「同じ穴のムジナの意味は?」
「ムジナってなんのこと?」
「由来は?」
娘が聞いてきました。
「ムジナ???」
獣っぽいですが、なんの動物でしたっけ?
今回は、
- 同じ穴のムジナの意味
- 由来について、ムジナとは?
- 使い方と例文
- 類語
など、「同じ穴のムジナ」について気になることをお伝えします!
「同じ穴のムジナのムジナって?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです^ ^
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同じ穴のムジナの意味は?
同じ穴のムジナの意味はこちらになります。
- 一見別なように見えながら、実は同類であることのたとえ
※悪事をもくろむ同類、品性の卑しい同類のように、悪い仲間でくくることが多い
参考:ポケット版 ことわざ辞典
同じ穴のムジナの意味は、「パッと見は別に見えるけど、実は悪い仲間の同類」です。
悪い仲間・・・?
ムジナは悪いものなのでしょうか?
次は、由来を見てみましょう。
由来は?ムジナって?
ムジナとは、「アナグマ」や「タヌキ」のことです。
「ムジナ」を辞書でひいてみました。
- 「アナグマ」のこと
- 「タヌキ」のこと
「ハクビシン」をムジナと言う地方もあるようです。
また、「アナグマ」「タヌキ」「ハクビシン」などを、はっきり区別せずにまとめて「ムジナ」ということもあります。
私が持っていることわざ辞典には、「同じ穴のムジナ」の“ムジナ”は「たぬき」と記載されていました。
「同じ穴のムジナ」の由来は諸説あります。
- タヌキが悪質で人をだます獣と思われていたから
- 穴を掘ることが出来ない「タヌキ」が、穴掘りの上手な「アナグマ」の巣穴を利用したり時には同居したりすることから
「タヌキ」が悪い動物として例えられたのが由来ですね。
使い方は?
同じ穴のムジナの使い方は、以下を参考にしてみてください。
「悪い仲間」をたとえる時に「同じ穴のムジナ」を使いましょう!
どんな例文がある?
「同じ穴のムジナ」の例文はこちらです。
- どうにかしますなんて言っているが、どうせあいつも同じ穴のムジナだ
- お金目当てなんかじゃないって近づいてきたけど、あいつも同じ穴のムジナだった
- 「俺の罪のほうが軽い」と刑務所で話しても同じ穴のムジナのたわごとだ
うーん・・・。
悪い意味で使う言葉ですから、気持ちのいい例文はありませんね(・・;)
類語はなにかな?
「同じ穴のムジナ」の類語はこちらになります。
- 同じ穴の狐
- 一つ穴の貉(ムジナ)
- 一つ穴の狐
昔の人は「タヌキ」も「キツネ」も人をだます動物だと思っていました。
昔話にも、キツネが頭に葉っぱをのせて化ける場面が出てきますよね。
キツネやタヌキが化けると言われるようになったのは、中国から伝わったお話の影響だそうですよ。
まとめ
今回は、「同じ穴のムジナ」の意味や由来などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
■同じ穴のムジナ
- 意味・・・一見別なように見えながら、実は同類であること
- 由来・・・タヌキが人をだますから/タヌキがアナグマの巣穴を利用するから
- 使い方・・・悪い仲間をたとえる時に使う
「同じ穴のムジナ」、使った事ありますか?
私は1度もありませんが、似たような言葉で「どっちもどっち」はしょっちゅう使っています。
しょうもない事で喧嘩をする息子と娘。
どっちが悪いというよりも「どっちもどっち」なんです(・・;)
「お兄ちゃん足が邪魔!」
「俺の足はずっとここにあったの!自分の機嫌が悪いからって急に言い出すのやめてくれる?」
「もう!どけて!!!ママに言う!!!」
こんなしょうもない事でいちいち言いつけられてもめんどくさいだけです(T_T)
「どっちもどっちだから」って言っておさめてます・・・。
「あのひとも同じ穴のムジナね」
使い方によってはなんだか上から目線にも感じる言葉だと思いました。
悪い意味の言葉を使うと、自分に返ってくることも・・・。
「お前こそどうなんだよ」
こんなふうに思われる可能性もありますよね。
聞いた人や言われた人が、どう思うかをよく考えてから言葉を発する人になりたいです。
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆
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