「私たちの絆」
「絆で結ばれている」
「強い絆」
きずな・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、
- 国語辞典の絆の意味
- 由来
- 漢字辞典の絆
- 古語辞典の絆
- 類語
などをお伝えします!
「絆とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「絆」ってどんな意味?
「絆」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
絆(きずな)
- たち切ることのできない、人と人とのつながり
- キヅナ・動物をつなぎとめる綱(ツナ)
- 人をつなぎとめるもの
- 人と人との、大切なつながり
※現代仮名づかいでは「きづな」も許容
参考:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
「たち切ることのできない、人と人とのつながり」「動物をつなぎとめる綱」「人をつなぎとめるもの」「人と人との、大切なつながり」が「絆」です。
「絆」の由来は?
「絆」の由来はこちらになります。
絆の由来
- 動物をつなぎとめる綱(つな)
絆の由来は、犬や馬などの「動物をつなぎとめる綱」だと言われています。
平安中期の辞書「和名抄(わみょうしょう)」にも、その意味で用いられているそうです。
離れられないよう繋ぎとめる綱が、「断ち切ることのできない人と人とのつながり」という意味になっています。
「絆」の漢字の意味は?
漢字辞典で「絆」を見てみます。
絆 バン・ハン・きずな
出典:旺文社標準漢和辞典・チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「糸」と音をしめす「はん・ひっぱる」を合わせた字
- 牛馬などを引くひもの意を表す
意味
- きずな・つなぎとめるもの
- つなぐ・つなぎとめる(例:絆創膏)
参考:旺文社標準漢和辞典・チャレンジ小学漢字辞典
「牛馬などを引くひも」がなりたちです。
古語辞典の「絆」は?
古語辞典の「絆」も見てみましょう。
古語の絆(きづな)
出典:旺文社古語辞典
- 動物をつなぎとめるための綱
- 断ちにくい愛情・離れにくいつながり
参考:旺文社古語辞典
「断ちにくい愛情」。
「絆を断つ」などと言いますもんね。
離れたい間柄で「絆」という言葉を使われたら、束縛の呪文のように聞こえるかもしれません。
絆:まとめ
今回は、「絆」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
絆(きずな)
意味
- たち切ることのできない、人と人とのつながり
- キヅナ・動物をつなぎとめる綱(ツナ)
- 人をつなぎとめるもの
- 人と人との、大切なつながり
由来
- 動物をつなぎとめる綱(つな)
「絆」は、2011年の「今年の漢字」1位でした。
496,997票の応募があり、「絆」は61,453票(12.36%)だったようです。
「絆」が選ばれた理由は、
- 東日本大震災で、尊い命を失うことや連絡が取れず不安な日々を過ごした体験は、あらためて家族・友達・恋人・地域の人々との「絆」の大切さを知り、希薄になっていると言われる人間関係に気づくきっかけとなった
- なでしこジャパンがチームの絆で勝ち取ったワールドカップ優勝
などがあげられています。
ちなみに、2011年以降から最近までの「今年の漢字」はこちらです。
- 2012年:金
- 2013年:輪
- 2014年:税
- 2015年:安
- 2016年:金
- 2017年:北
- 2018年:災
- 2019年:令
- 2020年:密
参考:公益財団法人・日本漢字能力検定協会「今年の漢字一覧」
今年の漢字は、その年の印象深い出来事を表しています。
つい最近のことのようで、もうそんなに時が経ったのかと「今年の漢字一覧」を見て思いました。
とにかく、「絆」の意味がわかってスッキリです!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆