしだけではありません。
ビタミン類は加熱に弱いですから、他の野菜も同じです。
栄養素が茹で汁に出ていくのを防ぎたい場合は、電子レンジで調理しましょう^ ^
■もやしの電子レンジ調理時間
- 耐熱容器にもやし1袋を入れて蓋(またはラップ)をする
- 加熱時間はだいたい2分~5分程度(電子レンジやレシピによる)
- もやしだけなら2分程度でちょうどいい感じになる
チンしたもやしに中華だしとごま油を混ぜたら美味しいですよ^ ^
もやしに豚バラをのせて、5分チンしてポン酢をかけたら立派な1品になります。
まとめ
今回は、もやしの栄養や効能をお伝えしました。
以下がまとめになります。
- もやしはちゃんと栄養がある
- もやしの効能は、子どもから大人まで幅広い年齢の方の健康維持に役立つ
- 加熱すると若干栄養は失われるので、電子レンジ調理がおすすめ
栄養もあって美味しい上に安い「もやし」。
これからもたくさん使いたいと思います^ ^
もやしを使ったレシピって時短で簡単にできるものが多いですよね。
料理が苦手な私にとってすごくありがたいです。
一時期、もやしをチンしてごまドレッシングをかけるのにハマってました!
簡単すぎるけど美味しいですよ^ ^
栄養たっぷりの「もやし」を食べて元気な毎日を過ごしましょう!
あなたとご家族が、笑顔あふれる毎日でありますように☆
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