我が家に新入り猫を迎えました。
知人のお宅の屋根裏で生まれた生後1か月と10日の子猫です。
先住猫はキジシロ♂4歳、ラグドール♀3歳です。
キジシロが1歳頃にラグドールを迎えていますが、その時も先住猫と新入り猫の対面で色々調べました。
「先住猫と新入り猫をどうやって対面させようか」
「先住猫が新入り猫を威嚇する」
「できるだけすんなり仲良くできる迎え方は?」
先住猫がいる場合、新入り猫との対面は気をつかいますよね。
今回は、
- 先住猫と新入り猫の対面ですんなり仲良くなった迎え方
- 新入りが先住猫を追いかける!じゃれ合いと喧嘩の区別は?
- 新入り猫が保護猫の場合の検査について
など、先住猫と新入り猫の対面で気になることをお伝えします!
「子猫を迎えたいけど対面方法が気になるよー」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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新入り猫と先住猫の対面ですんなり仲良くなった迎え方
先住猫と新入り猫の対面は、「まずはニオイや気配を感じさせる」「しばらくしてからケージ越しに対面」などが一般的です。
我が家は、以下の日程で先住猫と新入り猫の対面に成功しました。
- お迎えから4日間・・・普段、先住猫があまり入らない部屋に新入り猫のケージを置く
- お迎えから5日目・・・猫がほぼ1日中過ごすリビングに新入り猫のケージを移動
- お迎えから6日目以降・・・ケージをオープンにしても先住猫と共存できるようになる
先住猫と新入り猫が対面してから約1週間。
共存できるまでの期間は早かったです。
詳細は以下をごらんください。
新入り猫、お迎えから2日間:ケージ越しの威嚇
迎え入れた初日から2日間は、先住猫があまり立ち入らない2階の部屋に新入り猫のケージを置きました。
姿が見えなくても先住猫たちはニオイでわかるので、まずは気配を感じさせることが大事だそうです。
いきなり先住猫の居場所に侵入者が入ると、受け入れにくくなります。
先住猫と部屋をわけたのは、いきなり対面させるのを避ける意外にも理由があります。
新入り猫は保護猫です(知人の屋根裏で産まれた子猫が落ちてきた)。
ウイルス検査を終えるまでは先住猫に近づけないでおこうと思いました。
※迎え入れて次の日にはウイルス検査(猫エイズ・白血病)と寄生虫検査をしています。
新入り猫を迎え入れてすぐ、気配に気がついて先住猫がドアの前にやってきました。
鳴いたり動いたりとにかくソワソワしていたんですよ。
「ここに侵入者がいる!!!」って思ったのかもしれませんね^ ^
思いきって部屋を解放しました。
「まずはニオイや気配だけを感じさせる」というセオリーを無視しちゃってます(・・;)
ラグドールは、新入り猫のケージに近づいて「シャー!!!」っと威嚇して立ち去りました(T_T)
気になるのか、度々この部屋に入っては威嚇して去ります。
その時、ラグドールの尻尾は垂れ下がっていました。
足の間に尻尾をしまっていたので戦意喪失していたと思われます。
ラグドール5キロ、子猫900グラムの体格差があるのに怖がるとは・・・。
キジシロのほうは、新入り猫を確認してからは、新入り猫のいる部屋に立ち入りませんでした。
キジシロはとても甘えん坊な性格で、とにかく私のいるところにはどこでもついてくる猫です。
「私はあなたの味方よー」というのをキジシロにアピールして、子猫のお世話は夫と子供達にまかせました。
数日後、結果的にはラグドールのほうが早く新入り猫と仲良くなったので、気になってケージ越しから何度も威嚇するのは悪い兆候ではないように思います。
どちらかと言うと、近くにも行きたくないというキジシロさんのほうが時間がかかりました( ̄▽ ̄;)
新入り猫を迎えてから3日目:焦って失敗
新入り猫のいる部屋に入らなくなった先住猫(特にキジシロさん)。
このままでは一向に対面が進まないと思い、子供部屋にケージを移動しました。
子供部屋は、私達家族と先住猫が毎日寝ている部屋です。
一晩過ごせばいつの間にか同じ空間にいるのが平気になるかなーという期待がありました。
しかし、そんな都合のいい期待は通用するはずもなく、「ウーッ」っと低い声で威嚇し続けていましたよ。
新入り猫は全然気にしてなかったんですけどね(・・;)
結局、先住猫達が諦めて子供部屋から出ていってしまいました(T_T)
これは失敗だったと思っています。
途中、新入り猫を思い切って近づけてみたら、キジシロさんは今まで聞いたことないような声を出しました。
youtubeにある「猫の喧嘩の声」です。
早まってしまったな、と思いました。
「先住猫の居場所」を新入り猫が占領するのを避けるのが、一般的な対面方法です。
早く仲良くさせたくても、焦りは禁物ですね(T_T)
新入り猫を迎えて5日目:日常過ごす部屋にケージを移動&解放
「うちはいつも、いきなり対面させても結局は仲良くなってるよー」
保護猫を多頭飼いしている友達に、こんなアドバイスをいただきました。
新入り猫を迎えて5日目に、ケージをリビング(先住猫がいつもいる部屋)に移動しています。
結果的には、先住猫が日常的に過ごす部屋に新入り猫のケージを置いたほうが早く仲良くなりました。
「近すぎると喧嘩になりやすい、距離があれば嫌なら離れる」
猫はもともと喧嘩を好まないので、よほどのことがないと喧嘩はしないそうです。
リビングならある程度の広さがあるので、先住猫と新入り猫のケージの距離もとれました。
子供部屋にケージを置いた時は、先住猫との距離は近かったです。
リビングにケージを移動してから、先住猫たちは多少警戒したものの、特に拒絶した感じはありませんでした。
昨日までの威嚇はなんだったんだろう・・・。
「ケージ越しの威嚇がなくなったらケージを解放してみたら?」
多頭飼いの友達のアドバイスを参考に、新入り猫をケージから出してみることにしました。
ケージから解放された新入り猫は、元気いっぱい先住猫に飛びかかります(・・;)
先住猫はすかさず2階に逃げていきました。
階段の上から新入り猫を眺めています(・・;)
ケージから出た新入り猫をかなり警戒していましたが、威嚇して怒ったりするようなことはありませんでした。
寝室にケージを入れた時とは明らかに態度が違います。
警戒はしているけど、威嚇はしないという感じです。
新入り猫のケージを解放した当日、ラグドールとはお昼寝をする仲になりました。
「至近距離で寝れるのは警戒していない証拠」
お世話になっている動物病院の先生に言われたので、ラグドールの方は大丈夫そうだと安心しました^ ^
キジシロは一緒にお昼寝こそしなかったけれど、その日のうちに同じ空間で過ごせています。
若干遠くから眺める感じでした。
「本当に嫌だったら、同じ空間にもいることさえできない」そうです。
先住猫と新入り猫の対面は、迎えて5日目で成功しました。
お迎えから20日後
お迎えから20日後には、キジシロも新入り猫と至近距離でお昼寝をする仲になりました。
2匹目にラグドールを迎えた時も、時間をかけずにさっさとケージから出しています。
ラグドールの時は、4日目で先住猫のキジシロと仲良く昼寝する仲になりました^ ^
初日にケージから出して先住猫と対面させるなどはおすすめしませんが、対面に慎重になりすぎると仲良くなるのが遅くなると感じています。
新入り猫をお迎えした時、多くの人は「新入り猫が先住猫を追いかける」という行動を経験することがあります。
我が家もそうでした。
「そうでした」という過去形ならいいけれど、1か月経っても新入り猫が先住猫を追いかけています(-_-;)
子猫だから何にでも好奇心旺盛で、先住猫と一緒に遊んでもらおうと必死です^ ^
新入り猫が先住猫を追いかける!対処法は?
新入り猫が先住猫を追いかける時の対処法は以下になります。
- 先住猫の逃げ場を確保する(新入り猫が登れない場所等)
- 定期的に新入り猫をケージに入れる
我が家の新入り猫は、今までの2匹よりも身体能力と行動力がすごいです。
新入り猫が登れない場所を確保するのは無理でした(T_T)
先住猫が子猫の時に登らなかったキャットタワーのてっぺんまで、かる~く登ってしまうんですよ。
まだ生後2か月なのに(T_T)
先住の2匹は、子猫の頃はもっと臆病だったんだけどな・・・^^;
▼「どこでも登りまーす!」
先住猫2匹を散々追いかけて、自分が疲れたらグーグー寝ています(・・;)
まったりお昼寝中なのにガンガン起こされてしまう先住猫たち。
あまりにしつこく追いかける時は、新入り猫をケージに入れました。
最初は「出してくれー」とニャーニャー鳴いているけれど、すぐに諦めてケージの中で寝てます^ ^
新入り猫が先住猫を追いかけても、本気の喧嘩にはなっていません。
「猫は基本的に喧嘩が嫌い」と言われているのは本当ですね。
周りの多頭飼いの人に話を聞いてみても、新入り猫を迎えても本気の喧嘩はしなかったと言ってました。
▼先住猫に戦いを挑む新入り猫
新入り猫がしつこすぎると、先住猫たちもガブッと仕返しをしています。
ガブッとするのも本気ではありません。
新入り猫が「負けました」とお腹を見せると先住猫もそれ以上は手出ししないので、上下関係ができているようです。
▼高いところから狙ってみるけど、先住猫には勝てません(T_T)
「じゃれ合いと喧嘩の区別が難しい」
次は、じゃれ合いと喧嘩の区別はどうやって見分けるのか見ていきましょう!
じゃれ合いと喧嘩の区別は?
じゃれ合いと喧嘩の区別は、声や尻尾で判断できます。
- 普段聞いたことのない大きな声を出す
- 毛を逆立てて尻尾が立っている
- 尻尾は垂れ下がっているけど、毛を逆立てている
本気で威嚇したり怒っている時は、鳴き声が明らかに違いますし、尻尾も攻撃態勢です。
YOUTUBEなどで猫の喧嘩の動画を見てみると、本気で怒っている猫の声がわかりますよ。
毛を逆立てて尻尾が立っているのは「防御しながらの威嚇」で、「近寄らないで」のサインです。
猫の尻尾が垂れ下がっていても毛が逆だっている時は「攻撃的威嚇」だと言われています。
声と尻尾、毛の逆立ち具合を観察しながら、本気で怒っているのか見分けてみてください^ ^
新入り猫が来る前も、4歳と3歳の先住猫たちは毎日追いかけっこをしていました。
それでも普段は仲良く一緒に寝ているので、「追いかける」=「仲悪い」わけではないと思います。
先住猫たちのじゃれ合いの追いかけっこでは「シャー!」とか威嚇の声を聞いたことがありません。
威嚇をしているようなら「本気で嫌がっている」可能性があります。
我が家は1匹目のキジシロさんは保護猫で、ラグドールさんはペットショップから迎え入れました。
3匹目の新入りさんは保護猫です。
「新入り猫が、猫エイズや白血病ウイルスを持っていたらどうしよう・・・」
もしも感染する病気があった場合、お迎えするのはやめておこうと思っていました。
我が家が迎えなくても、新入り猫を迎えてくれる家庭は見つかるでしょう。
今回、新入り猫を迎えるにあたって先住猫の健康を優先しました。
新入り猫が保護猫の場合の検査はどうする?
検査の時期
新入り猫が子猫の場合、生後6か月までは、正確な判定が難しいと言われました。
母親の抗体が移行していたりなどの理由で、偽陽性になることがあるそうです。
新入り猫を迎え入れる時に、保護主さんに次のようにお願いしています。
「ウイルス検査に連れていってもいいですか?先住猫がいるので、もしも大丈夫だったらうちに迎え入れるということで良ければ助かります」
失礼かもと心配しましたが、快く応じてくださいました。
元野良猫さんの場合、かなりの確率でなんらかの寄生虫が発見されます。
子猫の場合であっても、親猫が野良さんなら母乳などから寄生虫が感染しているそうです。
我が家の子猫は、1度目の検便では寄生虫は発見されませんでした。
寄生虫の発見は1度では発見されないことも多く、2回、3回としておいたほうがいいと言われています。
新入り猫が生後2か月を過ぎた頃、予防接種の時に2回目の検便をしました。
発見されましたよ(T_T)
回虫です。
ブロードラインをいただいて帰りました(1500円でした)。
保護猫を新入りに迎えた時は、寄生虫の駆除を最初にしてもらわなくてはいけませんね(・・;)
1回目の検便で見つからなかったとしても、駆除はしておくべきでした。
検査の料金
新入り猫を迎えるにあたって気になったのは、「猫エイズ・白血病」「寄生虫」です。
私が連れて行った動物病院の料金は以下でした。
- 猫エイズと白血病検査・・・3,600円
- 便検査・・・500円
- 初診料・・・0円
新入り猫を迎えた時の検査について、いくかの病院の料金を調べてみたので参考にしてください。
- 猫エイズ&白血病ウイルス検査・・・3,500円~4,320円
- 便検査・・・500円~1,000円
- ノミ駆除・・・1,100円~1,850円
- 初診料・・・800円~2,000円
新入り猫の結果は全て陰性でした。
猫エイズは流血するほどの喧嘩をしない限り感染の心配は少ないけれど、白血病はグルーミングや食器の共有でも感染することがあるそうです。
新入り猫と先住猫を、ずーっと隔離して過ごさせるのは大変ですよね。
猫にとっても辛いんじゃないかと思いました。
新入り猫が保護猫の場合、ウイルス性の病気について悩む方は多いでしょう。
新入り猫を迎えることについて、色々な考え方があります。
どうするのが正解なのかはわかりませんが、私は新入り猫とのご縁にとても感謝していますよ^ ^
先住猫に配慮しながら新入り猫を迎えよう♪
今回は、先住猫と新入り猫の対面についてお伝えしました。
以下がまとめになります。
- まずは新入り猫の気配だけを感じさせる(必要ならば、その間に新入り猫の検査をする)
- 新入り猫のケージは、普段過ごす場所に置いたほうが先住猫が早く慣れてくれた
- 先住猫がケージ越しに威嚇しなくなった頃に新入り猫を解放してみる(飼い主の監視下の元で)
「本来、猫は群れて生活する動物ではないので、多頭飼いにはむかない」
2匹目を迎える時、多頭飼いについて調べた時に見かけました。
猫にとって多頭飼いは幸せなのか・・・。
最初に多頭飼いする時はだいぶ悩みました。
多頭飼いをしている人達に、たくさん相談したことを思い出します。
今は、多頭飼いをして本当に良かったと思っていますよ^ ^
留守番の時に3匹で仲良く寝てくれるので安心です。
猫たちが仲良く寝ている姿はたまらなく愛おしいですね♪
♀は母性があるのか、ラグドールさんは必死に新入り猫をグルーミングしています♪
避妊手術をしていても、母性などは残るのでしょうか?
それともただの性格なのかな?
私を含め、周りの友達も多頭飼いはうまくいっています(ワンちゃんと猫ちゃんの多頭飼いの友達も!)。
けれども、全ての多頭飼いがうまくいくとは限りません。
新入りも先住猫も成猫の場合は、なかなか仲良くなりにくいそうです。
先住猫がシニア猫の場合、子猫の活発さに疲れることがあるかもしれません。
里親募集では、トライアル期間を設けてくださっている保護主さんもおられます。
先住猫と新入り猫の年齢、相性を考慮しながら考えてみてください。
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆