「噛んで含めるように説明する」
「噛んで含めるように話す」
噛んで含める?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、「噛んで含める」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「噛んで含めるとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「噛んで含める」ってどんな意味?
「噛んで含める」の意味はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典
噛んで含める(かんでふくめる)
- よくわかるように、丁寧に話して聞かせる
- 人に何かを教えたりするときに、わかりやすいようにくわしく言って聞かせる
※「かんで含む」といわないよう注意
参考:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
「よくわかるように、丁寧に話して聞かせる」のが「噛んで含める」です。
「噛んで含む」と言わないよう注意とあります。
「噛んで含める」の語源は?
出典:ベネッセ新修国語辞典
噛んで含めるの語源
- 親が子どもに食べ物をあたえるときに、一度よく噛んでやわらかくしてやることから
参考:ベネッセ新修国語辞典
噛んで含めるは、「親が子どもに食べ物をあたえるときに、一度よく噛んでやわらかくしてやることから」というのが語源です。
昔はそうだったみたいですね。
今は虫歯や衛生面を考慮して、噛んでから食べさせることはしなくなりました。
「噛んで含める」の類語は?
- 丁寧に
- 相手がわかるまで
- じっくりと
- 親切丁寧に
「丁寧に説明する」「相手がわかるまで説明する」「じっくりと説明する」「親切丁寧に説明する」。
「噛んで含める」と似てる意味になります。
「噛んで含める」の使い方は?
- 噛んで含めるように話せば、子どもにもわかる
- 噛んで含めるように説明する
- 噛んで含めるように話したつもりだったけど、なかなか伝わらない
- 噛んで含めるような教え方をしてくれた
「噛んで含める」のあとに、「ように」「ような」をつけて使います。
噛んで含める:まとめ
今回は、「噛んで含める」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
噛んで含める(かんでふくめる)
意味
- よくわかるように、丁寧に話して聞かせる
- 人に何かを教えたりするときに、わかりやすいようにくわしく言って聞かせる
語源
- 親が子どもに食べ物をあたえるときに、一度よく噛んでやわらかくしてやることから
平成20年度の、国語に関する世論調査によると、「含める」ではなく「噛んで含むように」と使っている人が多くみまれました。
よく分かるように丁寧に説明することを
- a,噛んで含むように:39.7%
- b,噛んで含めるように:43.6%
- aとb両方とも使う:2.9%
- aとbどちらも使わない:11.2%
- 分からない:2.7%
参考:文化庁「平成20年度の国語に関する世論調査の結果について」
年代別も見てみます。
出典:文化庁「平成20年度の国語に関する世論調査の結果について」
30代以下は、本来の言い方ではない「噛んで含む」を選んだ人が多いです。
また、年齢が下がるにつれて「どちらも使わない」の割合が高くなっています。
「噛んで含める」よりも、「丁寧にわかりやすく説明する」などの言い方のほうがわかりやすいかもしれません。
とにかく、「噛んで含める」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆