「うつつを抜かす」の「うつつ」とは?
「うつつを抜かすの」語源が気になります。
今回は、
- 「うつつ」の意味と語源
- 「うつつを抜かす」の意味と語源
- 類語
- 例文
などをお伝えします!
「うつつとは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「うつつ」とは?意味&語源
「うつつ」の意味と語源はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
うつつ
- 意味:実際ににあること。現実。正気。
- 語源:もとは「生きている状態・目が覚めている状態の意味」
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
「うつつ」は現実の「現」。
もとは「生きている状態や目が覚めている状態」の意味です。
現実、実際ににあることや正気(頭の働きや意識がきちんをしていること)のことを「うつつ」と言います。
「うつつを抜かす」の意味
「うつつを抜かす」の意味はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典
うつつを抜かす
- あることに夢中になって、本来すべきことを忘れてしまう
- あることに心をうばわれて夢中になり、本来すべきことをおろそかにする
参考:チャレンジ小学国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
ただ夢中になるだけではなく、「本来すべきことを忘れたりおろそかにする」のが「うつつを抜かす」です。
「うつつ」は「意識がはっきりしている状態」。
「うつつ抜かす」のは意識がはっきりしていない状態であることから、「ある物事に心を奪われる」という意味になったそうですよ(*^^)v
「うつつを抜かす」の類語は?
「うつつを抜かす」の類語はこちらになります。
- 憂き身をやつす
- 熱をあげる
- 入れ込む
- ハマる
- 溺れる
- 熱中する
「憂き身をやつす」ってあまり聞かない言葉ですね♪
意味を見てみます。
出典:現代標準国語辞典
憂き身をやつす
- やせるほどに力を尽くして熱中する
例文:恋に憂き身をやつす
類語:現をぬかす
参考:現代標準国語辞典
やせるほどに力を尽くして熱中・・・やせるし力を尽くせるし、一石二鳥だと思ってしまいました(^^;
「なにかに入れ込んで熱中する」のが、「うつつを抜かす」の類語になります。
「熱中」は「物事に心を集中・夢中になる」という意味です。
「夢中になりやるべきことがおろそかになる」という「うつつを抜かす」とは、似てる意味ですが厳密には違います。
「うつつを抜かす」の例文は?
「うつつを抜かす」の例文はこちらになります。
- ゲームにうつつを抜かして勉強をしなかった
- 恋愛にうつつを抜かし、友達と疎遠になってしまった
- 貯金もないのに、ギャンブルにうつつを抜かしている場合ではない
「本来すべきことをおろそかに」という意味があるので、悪い意味で使われる言葉です。
「うつつを抜かす」まとめ
今回は、「うつつ」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
うつつ
- 意味:実際ににあること。現実。正気。
- 語源:もとは「生きている状態・目が覚めている状態の意味」
うつつを抜かす
- 意味:あることに心をうばわれて夢中になり、本来すべきことをおろそかにする
- 語源:「うつつ=正気」が抜け意識がはっきりしていない状態のことから、「ある物事に心を奪われる」という意味になった
現在、うつつを抜かしていることはありますか?
私は全くありません(◎_◎;)
歳をとったせいなのか、なにかに夢中になることが少なくなってきました。
「忙しくて時間が・・・」とかじゃなくて、「集中力」が欠けてしまったように感じています( ̄▽ ̄;)
恋愛やゲーム、スポーツなど、歳をとると「うつつを抜かす」ほど情熱をかたむけることは難しくなってきます。
うつつを抜かせるほど夢中になれる何かがあるのは、うらやましいです(*^^)v
ですが、やるべきことをやならいと後で自分が困ることに・・・。
熱中するのはいいけれど、オンオフきっちりするのは大事ですよね♪
とにかく、「うつつを抜かす」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆