「暖かい」と「温かい」、大人でも使い分けを間違う時がありますよね。
子供の漢字テストでもひっかかりやすいこの漢字。
私は毎回迷っているのに、ずっと違いを覚えることができませんでした(T_T)
今回は、「暖かい」と「温かい」の違いをお伝えします!
「暖かいと温かいが紛らわしいよ~」って迷ってしまう方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「暖かい」と「温かい」の違いは?
暖かいと温かいの違いは、使う対象が全く違います。
小学生の国語辞典に書かれている説明を見てみましょう。
■暖かい
寒くなくてちょうどよい温度だ。主に気温について使う。
■温かい
冷たくなくてちょうどよい温度だ。主に物や気持ちについて使う。
このように、「暖かい」=気温、「温かい」=物や気持ちという違いがあります。
もうちょっと分かりやすくするためには、対義語にするとバッチリです^ ^
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対義語にすると分かりやすい!
「暖かい」と「温かい」の違いは、対義語にするとよく分かります。
■「暖かい」の対義語は「寒い」
■「温かい」の対義語は「冷たい」
「あたたかい料理」は、「寒い料理」とは言いませんよね。
「あたたかい料理」の場合は「暖かい」ではなく「温かい(対義語・冷たい)」を使います。
「あれ?」って思った時は対義語にしてみてくださいね!
こうして見るとわかったような気がしますが、いざ使おうとするとやっぱり混乱することもあります。
もっと頭に入りやすくするために、「暖かい」と「温かい」の例文を見てみましょう。
「暖かい」「温かい」を使った例文は?
「暖かい」を使った例文はこちらになります。
- 暖かい日差しが差し込む部屋
- 暖かい毛布をかけて眠る
- 給料日なので、懐が暖かい
- 暖かい色調の壁紙を貼る
「温かい」を使った例文はこちらです。
- 温かい料理を食べる
- 温かい心の持ち主だ
- 心の温まる話を聞いた
- スープを温める
この例文で、「あれ?」と思いませんでしたか?
「暖かい毛布をかけて眠る」の例文ですが、物や心を対象にする「温かい」を使っていませんよね。
以下のことも覚えておきましょう!
■暖かい
全体で感じるあたたかさ
■温かい
部分で感じるあたたかさ
まとめ
今回は、「暖かい」と「温かい」の違いをお伝えしました。
以下がまとめになります。
- 気温などの全体で感じるあたたかさには「暖かい」を使う
- 物や心の部分で感じるあたたかさは「温かい」を使う
- 混乱してきたら、使いたい方を対義語にして考えてみる
もし、「あたたかい部屋」と書きたい時に迷ったら、「暖かい・寒い」「温かい・冷たい」の対義語に変えてみてください。
「寒い部屋」「冷たい部屋」と変えた時に、どちらにするべきかわかりますよね。
この場合は、「暖かい部屋」となります。
日本語って難しいですよね。
小学生の子供に聞かれても、わかりにくい言葉や漢字がたくさんあります。
大人なのに書き順をずっと間違って覚えていたものもあったんです(T_T)
「年は大人でも間違ってる人が多いから、おうちの人に書き順聞いてみてごらん」
小学校の先生が授業で言ってました。
「年」の3画目を間違ってる人が多いそうですよ。
私は思いっきり間違ってました(・・;)
あなたもぜひ確認してみてください♪