口八丁手八丁とは?
どういう意味なのでしょうか?
語源は?
誉め言葉で使っていいのかも気になります。
今回は、
- 「口八丁手八丁」の意味
- 誉め言葉なのか
- 語源
- 類語
- 対義語
- 使い方(例文)
などをお伝えします!
「口八丁手八丁とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「口八丁手八丁」とは?どんな意味?
「口八丁手八丁」の意味はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典
口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう)
- 話すこともすることも上手なこと
参考:チャレンジ小学国語辞典
しゃべることもすることも上手、すごい誉め言葉ですよね。
けれども、どちらかというとけなす時に使われることが多い気がします。
「口八丁手八丁」は誉め言葉なの?
「口八丁手八丁」は誉め言葉です。
出典:ポケット版ことわざ辞典
「誉め言葉なのに、ほめる言葉としてよりもけなす場合に使われることが多い」とありますね。
「あいつは口八丁手八丁だから信用できないな」
など、口先だけみたいな意味で使われているのを耳にします。
ですが、本来はちゃんとした誉め言葉です(*''▽'')
「口八丁手八丁」の語源は?
「口八丁手八丁」の語源はこちらになります。
口八丁手八丁・語源
- 「八丁」は巧の意味だが、語源はよくわかっていない
- 八丁小早という、櫓(ろ)が八丁の小舟があり、これが自由自在に活動できて便利だったからという説もある
参考:ポケット版ことわざ辞典
八丁の意味を見てみましょう。
八丁(はっちょう)
出典:三省堂国語辞典
- よくはたらくこと
- たっしゃ
参考:三省堂国語辞典
語源はよくわかっていないけれど、櫓(ろ)が八丁の小舟という説があるとのことです。
「船の櫓って?」
船の櫓(ろ)は、船をこぐ時にに使う道具です。
櫓(ろ)
出典:ベネッセ新修国語辞典
- 和船をこぎ進めるための道具
- 船尾にとりつけ、左右におしたり引いたりしてこぎ進める
参考:ベネッセ新修国語辞典
「八丁」は「たっしゃ」などの意味があり、これが「口八丁手八丁」の話すこともやることも上手という意味につながっています。
「口八丁手八丁」の類語は?
「口八丁手八丁」の類語はこちらになります。
- 口も口手も手
口八丁と手八丁をわけた類語も見てみます。
口八丁の類語
- 弁がたつ(話し方がうまい)
- 雄弁(ゆうべん:力強く、すらすらと上手に話すこと・また、その話し方)
「話が上手」という意味を持つことばが『口八丁』の類語です。
手八丁の類語
- 腕が立つ(技術や能力がすぐれている)
- 達者(たっしゃ:ある物事に熟達しているようす)
- 熟練(じゅくれん:よく慣れていて上手なこと・また、そのようになること)
- 敏腕(びんわん:物事をてきぱき処理する能力があること・また、その腕前)
「することが上手・てきぱき処理する」などの意味を持つことばが『手八丁』の類語です。
「口八丁手八丁」の対義語は?
「口八丁手八丁」の対義語はこちらになります。
出典:ポケット版ことわざ辞典
口自慢の仕事下手
- 口だけは達者なくせに、仕事のほうはろくにできないこと
- 「口叩きの手足たらず」「口上手の商い下手」ともいう
参考:ポケット版ことわざ辞典
「あの人は口自慢の仕事下手だよ。話はうまいがあてにならない」などと使います。
「口八丁手八丁」の使い方(例文)は?
「口八丁手八丁」の使い方はこちらになります。
- 口八丁手八丁の彼は、どんどん出世した
- 彼女は口八丁手八丁な上に美しいので、職場の人気者だ
- コミュニケーション能力も高く仕事もできる、まさに彼は口八丁手八丁だね
話しも上手ですることも上手な人に対して、「口八丁手八丁」を使いましょう!
まとめ
今回は、「口八丁手八丁」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう)
意味
- 話すこともすることも上手なこと
誉め言葉なの?
- 本来の意味は誉め言葉だけど、けなす場合に使われることが多い
口八丁手八丁は、誉め言葉だったんですね♪
けなす意味のことばだと思ってました(+_+)
「口八丁」の部分が、「口がうまい」みたいに受け止めてしまうからでしょうか?
口がうまい
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 人に気に入られるようなことを言うのが上手だ
参考:チャレンジ小学国語辞典
とにかく、「口八丁手八丁」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆