「暮れなずむ町」
「暮れなずむ空」
くれなずむ・・・?
どういう意味なのでしょうか?
「なずむ」とは?
今回は、
- 「暮れなずむ」の意味
- 「なずむ」とは
- 「暮れなずむ」の季語
などをお伝えします!
「暮れなずむとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「暮れなずむ」ってどんな意味?
「暮れなずむ」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
暮れ泥む(くれなずむ)
- 日がくれそうでいて、なかなかくれないでいる
参考:現代標準国語辞典
「日が暮れそうでなかなか暮れないでいる」のが「暮れなずむ」です。
日が暮れてしまったことではないんですね。
「泥む(なずむ)」の意味も気になります。
「なずむ」とはなんのこと?
「なずむ」の意味はこちらです。
泥む(なずむ)
出典:現代標準国語辞典
- 物事がなかなか進まない・はかどらない(例:くれなずむ空)
- こだわる・拘泥する(例:旧習になずむ)
参考:現代標準国語辞典
「なずむ」は、「物事がなかなかすすまない」「こだわる」という意味があります。
「暮れ」+「なずむ(なかなかすすまない)」で、「日が暮れそうでなかなか暮れない」という意味になっています(*''▽'')
古語の「なずむ」も見ておきましょう。
泥む(なづむ)・古語
出典:旺文社古語辞典
- 行きなやむ・難渋する
- なやみわずらう・なやみ苦しむ
- 衰える・しおれる
- こだわる・執着する
- ひたすら思いこがれる
参考:旺文社古語辞典
1と4は現代の「なずむ」と同じですね。
「暮れなずむ」の季語は?
暮れなずむの季語は「春」です。
暮れそうで暮れない、春の日足の長いことを表しています。
「暮れなずむ」と近い意味の春の季語は、「暮れかぬる」「暮れ遅し」「夕長し」などがあります。
参考:NHK放送文化研究所「暮れなずむ?」
暮れなずむ:まとめ
今回は、「暮れなずむ」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
暮れ泥む(くれなずむ)
意味
- 日がくれそうでいて、なかなかくれないでいる
なずむの意味
- 物事がなかなか進まない・はかどらない(例:くれなずむ空)
- こだわる・拘泥する(例:旧習になずむ)
「暮れなずむ」と言えば、海援隊の歌「贈る言葉」を思い浮かべますよね。
卒業ソングの定番ですが、実は武田鉄矢さんご自身の失恋をもとに作られた曲だそうですよ。
失恋ソングを卒業式で歌うのはなんだか変な感じもしますが、「3年B組金八先生」の主題歌だったので卒業ソングとして定着しています。
とにかく、「暮れなずむ」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆