「ダンスをおどる」
「心おどる」
「小おどりして喜ぶ」
「おどりあがって喜ぶ」
「踊る」「躍る」どちらを使うのでしょうか?
違いや使い分けが気になります。
今回は、「踊る」「躍る」の
- 意味
- 違い
- 使い分け
- 漢字について
などをお伝えします!
「踊ると躍るの違いは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「踊る」と「躍る」ってどんな意味?
踊る
出典:現代標準国語辞典
- 音楽に合わせて手足を動かす・舞う・リズムに合わせて調子よく体を動かす
- 人にそそのかされて、その人の思うままに行動する
※2は、ふつう「おどらされる」の形で使う
参考:現代標準国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
「音楽やリズムに合わせてからだや手足を動かす」「人に操られて行動する」のが「踊る」です。
躍る
出典:現代標準国語辞典
- 勢いよくとび上がる・はねる・とびはねるように動く(例:躍り上がって喜ぶ)
- 心がわくわくする・心がどきどきする・うれしくてわくわくする
- 文字がみだれる(例:字が躍っている)
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
「勢いよくとび上がる・はねる」「とびはねるように動く」「うれしくてわくわくする・心がどきどきする」「文字が乱れる」のが「躍る」です。
「踊る」「躍る」の違いは?
踊ると躍るの違い
- 踊る:舞踊・揺れ動く
- 躍る:跳躍・躍動
出典:現代標準国語辞典
踊るは「リズムに合わせて身体を動かす・人にそそのかされて、その人の思うままに行動する」、躍るは「跳び上がる・はねる」「心がわくわくする」という違いがあります。
「踊る」「躍る」の使い分けは?
参考:ベネッセ新修国語辞典
リズムにのる・人に操られるの「踊る」
- リズムに乗って激しく踊る
- 社交ダンスを踊る
- 笛ふけど踊らず
- かげの人物に踊らされる
- 彼は適当に踊らされているだけだ
跳躍・わくわくする・文字が乱れるの「躍る」
- 小躍りして喜ぶ
- 心躍るような探検記
- 逆転勝ちして躍り上がって喜ぶ
- 胸が躍る
- 銀鱗が川面に躍る
- 魚が躍る
- 文字が躍る
「リズムに合わせてからだを動かす・人にそそのかされて操られる」ときは「踊る」、「跳びはねる・わくわくする」ときは「躍る」を使いましょう!
まとめ:踊ると躍るの漢字について
今回は、「踊る」「躍る」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
踊る・躍る
踊るの意味
- 音楽に合わせて手足を動かす・舞う・リズムに合わせて調子よく体を動かす
- 人にそそのかされて、その人の思うままに行動する
※2は、ふつう「おどらされる」の形で使う
躍るの意味
- 勢いよくとび上がる・はねる・とびはねるように動く(例:躍り上がって喜ぶ)
- 心がわくわくする・心がどきどきする・うれしくてわくわくする
- 文字が乱れる(例:字が躍っている)
違い
- 踊る:舞踊・揺れ動く
- 躍る:跳躍・躍動
漢字辞典で「踊」「躍」を見てみます。
踊 ヨウ・おど(る)・おど(り)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「足」と「あがる」を合わせた字
- 足をあげて「おどる」という意味を表す
意味
- おどる・おどり・はねる(例:舞踊)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「足」と「あがる」で、足をあげて「おどる」という意味を表したのがなりたちです。
躍 ヤク・おど(る)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「足」と「おどりあがる」を合わせた字
- 「おどりあがる」という意味を表す
意味
- おどりあがる。たかくとびあがる・はねまわる(例:躍進・躍動・飛躍)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「足」と「おどりあがる」で、「おどりあがる」という意味を表したのがなりたちです。
「踊」「躍」、なりたちが似てますね。
舞踊の「踊」は「おどる」、躍動の「躍」は「おどりあがる」。
とにかく、「踊る」と「躍る」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆