「夜郎自大にふるまっている」
「世間知らずの夜郎自大」
やろうじだい・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、「夜郎自大」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「夜郎自大とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
「夜郎自大」ってどんな意味?
出典:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
夜郎自大(やろうじだい)
- 自分の力の程度を知らないで、なかまの間でいばっていること・また、そのような人
- 自分の力を知らない者が、仲間うちでいばって、いい気になっていること
- 自分の力量もわきまえず、尊大にふるまうこと
参考:・現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・ポケット版四字熟語辞典
「自分の力の程度を知らないで、仲間うちでいばっていい気になっていること」が「夜郎自大」です。
「夜郎自大」の語源は?
出典:ポケット版四字熟語辞典
夜郎自大の語源
司馬遷(しばせん)「史記」西南夷伝(せいなんいでん)より
- 「夜郎」は、漢の時代の小国の名
- 「自大」は自分を大きく見せる尊大な態度
- 漢の国が強大であることを知らない夜郎国の王が、漢の使者に自分の国の勢力を自慢したから
参考:ポケット版四字熟語辞典
「夜郎」は、漢の時代に中国の西南部にあった小国の名で、「自大」は「自分を大きく見せる尊大な態度」という意味があります。
漢の使者がこの小国に立ち寄った際、漢の国が強大であることを知らない夜郎国の王が、自分の国の勢力を自慢したという故事が由来です。
「夜郎自大」の類語は?
- 自惚れる(うぬぼれる:実際以上に自分がすぐれていると思って、ひとりで得意になる)
- 世間知らず(せけんしらず:経験が少なくて、世の中の事情やしきたりなどをよく知らないこと)
- 井の中の蛙(いのなかのかわず:広い世間を知らず、物の考え方がせまい人のたとえ)
- 身のほど知らず(自分の立場や実力の程度をわきまえていないこと・また、そのような人)
- 井蛙之見(せいあのけん:広い世間を知らず、自分だけの狭い見識にとらわれていること)
- 尺沢之鯢(せきたくのげい:経験が少なく、知識が狭いこと)
- 用管窺天(ようかんきてん:視野が狭く、見識がないこと)
「自分の実力や能力を過信して、大きな態度でふるまう」「小さな領域にとらわれて、広い世間を知らない」などの意味を持つことばが「夜郎自大」の類語です。
「夜郎自大」の使い方は?
東京の大学に入って、優秀な人間が大勢いることに驚いた。
地元で秀才と言われた自分が、夜郎自大だったと恥じ入ったよ。
一流企業に入った彼は、夜郎自大にふるまっている。
「自分の力量もわきまえず、尊大にふるまうこと」を表すときに「夜郎自大」を使いましょう!
夜郎自大:まとめ
今回は、「夜郎自大」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
夜郎自大(やろうじだい)
意味
- 自分の力の程度を知らない者が、仲間うちでいばって、いい気になっていること
- 自分の力量もわきまえず、尊大にふるまうこと
由来
- 「夜郎」は、漢の時代の小国の名
- 「自大」は自分を大きく見せる尊大な態度
- 漢の国が強大であることを知らない夜郎国の王が、漢の使者に自分の国の勢力を自慢したから
「やろうじだい」という言葉の響き、なんだかすごいですよね。
「夜郎自大」と漢字がわかっていても、頭のなかに「野郎時代」が浮かんでしまいます( ̄▽ ̄;)
とにかく、「夜郎自大」の意味が分かってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆