「然りと答えた」
「その逆もまた然り」
しかり・・・?
どういう意味なのでしょうか?
古語の「然り」は?
今回は、「然り」の
- 意味
- 語源・古語
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「然りとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「然り」ってどんな意味?
出典:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
然り(しかり)
- そうである・そのとおりだ
- そのとおりである
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
「そうである」「そのとおりだ」が「然り」です。
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語源・古語の「しかり」は?
出典:旺文社古語辞典
然り・古語
意味
- そのとおりである
- そのようだ
語法
- 副詞「しか」、ラ変動詞「あり」が熟合した「しかあり」からできた語
- 「しからば(未然形+ば)」「しかるに(連体形+に)」「しかれば(已然形+ば)」「しかれども(已然形+ども)」は、一語として接続詞のように用いられる
「然り」の語源は「しかあり」です。
副詞「しか」とラ変動詞「あり」がくっついています。
意味は「そのとおりである」「そのようだ」。
現代語と同じですね。
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「然り」の類語は?
- そのとおり
- 全くだ
- 如何にも(いかにも:相手のことばに対する肯定をあらわす古い言い方)
- 正解
- おっしゃる通り
- 確かに
「相手のことばを肯定する語」が、「然り」の類語です。
「然り」の使い方は?
- 彼はしかりと答えた(彼はその通りだと答えた)
- 小林くんしかり、田中くんしかり(小林くんもそう、田中くんもそうだ)
- その逆もまた然り(その逆もまたそうである)
「その通り」「そうである」を表すときに「然り」を使いましょう!
まとめ:然りの漢字について
今回は、「然り」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
然り(しかり)
意味
- そうである・そのとおりだ
- そのとおりである
語源
- 副詞「しか」、ラ変動詞「あり」が熟合した「しかあり」からできた語
漢字辞典で「然」を見てみます。
然 ゼン・ネン・(しか-り)
出典:チャレンジ小学漢字辞典・旺文社標準漢和辞典
なりたち
- 「火」と「もえあがる」を合わせた字
- 火がもえあがるという意味を表す
- のちに「そのとおりである」という意味に使う
意味
- そのとおりである(例:自然・天然・当然)
- ありさま・状態をあらわすことば(例:公然・全然・平然)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「火」と「もえあがる」で、火がもえあがるという意味を表したのがなりたちです。
1の「そのとおりである」が、「然り」の意味につながっています。
とにかく、「然り」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆