「刮目せよ」
「刮目すべき」
かつもく・・・?
どういう意味なのでしょうか?
今回は、「刮目」の
- 意味
- 漢字について
- 類語
- 使い方
- 「刮目して見よ」の語源
などをお伝えします!
「刮目とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「刮目」ってどんな意味?
「刮目」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
刮目(かつもく)
- (目をこすってよく見るの意味から)特に注意して見ること
- 目をこすって、とくによく見ること
- (目をあけて)注意してみること
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
「とくに注意して見ること」が「刮目」です。
目をこすってよく見るの意味からそうなっているんですね(*''▽'')
漢字の意味が気になります。
「刮目」の漢字について
漢字辞典で「刮」を見てみます。
刮 カツ・けず(る)
出典:旺文社標準漢和辞典
- けずる
- こする(例:刮目)
参考:旺文社標準漢和辞典
「こする」という意味がありますね。
「刮(こする)」+「目」で、「目をこすって、とくによく見る」という意味になっています。
「刮目」の類語は?
- 熟視(じゅくし:じっと見るめること)
- 精察(せいさつ:詳しく観察・考察すること)
- 注目(ちゅうもく:注意してよく見ること・また、関心を向けること)
- 凝視(ぎょうし:じっと見つめること・目をこらして見ること)
- 注視(ちゅうし:注意して、じっと見ること)
「注意深く見る」などをの意味を持つことばが「刮目」の類語です。
「刮目」の使い方は?
- 刮目すべき成果だ
- 刮目に値する作品です
- 刮目して待つ
「刮目して待つ」は、「おおいに期待する」という意味があります。
出典:三省堂国語辞典
「特に注意してよく見る」を表すときに「刮目」を使いましょう!
まとめ:「刮目して見よ」の語源
今回は、「刮目」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
刮目(かつもく)
- (目をこすってよく見るの意味から)特に注意して見ること
- 目をこすって、とくによく見ること
「刮目して見よ!」
これは、中国の「三国志演義(さんごくしえんぎ)」の「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」が語源です。
呂蒙(りょもう)は、呉王の孫権(そんけん)に重んじられていたものの、学がなく武力一辺倒でした。
自分の話した内容を聞きとらせて、部下に書物など作成してもらっていたほど・・・。
そんな呂蒙の学のなさを、人々はからかうこともありました。
孫権は呂蒙に学問をすすめますが、最初は「忙しい」などを理由に言い返していました。
しかし孫権は、「博士になろうとしなくていいから」と、どの書物を読んで学ぶべきか教え、呂蒙は勉学に本腰を入れます。
そして、見る見るうちに教養を身につけました。
勇敢なだけで学がない呂蒙を軽蔑していた魯粛(ろしゅく)は、呂蒙の評判を聞いて挨拶にいきます。
豊かな学識を兼ね備えた呂蒙を見て、魯粛はおどろき称賛しました。
これに対して呂蒙が言った言葉が「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」です。
この言葉は、「日々鍛錬する人が居れば、その人は三日も経つと見違える程成長しているものだ」という意味の慣用句として使われています。
とにかく、「刮目」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆