「計画がおじゃんになってしまった」
「せっかく楽しみにしてたのにおじゃんになった」
おじゃん・・・?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、
- 「おじゃん」の意味
- 由来
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「おじゃんとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「おじゃん」の意味は?
「おじゃん」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
おじゃん
- やりかけていたことが、途中でだめになってしまうこと
※用法:くだけた言い方
参考:現代標準国語辞典
物事が途中でだめになることが「おじゃん」です。
用法に「くだけた言い方」とあるので、テストや仕事で使う言葉じゃないですね(*''▽'')
どうして「おじゃん」というのでしょうか?
由来を見てみましょう。
「おじゃん」の由来は?
「おじゃん」の由来は諸説あります。
火事が消えたときに打った半鐘(はんしょう)の音
江戸時代は、火事を知らせるときに半鐘を鳴らしていました。
火が消えたら「ジャンジャン」と2回鳴らすのを合図としていたそうです。
この「ジャン」と「おしまい」の「お」がくっついて「おじゃん」になったと言われています。
江戸時代のことば「じゃみる」
江戸時代に、「物事が途中で終わる」という意味の「じゃみる」ということばが使われていました。
出典:旺文社古語辞典
- 事が挫折する・不成功に終わる
- とり止める・中止する
参考:旺文社古語辞典
「じゃみ」に接続語の「お」がついて、それが「おじゃん」になったとも言われています。
国語辞典には、「半鐘の音からとも言われている」と記載されていました。
どちらの説もありえそうですよね。
「おじゃん」の類語は?
「おじゃん」の類語はこちらになります。
- 台無し(使いものにならなくなること・まったくだめになること)
- 頓挫(とんざ:うまく進んでいた計画や事業が、途中で急にいきづまること)
- 水の泡(今までの努力、苦心が無駄になることのたとえ)
- ご破算(ごはさん:それまでのことはないものとして、はじめの状態にもどすこと)
- 白紙撤回(はくしてっかい:一度決まった事柄を、何もなかったもとの状態にもどすこと)
「やりかけていたことがダメになったり、何もなかった状態にもどる」などの意味を持つことばが『おじゃん』の類語です。
「おじゃん」の使い方は?
「おじゃん」の使い方はこちらになります。
- 楽しみにしていた旅行だったのに、急きょ仕事が入っておじゃんになった
- 急に大雨が降って、バーベキューパーティーがおじゃんになった
- データが全部おじゃんになってしまった
- 渡航禁止になって、留学の計画がおじゃんだ
途中でだめになった時に「おじゃん」を使いましょう!
まとめ
今回は、「おじゃん」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
おじゃん
意味
- やりかけていたことが、途中でだめになってしまうこと
※用法:くだけた言い方
語源
- 火事が消えた時に打った半鐘の「じゃん」と「おしまい」の「お」がくっついた
- 物事が途中で終わるという意味の「じゃみる」に接続語の「お」がくっついて変化
若者は「おじゃん」という言葉を知ってるのか気になり、娘と息子に聞いてみました。
中高生どちらも意味は分かっていましたが、使ったことはなく友達も使っている人はいないようです。
とにかく、「おじゃん」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆