「喜びもひとしおです!」
「ひとしお」とはどういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、
- 「ひとしお」の意味と漢字
- 語源
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「ひとしおとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「ひとしお」の意味と漢字は?
「ひとしお」の意味と漢字はこちらになります。
参考:現代標準国語辞典
一入(ひとしお)
- いっそう・ひときわ・一段と
- いっそう程度が強まるようす・ひときわ・いちだんと
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
漢字は「一入」。
これは当て字で、語源をもとにこの字が使われています(*^^)
「ますます程度が強まるようす・前と比べてはっきり程度が進んでいるようす」が『ひとしお』です。
「ひとしお」の語源は?
「ひとしお」の語源はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
「ひとしお」語源
- もとは、染めものを染め汁に一回ひたすこと
- 「しお」は、ひたす回数を表す言葉
- 回数が増えると、濃く染まることから
参考:ベネッセ新修国語辞典
漢字で「一入」と書くのは、染めものを入れる意味からの当て字で、「しお」は、ひたす回数を表す言葉です。
2回ひたすことを「再入(ふたしお)」と言います。
つける度に色が濃く鮮やかになることから、「ひと際」を意味する言葉として平安時代から使われていたそうですよ(*^^)
「ひとしお」の類語は?
「ひとしお」の類語はこちらになります。
- いっそう:いちだんと・ますます
- ひときわ:多くの中で、きわだって見えるようす・いちだんと・ひとしお
- いちだんと:前のものと比べて、はっきりと程度が進んでいるようす
「ますます程度が強まる」意味を持つ言葉が『ひとしお』の類語になります。
「ひとしお」の使い方は?
「ひとしお」の使い方(例文)はこちらになります。
- 風の音を聞いていると、ひとしお寒さが身にこたえる
- もう会えないと思っていたので、再会できた時は喜びもひとしおだった
「ひとしお」は、ただ程度が増しているではなく、「何か特別な事情や理由があって、一段と程度が増している場合」に使うといいそうです(*^^)
その状況の前の段階や通常の状態に比べて、何らかの事情や理由によって、程度が一段と増しているような場合に使う表現であるといえます。
「何度も閉店を考えましたが、みなさんに支えられてまた開店することができ、喜びもひとしおです」
これは、「開店できた」ことだけでなく「みなさんに支えられて開店できたこと」で、一層喜びが増しているのが伝わりますよね。
このように、「いっそう喜びが強くなる理由」をわかる言葉を添えて『ひとしお』を使ったほうが、より表現が生きてくるとのことでした(*^^)v
まとめ
今回は、「ひとしお」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
一入(ひとしお)
意味
- いっそう程度が強まるようす・ひときわ・いちだんと
語源
- もとは、染めものを染め汁に一回ひたすこと
- 「しお」は、ひたす回数を表す言葉
- 回数が増えると、濃く染まることから
使い方
- 何か特別な事情や理由があって、一段と程度が増している場合に使う表現
「ひとしお」の漢字が「一入」だったのは意外でしたね♪
「八入(やしお)」「千入(ちしお)」という、「何回も染料にひたすこと」という言葉もあるそうです(*^^)
「感激もひとしおです」
「喜びもひとしおです」
「ひとしお寒くなりました」
なにか事情や理由があって、一段と程度が増している時に使ってください♪
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆