「すこぶる元気です!」
「すこぶるご機嫌だよ」
すこぶる・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、
- 「すこぶる」の意味
- 漢字について
- 語源
- 古語辞典の「すこぶる」
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「すこぶるとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「すこぶる」の意味は?
「すこぶる」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
頗る(すこぶる)
- ふつうの状態からかけはなれている様子
- たいそう
- ひじょうに
- たいへん
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
「ふつうの状態からかけはなれている様子・程度がふつうじゃない様子・たいへん(とても)」が『すこぶる』です。
「すこぶる元気だよ」は、「とても元気だよ」という意味になります(*''▽'')
「すこぶる」の漢字は?
すこぶるは、漢字で書くと「頗る」です。
頗 ハ・かたよ(る)・すこぶ(る)
- かたよる・公平でない
- すこぶる・たいそう
参考:goo辞書
なりたちは、頭が傾くことを表して「かたよる」「公平でない」の意味になっています(*''▽'')
「すこぶる」の語源は?
「すこぶる」の語源はこちらになります。
すこぶる・語源
- すこぶるの「すこ」は「少し」の「すこ」
- すこぶるの「ぶる」は「おとなぶる」などの「ぶる」
- もとは「いささか」「少しばかり」の意味
もとは「いささか・少しばかり」という意味だったけど、中世以降に「かなり」などの意味に変化したそうですよ(*''▽'')
※いささか:少し・わずか
古語辞典の「すこぶる」は?
古語辞典で「すこぶる」を見てみます。
すこぶる・古語
出典:旺文社古語辞典
- 「すこし」の語根に接尾語「ぶる」のついたもの
- いささか・少しばかり
- 多く・ずいぶん・かなり・ふつうとはことなって
参考:旺文社古語辞典
「すこし」の語根に接尾語「ぶる」のついたものとありますね。
「語根って?」
語根(ごこん)は、単語の意味の基本となる部分です。
出典:ベネッセ新修国語辞典
- 単語の意味・形式の上で、それ以上分解できない部分
参考:ベネッセ新修国語辞典
古語「すこぶる」にはふたつの意味があります(*''▽'')
「すこぶる」の類語は?
「すこぶる」の類語はこちらになります。
- 至って(いたって:ひじょうに・たいそう)
- きわめて(物事の程度がはなはだしいようす・このうえなく・ひじょうに)
- たいそう(数、量や程度がはなはだしいようす・たいへん)
- ひじょうに(程度がはなはだしいようす・たいへん)
- たいへん(程度がはなはだしいようす)
- 大いに(たくさん・ひじょうに)
- ことのほか(たいそう・このうえなく)
- とても(たいそう・ひじょうに)
- ずいぶん(程度がはなはだしいようす・ひじょうに)
※はなはだしい:ふつうの程度をこえている・はげしい
「ふつうの程度をこえている・とても」などの意味を持つことばが『すこぶる』の類語です。
「すこぶる」の使い方は?
「すこぶる」の使い方はこちらになります。
- 今日はすこぶる暑いね
- すこぶるつきの(たいそうな)美人だ
- 弟はすこぶるご機嫌です
「頗る付き(すこぶるつき)」という使い方は、「すこぶる」が付くほど程度がはなはだしいことを表しています。
ふつうの状態からかけはなれている時に「すこぶる」を使いましょう!
まとめ
今回は、「すこぶる」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
頗る(すこぶる)
意味
- ふつうの状態からかけはなれている様子
- たいそう
- ひじょうに
- たいへん
語源
- すこぶるの「すこ」は「少し」の「すこ」
- すこぶるの「ぶる」は「おとなぶる」などの「ぶる」
- もとは「いささか」「少しばかり」の意味
「すこぶる」は方言っぽく聞こえますが、辞書にもちゃんとのっている昔からあることばです(*''▽'')
「すこぶる元気よ」
「とても元気よ」
すこぶるのほうが、なんだか「すっごく元気!」って感じがしますよね♪
とにかく、「すこぶる」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆