「生え抜きの野球選手」
「生え抜きの社員」
生え抜きとはどういう意味なのでしょう?
語源や対義語も気になります。
今回は、
- 「生え抜き」の意味
- 語源
- 対義語
- 類語
などをお伝えします!
「生え抜きとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「生え抜き」の意味は?
「生え抜き」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
生え抜き(はえぬき)
- その土地に生まれ、ずっとその土地で育ったこと
- 最初からそこにつとめて、そこで成長した人であること
参考:ベネッセ新修国語辞典
「最初からずっとそこ(土地・勤め先)で育ち成長した人」が『生え抜き』です。
「生え抜きの野球選手」は、他のチームに移籍せず、入団してからずっと同じところに所属して成長した選手。
「生え抜きの社員」は、入社してからずっとその会社に勤め、そこで成長した人のことになります。
「生え抜き」の語源は?
「生え抜き」の語源はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典
生え抜きの語源
- 「抜く」に「最後まで~する」という意味がある
「抜く」という言葉には以下の意味があります。
- 中から引きだす(例:釘を抜く)
- 取り除く(例:ブラウスの染みを抜く)
- 向こう側へつき通す・つらぬく(例:壁を抜く)
- 追い越す(例:マラソンで十人抜いた)
- 省く(例:昼食を抜く)
- 弱める(例:力を抜く)
- 最後まで~する・ひどく~する(例:決めたことをやり抜く・苦しみ抜く)
参考:チャレンジ小学国語辞典
そこで「生まれる」と、最後まで~するの意味を持つ「抜く」が合わさって、「ずっとそこで成長した人」という意味になっています。
「生え抜き」の対義語は?
「生え抜き」の対義語はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
外様(とざま)
- 「外様大名」の略・関ヶ原の戦いのあとで徳川氏にしたがった大名
- 団体や組織などで、直系でなかったりあとから加わったりして、中心的な立場にいないこと・また、その人
参考:現代標準国語辞典
辞書の例文「外様だが出世が早い」は、大手企業ではよくありますね(*^^)
「生え抜きの野球選手」に対して、他の球団から移籍した野球選手を「外様」と表現することもあります。
「生え抜き」の類語は?
「生え抜き」の類語はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
生粋(きっすい)
- 人の血筋などに、まじり気がまったくないこと・純粋であること
- 他のものがまじってないこと・生え抜き
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
「生粋の~」といえば、「生粋の江戸っ子」ですね!
そこで生まれ育った人、ずっとそのファンであることなどを「生粋の○○」という表現をします。
まとめ
今回は、「生え抜き」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
生え抜き(はえぬき)
意味
- その土地に生まれ、ずっとその土地で育ったこと
- 最初からそこにつとめて、そこで成長した人であること
生え抜きの野球選手・社員とは?
- 野球選手:入団してからずっと同じ所属先で成長した選手のこと
- 社員:入社してからずっとその会社に勤めて成長した人のこと
語源
- 「抜く」に「最後まで~する」という意味がある
対義語
- 外様(とざま):団体や組織などで、直系でなかったりあとから加わったりして、中心的な立場にいないこと・また、その人
類語
- 生粋(きっすい):他のものがまじってないこと・生え抜き
「生え抜きの○○」、よく見かける言葉ですよね。
やっと意味がわかりました!
「草」のイメージがあって、グングン成長とかの意味だと思ってたんです( ̄▽ ̄;)
なんで「草」のイメージだったんだろう・・・。
あ、庭の雑草が抜いても抜いても生えるからかもしれません((+_+))
その土地でずっと育った人の場合は、どちらかというと「生粋の○○人」などと言いますよね♪
とにかく、「生え抜き」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆