「がむしゃらに勉強する」
「がむしゃらに練習する」
がむしゃら・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、「がむしゃら」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「がむしゃらとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「がむしゃら」ってどんな意味?
「がむしゃら」の意味はこちらになります。
出典:三省堂国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
我武者羅(がむしゃら)
- あとさきのこともよく考えずに、めちゃくちゃにふるまうこと
- あとさきなどを考えないで、一つのことに向かってすごい勢いで行動すること
- まわりの状態や細かい問題などを無視して、むちゃくちゃにものごとをすること
- 後のことを考えないで、むちゃくちゃに物事をすること・また、そのようす
参考:三省堂国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
「あとのことなどを考えず、むちゃくちゃに物事をすること」「あとさきなどを考えず、一つのことに向かってすごい勢いで行動すること」が「がむしゃら」です。
「がむしゃらって悪い意味なの?」
「後先考えずむちゃくちゃに」という意味を見ると、そう思ってしまいますよね。
出典:ベネッセ新修国語辞典
がむしゃらは、「がんばって~する」を表すことばでもあります。
漢字で書くと「我武者羅」です。
当て字みたいな漢字ですよね。
どうして「がむしゃら」と言うようになったのでしょうか?
「がむしゃら」の語源は?
「がむしゃら」の語源はこちらになります。
がむしゃらの語源
- 我武者(前後をわきまえないで乱暴にふるまうこと・また、そのような人)+接尾語の「ら」
古語辞典を見てみましょう。
我武者(がむしゃ)
出典:旺文社古語辞典
- 前後をわきまえないで乱暴にふるまうこと・また、そのような人
- がむしゃら
参考:旺文社古語辞典
「がむしゃら」の語源は諸説ありますが、「我武者」+接尾語の「ら」ではないかと言われています。
漢字の「羅」は当て字とのことです。
他の説は、
- 我が強いわがままな武者
- 「我無性」が転じた
- 「我」に「むしゃくしゃする」の「むしゃ」がついた
- 「我貪り(がむさぼり)」が転じた
などがあります。
「がむしゃら」の類語は?
- 猪突猛進(ちょとつもうしん:まわりのようすを考えないで、がむしゃらにつき進むこと)
- 遮二無二(しゃにむに:ほかのことは考えないで、強引に・がむしゃらに)
- ひた向き(ただそのことだけに熱中するようす)
- 一心不乱(いっしんふらん:心を一つのことに向けて、ほかのことはなにも考えないこと)
- 一途(いちず:ただそのことだけを思いこむようす)
- 真っすぐ(途中で寄り道をしないようす・心が正しいようす)
- 一本鎗(いっぽんやり:ある一つのやり方だけで、押し通すこと)
- 一生懸命(いっしょうけんめい:全力で一心におこなうようす)
- 脇目もふらず(ほかのことに心をうばわれない)
- 我を忘れる(心をうばわれて夢中になる)
- 後先考えず
「ひとつの事を目指して突き進むようす」などの意味を持つことばが「がむしゃら」の類語です。
「がむしゃら」の使い方は?
- 最後の大会に向けて、がむしゃらに練習する
- がむしゃらに勉強したので合格しました
- がむしゃらに仕事を頑張ったことで、今の自分があります
- 当時はただがむしゃらにプレーしていた
- 恩を返したい気持ちだけで、がむしゃらに取り組んできました
「ひたすら目標を目指して全力で突き進む」などを表すときに、「がむしゃら」を使いましょう!
がむしゃら:まとめ
今回は、「がむしゃら」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
我武者羅(がむしゃら)
意味
- あとさきのこともよく考えずに、めちゃくちゃにふるまうこと
- あとさきなどを考えないで、一つのことに向かってすごい勢いで行動すること
- まわりの状態や細かい問題などを無視して、むちゃくちゃにものごとをすること
- 後のことを考えないで、むちゃくちゃに物事をすること・また、そのようす
語源
- 我武者(前後をわきまえないで乱暴にふるまうこと・また、そのような人)+接尾語の「ら」
一つのことに向かってひたむきに頑張る時に使うがむしゃらですが、「後先のことを考えず、むちゃくちゃに物事をする」という「向こう見ず」や「無鉄砲」の意味もあります。
使う相手や状況に気を付けて使わないといけませんね(*''▽'')
とにかく、「がむしゃら」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆