「箔を付けるために資格取得する」
「受賞して箔が付いた」
「代表に選ばれて箔が付く」
箔・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、「箔が付く」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 例文
などをお伝えします!
「箔が付くとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「箔が付く」ってどんな意味?
「箔が付く」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
箔が付く(はくがつく)
- 世間に認められ、値打ちが上がる
- 貫禄がつく
参考:ベネッセ新修国語辞典
「世間に認められて値打ちが上がる」「貫禄がつく」のが「箔が付く」です。
貫禄(かんろく)
出典:現代標準国語辞典
- 体つきや態度にそなわっている、どっしりとした重み
- 人の顔やからだ、また人格などから感じられる威厳
参考:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
貫禄は「人の顔やからだ、人格などから感じられる威厳」のことです。
※威厳:(いげん・りっぱで重々しく、気軽に近づけない感じがすること)
「箔が付く」の語源は?
箔が付くの語源
- 箔:金属をうすく平たくのばしたもの・美術・工芸品の装飾に使用する
- 表面に「箔」をつけると、見た目が豪華になりその物の値打ちが上がることから
箔は、「金属をうすく平たくのばしたもの」です。
美術品や工芸品の表面に「箔」をつけると、見た目が豪華になりその物の価値が増すことから、値打ちが上がることを「箔が付く」というようになりました。
「箔が付く」の類語は?
- 値打ちが上がる
- 重みが増す
- 貫禄がつく
- 権威が高まる(けんい:人をしたがわせる、すぐれた力・学問・技術などの分野で、実力があってひじょうにすぐれている人)
「周りから認められて価値があるものとして重くみられる」などの意味を持つことばが「箔が付く」の類語になります。
対義語は「箔が落ちる」です。
「箔が付く」の例文は?
- あの作家は受賞してから箔がつき、本が売れるようになった
- 箔をつけるために、海外でパティシエの修行をしている
- 資格を取得するだけで箔がつくとは限らない
- 大河ドラマに出演して箔が付いた
「受賞した」「資格を取得した」「肩書を与えられた」など、加わった価値により周囲の評価やイメージがそれまでとは変わり、値打ちが上がるときに「箔が付く」を使いましょう!
まとめ:箔が付くの漢字について
今回は、「箔が付く」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
箔が付く
意味
- 世間に認められ、値打ちが上がる
- 貫禄がつく
語源
- 箔:金属をうすく平たくのばしたもの・美術・工芸品の装飾に使用する
- 表面に「箔」をつけると、見た目が豪華になりその物の値打ちが上がることから
漢字辞典で「箔」を見てみます。
箔 ハク
出典:旺文社標準漢和辞典
なりたち
- 「竹」と「泊・うすい」を合わせて、うすい竹片の意味を表す
- のちに、金属をうすくのばしたものの意に用いる
意味
- すだれ・竹を編んだ部屋のしりき・ひよけの道具
- 金属をうすく、紙のようにのばしたもの
参考:旺文社標準漢和辞典
「竹」と「うすい」で、うすい竹片の意味を表したのがなりたちです。
そこから金属をうすくのばしたものに繋がったんですね。
とにかく、「箔が付く」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆