「売れない時代から支えてきた糟糠の妻(そうこうのつま)」
芸能ニュースでよく見かけるこの文章。
「糟糠の妻とはどんな妻なの?」
私は読み方すらわかっていませんでした(・_・;)
「そうこう」ってなんのことなんでしょう?
「そうこうのつま」とは???
今回は、
- 糟糠(そうこう)の意味
- 糟糠の妻(そうこうのつま)とはどんな妻?
- 糟糠の妻の由来は中国!ことわざが素敵
など、「糟糠の妻」についてお伝えします!
「糟糠の妻とはどんな妻?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです♪
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糟糠(そうこう)の意味
まずは糟糠の意味から見てみましょう。
■糟糠(そうこう)
- (酒かすと米ぬかの意味から)粗末な食事
引用:学研 現代標準国語辞典
糟糠は粗末な食事という意味があるんですね。
読み方難しくないですか?
私は最初、「とうしょう」とか「そうとう」とか全然違う読みで検索してました。
結局、コピーペーストして読み方にたどり着きましたよ(^^;
では、「糟糠の妻」とはどんな妻なのでしょう?
糟糠の妻(そうこうのつま)とはどんな妻?
糟糠の妻の意味はこちらになります。
■糟糠の妻の意味・語源
- 貧しいときから苦労とともにしてきた妻
- 「糟」は酒かす、「糠」は米ぬかで、「そまつな食事」を指し、それほど貧しかったころに夫を支えてきた妻
引用:ベネッセ 新修国語辞典
貧しくて粗末な食事しか食べられなかった頃から夫を支えて、苦労をともにしてきた妻が「糟糠の妻」です。
ことわざ辞典にも「糟糠の妻」がありました。
由来は中国なんですって♪
ことわざが素敵だったのでご紹介しますね。
糟糠の妻の由来は中国!ことわざが素敵
糟糠の妻のことわざはこちらです。
■糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず)
堂は家のこと。
貧しい時代から苦労をともにしてきた妻は、たとえ自分が立身出世したからといって、家から追い出すわけにはいかないということ。
引用:ポケット版 ことわざ辞典
由来は中国、後漢の時代です。
光武帝(こうぶてい)が大司馬宗弘(そうこう)に、「身分が高くなり裕福になれば妻を変えるのは普通」と言って、自分の姉を紹介しようとしました。
それに対し、宋弘が言った言葉が「糟糠の妻は堂より下さず」だったそうです。
ちなみに、「大司馬」は、中国の官名のひとつで、軍事を取り仕切る、現在でいうと「国防長官」。
光武帝は後漢王朝の初代皇帝です。
宋弘は、出世しても苦労をともにした妻に恩義を感じていたのでしょうか。
こういう男性はかっこいいですね♪
まとめ
今回は、糟糠の妻とはどんな妻?などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
■糟糠(そうこう)の意味
- (酒かすと米ぬかの意味から)粗末な食事
■糟糠の妻(そうこうのつま)とは
- 貧しい時から苦労をともにしてきた妻
「糟糠の妻を捨てて再婚」、たまにこういった芸能ニュースがありますね。
「多額の慰謝料や養育費をもらえるならいいんじゃない?」などの意見もちらほら耳にしますが、糟糠の妻本人の気持ちはそうでないかもしれません。
「あんなに苦しい時を一緒に頑張ってきたのに・・・」というむなしさは、はかりしれないものだと思います(T_T)
でも、「捨てられた」かどうかなんて外野にはわかりません。
もしかしたら、妻のほうもうんざりしていたかもしれませんし(・_・;)
「大金をもらえるならいつでも別れるよ」って妻は多かったりして・・・。
今は女性もどんどん社会進出する時代ですから、「糟糠の夫」なんて言葉も出てくる日が来るかもしれませんね♪
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆