「やがて雪にかわるだろう」
「やがて自分のためになる」
「やがて半年になる」
やがて・・・?
どういう意味なのでしょうか?
古文の「やがて」は?
今回は「やがて」の
- 意味
- 類語
- 使い方
- 古文の「やがて」
- 漢字について
などをお伝えします!
「やがてとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「やがて」ってどんな意味?
「やがて」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
やがて
- 時間が少したてば・そのうちに・まもなく
- おおかた・かれこれ
- 結局
- 時が過ぎていつの日か
参考:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
- やがて晴れる→時間が少したてば・そのうちに・まもなく
- やがて三年になる→おおかた・かれこれ
- やがて自分のためになる→結局・時が過ぎていつの日か
同じ「やがて」でも、このような違いがあります。
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「やがて」の類語は?
- そのうち(近いうち・やがて)
- まもなく(やがて・すぐに・ほどなく)
- 直ぐに(すぐ:時間の間をおかないようす)
- そろそろ(まもなく・ぼつぼつ)
- ほどなく(まもなく・やがて)
- 近いうちに(ちかい:時間のへだたりが小さい)
- 遠からず(まもなく・近いうちに)
- のちほど(少したってから・後刻)
- かれこれ(ある時刻・年月・数量などに近くなっていることを表すことば)
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「やがて」の使い方は?
時間が少したてば・そのうちにの「やがて」
- 父はやがて帰ってきます
- やがて晴れるだろう
おおかた・かれこれの「やがて」
- やがて三年になる
- 入学してからやがて半年になる
時が過ぎていつか・結局の「やがて」
- 人のためにしたことが、やがて自分のためになる
- それがやがては公害のもとになる
古文の「やがて」は?
古文の「やがて」は、「時間的にも、状態的にもへだたりがなく、前に引き続くさま」のことをいいます。
古語辞典を見てみましょう。
やがて・古語
出典:旺文社古語辞典
時間的にも、状態的にもへだたりがなく、前に引き続くさまをいう
- そのまま・このまま
- すぐに・ただちに・さっそく
- 時をおかず・連続して
- (下の体言を修飾して)ほかならぬ・ちょうど
- ある程度の時間が経ってから・そのうち
参考:旺文社古語辞典
出典:ベネッセ新修国語辞典
昔は「すぐに」、今では「そのうち」とあります。
徒然草の「やがて」は、テストに出そうだなという感じがしますね(*'▽')
まとめ:「やがて」の漢字について
今回は、「やがて」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
やがて
- 時間が少したてば・そのうちに・まもなく
- おおかた・かれこれ
- 結局
- 時が過ぎていつの日か
漢字辞典で「やがて」を見てみます。
軈 やが-て
出典:旺文社標準漢和辞典
意味
- やがて・そのままに・ただちに
- ほどなく・まもなく
- とりもなおさず・すなわち
参考:旺文社標準漢和辞典
画数が多くて難しい漢字です( ̄▽ ̄;)
出典:現代標準国語辞典
「ふつう仮名書き」とあります。
とにかく、「やがて」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆