「てきせいな処置」
「てきせいがある」
「適正」「適性」どちらを使うのでしょうか?
違いや使い分けが気になります。
今回は、「適正」「適性」の
- 意味
- 違い
- 類語
- 使い分け
などをお伝えします!
「違いは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「適正」「適性」ってどんな意味?
適正
出典:チャレンジ小学国語辞典
- そのものごとにふさわしく、正しいこと
- よく当てはまっていて、正しいこと
参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
「そのものごとにふさわしく、正しいこと」が「適正」です。
適性
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 性質や能力が、あることをするのによく合っていること・また、その性質や能力
- あることをするのにふさわしい性格や素質
参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
「あるこををするのにふさわしい性格や素質」が「適性」です。
「適正」と「適性」の違いは?
適正と適性の違い
- 適正:適当で正しい
- 適性:適した性質
適正は「正しい」、適性は「性質」という違いがあります。
漢字辞典を見てみましょう。
適 テキ
出典:チャレンジ小学漢字辞典
- うまくあてはまる・ちょうどよい
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「適」には、「うまくあてはまる・ちょうどよい」という意味があります。
それにくっついているのが「正しい」のか「性質」なのかを考えると、違いわかりやすいです(*'▽')
「適正」「適性」の類語は?
そのものごとにふさわしく正しい「適正」
- 妥当(だとう:あることに対するやり方や考えが、その場にふさわしく適当であること)
- 適当(てきとう:ほどよく当てはまっていること)
- 適切(てきせつ:ぴったりと当てはまっているようす)
- 正当(せいとう:正しくて道理に合っていること)
- 適した
適した性質の「適性」
- 適任(てきにん:その役目や仕事にふさわしいこと)
- 適合(てきごう:ある条件などにぴったり当てはまること)
「適正」「適性」の使い分けは?
出典:ベネッセ新修国語辞典
そのものごとにふさわしく正しい「適正」
- 適正な評価
- この値段は適正ではない
- 適正な処置
- 適正価格
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
適した性質の「適性」
- 職業適性検査
- 教師としての適性がある
- きみは音楽家としての適性がある
- 運転に適性がある
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
適正・適性:まとめ
今回は、「適正」「適性」の違いなどをお伝えしました。
以下がまとめになります。
適正・適性
適正の意味
- そのものごとにふさわしく、正しいこと
適性の意味
- あることをするのにふさわしい性格や素質
違い
- 適正:適当で正しい
- 適性:適した性質
適正は、「適正価格」「適正な処置」など、「そのものごとにふさわしく、正しいこと」。
適性は、「職業適性検査」「教師の適性」「運転の適性」など、「あることをするのにふさわしい性格や素質」です。
「適」という漢字には、「うまくあてはまる・ちょうどよい」という意味があります。
とにかく、「適正」「適性」の違いがわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆