「責任のついきゅう」
「利益のついきゅう」
「幸福のついきゅう」
追及?追求?追究?
どれを使うのか迷います( ̄▽ ̄;)
今回は、「追及「追求」「追究」の
- 意味
- 違い
- 使い方
などをお伝えします!
「違いは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「追及「追求」「追究」ってどんな意味?
「追及「追求」「追究」の意味はこちらになります。
追及
出典:現代標準国語辞典・チャレンジ小学漢字辞典
- あることの原因や責任をきびしく問いつめること
- 責任や原因などがどこにあるのかどこまでも追いつめること
- 逃げるものを追うこと・追いつくこと
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学漢字辞典
原因や責任をどこまでも追いつめたり、問いつめたりする・逃げるものを追うことが「追及」です。
追求
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 目的のものをどこまでも追い求めて、手に入れようとすること
参考:チャレンジ小学国語辞典
目的のものを手に入れようと、追い求めることが「追求」です。
追究
出典:チャレンジ小学国語辞典
- ものごとをどこまでも調べて、明らかにしていくこと
- ことがらを明らかにするために、深く調べていくこと
- あることを明らかにしようと調べ、研究すること
参考:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
明らかにしようと、どこまでも調べていくことが「追究」です。
「追及「追求」「追究」の違いは?
出典:現代標準国語辞典
「追及「追求」「追究」の違い
- 追及:追いつめる
- 追求:追い求める
- 追究:明らかにしようとする
漢字辞典を見てみましょう。
追 ツイ・お(う)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「道をあるく」と「したがう」を合わせた字
- 前の人について歩くことから、「おいかける」という意味を表す
意味
- おう・あとをおう・おいかける(例:追跡・急追)
- おいはらう(例:追放)
- さかのぼる・おもいおこす(例:追憶・追想)
- つけくわえる(例:追加・追伸)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「道を歩く」と「したがう」で、「前の人について歩く」。
このなりたちが、「おいかける」という意味につながっています。
及 キュウ・およ(ぶ)・およ(び)・およ(ぼす)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「手」と「人」を合わせた字
- 手が前にいる人に届くことから、「およぶ」「おいつく」という意味を表す
意味
- およぶ・おいつく・目的に達する(例:及第・追及)
- および・ならびに・…と
- ゆきわたる(例:波及・普及)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
なりたちは、「手が前にいる人に届く」。
1のおよぶ・おいつくが、「追及」の意味につながっています。
求 キュウ・もと(める)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- はいでつるした動物の毛皮をえがいて、つくった字
- かわごろもという意味を表す
- のちに、「もとめる」という意味に使う
意味
- もとめる・手にいれたいとのぞむ・ほしがる(例:探求・要求・求人)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
剥いで吊るした動物の毛皮が「もとめる」という意味に?
なりたちがちょっとわかりにくいですね( ̄▽ ̄;)
毛皮を求めたってことなんでしょうか?
求には、「手にいれたいとのぞむ」という意味があります。
究 キュウ・きわ(める)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「穴」と「つかえてまがる」を合わせた字
- 穴の中につかえるまでに手をいれて調べ、「きわめる」という意味を表す
意味
- きわめる・いちばんおくまで調べる(例:究明・研究)
- きわまり・はて(例:究極)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「穴の中に手を入れて調べる」、なりたちが面白いですね(*''▽'')
「いちばん奥まで調べる」という意味があります。
- 追及→「追(おう)」+「及(おいつく)」=「追いつめる」
- 追求→「追(おう)」+「求(手にいれたいとのぞむ)」=「追い求める」
- 追究→「追(おう)」+「究(一番奥まで調べる)」=「明らかにしようとする」
漢字の意味も見てみると、違いがわかりやすいです(*''▽'')
「追及」「追求」「追究」の使い分けは?
出典:ベネッセ新修国語辞典
追いつめる追及
- 余罪を追及する
- 追及の手をゆるめない
- 真犯人を追及する
- 責任を追及する
- 追っ手の追及をかわす
- 事故の原因を追及する
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・チャレンジ小学漢字辞典
追い求める追求
- 利潤を追求する
- 幸福を追求する
- 利益を追求する
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
明らかにしようとする追究
- 真理を追究する
- 人生の目的を追究する
- 学問の追究
- 本質の追究
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 責任や原因がどこにあるのかを、どこまでも追いつめるときは「追及」
- 目的とするものをどこまでも追いかけるときは「追求」
- ことがらを明らかにするために、深く調べるときは「追求」
こんなふうに使い分けてください(*''▽'')
まとめ
今回は、「追及」「追求」「追究」の違いなどをお伝えしました。
以下がまとめになります。
追及・追求・追究
意味
- 追及:責任や原因などがどこにあるのかどこまでも追いつめること・逃げるものを追うこと・追いつくこと
- 追求:目的のものをどこまでも追い求めて、手に入れようとすること
- 追究:ものごとをどこまでも調べて、明らかにしていくこと
違い
- 追及:追いつめる
- 追求:追い求める
- 追究:明らかにしようとする
追究は「追いつめる」、追求は「追い求める」、追究は「明らかにしようとする」という違いがあることがわかりました(*''▽'')
「追及」はあまりしたくないですね(+_+)
平和な日々を過ごしたいものです(*''▽'')
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆