「花見でカセットコンロが爆発」
こういったニュースが耳に入ると怖くなりますよね。
どういった使い方をすると事故が起こるのでしょうか?
カセットコンロの注意点が気になります。
今回は、
- カセットコンロの注意点!やってはいけない使い方は?
- カセットコンロの爆発事故事例は?
- カセットボンベの処分方法
など、カセットコンロの注意点や使い方で気になることをお伝えします。
カセットコンロの爆発事故を防ぐために、注意点を確認しておきましょう!
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カセットコンロの注意点!やってはいけない使い方は?
■コンロを覆う大きな調理器具の使用
コンロを覆うくらいの大きな調理器具(大きな鉄板・鍋など)を使用してはいけません。
熱がこもりやすくなり、カセットボンベが加熱され爆発事故の原因になります。
■電磁調理器の上にカセットコンロを置く
IHクッキングヒーターなどの電磁調理器の上でカセットコンロを使用するのはやめておきましょう。
誤って電磁調理器の電源が入ってしまった時に危険です。
カセットボンベが加熱され、爆発する可能性があります。
カセットコンロを置く場所にも注意が必要ですよ。
■コンロ指定外のカセットボンベの使用
コンロ指定外のカセットボンベを使うと、ガス漏れする可能性があります。
お使いのコンロで指定されたものを使うようにしてくださいね。
■調理以外の使用
カセットコンロを調理目的以外で使用すると危険です。
木炭の火おこしなどで使用すると、カセットボンベが加熱されて爆発事故の原因になります。
カセットコンロを使用する時は「調理目的」だけにしましょう。
■カセットコンロを並べて使用
カセットコンロを並べて使用するのは危険です。
カセットボンベが加熱されて爆発事故が起こる可能性があります。
レジャーや学校行事など、複数のカセットコンロを使う時は注意してくださいね。
■カセットボンベの取り付け間違い
カセットボンベをコンロに取り付ける時は、凹凸部分を確認してきっちりセットされていることを確認しましょう。
間違った取り付け方をしていると、ガス漏れして火災の原因になります。
■換気しにくい空間での使用
換気のしにくい、テントや車内などの狭い空間で使用すると一酸化炭素中毒の危険があります。
広い場所で換気に注意しながら使用してください。
■壁やカーテンの近くで使用
壁やカーテンの近くで使用すると、引火したり、カセットボンベが加熱されて事故につながる可能性があります。
15cm以上の距離をあけるようにしましょう。
■五徳や汁受けの設置間違い
カセットコンロの五徳や汁受けを間違った方法で設置すると危険です。
後ほど事故事例でお伝えしますが、間違った設置方法での事故も起こっています。
裏表や方向は正しく設置されているか、きちんとはまっているかなどを確認するようにしてください。
■暖房器具の近くで使用
暖房器具の近くで使用すると、加熱されて爆発する可能性があります。
冬のファンヒーターやストーブの近くは危険ですよ。
■風よけの衝立を使用
風よけのために、段ボールやアルミ製の衝立を使用してはいけません。
引火したり、熱がこもって爆発する原因になります。
■カセットボンベを車内に放置
高温の車内にカセットボンベを放置すると、加熱されて爆発する可能性があります。
直射日光に気をつけて、温度が高くならない場所に保管しましょう。
カセットコンロの事故事例は?
カセットコンロの事故事例は以下になります。
■事故事例1
高校の文化祭で校庭で使用中、カセットコンロの火が消えた。
カセットボンベを取り外したら手元で破裂して手を負傷。
3台のカセットコンロのうち、2台の五徳が反対に設置されており、フライパンを使用していた。
■事故事例2
大学の学園祭でカセットコンロの五徳を反対に設置して使用していた。
カセットボンベが加熱されて爆発、4人が負傷。
■事故事例3
高校の文化祭でカセットコンロ2台に鉄板を置いて焼きそばを調理。
カセットボンベの加熱により爆発した。
15人が負傷(重傷者2名、中等症4名)。
■事故事例4
燻製を作るため、段ボールでカセットコンロを覆った。
火が段ボールに引火してカセットボンベが爆発。
■事故事例5
カセットコンロの汁受けを裏返したまま使用。
カセットボンベの内圧上昇により安全装置が作動して自動消火した。
その後火をつけ直して使用し、3回目につけ直した時にボンベが破裂して6人が負傷。
こうして事故事例を見てみると他人事とは思えません。
「五徳や汁受けの設置間違い」「カセットコンロを並べて使用」「鉄板を置く」「段ボールで覆う」など、やってはいいけない使用法が事故の原因です。
学校行事での事故事例が多いことに不安を覚えました。
各家庭でも、カセットコンロの注意点を子供たちに伝えることも必要ですね。
大人でも間違ったカセットコンロの使用法をしてしまう人もいます。
みんなで確認しながら、安全にカセットコンロを使うように徹底しましょう。
事故事例の中には、カセットボンベの間違った処分方法によるゴミ収集車の火災事故がありました。
ガスを残したままで処分すると大変危険です。
次は、カセットボンベの正しい処分方法を見ていきましょう。
カセットボンベの処分方法は?
カセットボンベの正しい処分方法は以下になります。
- 屋外の火の気のない風通しのいい場所に移動
- 風下に人がいないか確認
- 室内にガスが入らないか窓などを確認
- カセットボンベのキャップを外す
- 先端をコンクリートなどの硬いところに押し付ける(土などの柔らかいところは目詰まりして危険)
- カセットボンベを振って音がしなくなったか確認
- 各自治体の処分方法に従って処分する
カセットボンベを振ってシャカシャカと音がする時はまだガスが残っています。
そのままの状態で処分すると、ガス漏れや爆発事故につながるので危険です。
最後まで使い切った後、上記の方法で処分しましょう。
長年放置して錆びてしまったカセットボンベなど、使い切るのも不安な場合はリサイクル業者に問い合わせてみてください。
業者によっては処分してくれるところもあります。
カセットコンロの注意点をみんなで確認しよう!
今回は、カセットコンロの注意点をお伝えしました。
以下がまとめになります。
- 並べて使用しない
- 調理目的以外で使用しない
- 換気しやすい場所で使用する
- 大きな調理器具を使わない
- IHの上など加熱される場所に置かない
- 指定されたカセットボンベを使用する
- カセットボンベを正しく設置する
- 五徳や汁受けを正しく設置する
- カセットボンベを車内に放置しない
- 暖房器具の近くで使用しない
- 風よけなどでカセットコンロを覆わない
使い方は簡単ですが、間違えると危険なものだという認識を忘れてはいけませんね。
学校行事での事故があることに驚きました。
うちの子供達は、カセットコンロを使う時は大人が設置しているので注意点は知らないはずです。
間違った使い方をするととっても危険だということを教えなければと思いました。
あなたのご家族やお友達にも、カセットコンロの注意点を伝えてあげてくださいね。
事故なく安全に過ごせますように☆