「風前のともしびってどんな意味?」
娘が聞いてきました。
「今にも消えてしまいそう」みたいな意味ですよね?
「風前の灯火」の意味や由来が気になります。
今回は、
- 「風前の灯火」の意味
- 由来
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「風前の灯火とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
スポンサーリンク
「風前の灯火」ってどんな意味?
風前の灯火の意味はこちらになります。
出典:チャレンジ小学国語辞典
風前の灯火(ふうぜんのともしび)
- 危険がせまっていて、命が危ないことのたとえ
- ものごとが今にもだめになりそうなことのたとえ
- 人の命が危ないことや、危険がせまっている状態のたとえ
参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
「命が危ない・危険がせまっている状態」が『風前の灯火』です。
どうしてそのような意味になったのでしょうか?
「風前の灯火」の由来は?
風前の灯火の由来はこちらになります。
風前の灯火・由来
- 風にふかれて、いまにも消えてしまいそうな灯火の意味から
参考:現代標準国語辞典
「ともしびって?」
灯火は、照明としてつけた火のことです。
出典:現代標準国語辞典
風がふいてろうそくなどの火がゆらゆら、今にも消えそうなようすが「風前の灯火」の由来です。
「風前の灯火」の類語は?
風前の灯火の類語はこちらになります。
- 危篤(きとく:病気がたいへん重く、死にそうなこと)
- 重体(じゅうたい:病気や怪我の状態がひじょうに悪く、命が危ないこと)
- 瀕死(ひんし:今にも死にそうなこと)
- 風の前の塵(かぜのまえのちり:物事がはかないこと・危険がせまっていることのたとえ)
- 轍鮒の急(てっぷのきゅう:危険が差し迫った状態のたとえ)
轍鮒の急(てっぷのきゅう)は、車の轍(わだち)にたまったわずかな水の中であえいでいる鮒(ふな)のように、危険が差し迫った状態をたとえたことわざです。
※轍(わだち:車の通ったあとに残る車輪の跡)
「生死の境目にいる・危険がせまっている」などの意味を持つ言葉が『風前の灯火』の類語になります。
「風前の灯火」の使い方は?
風前の灯火の使い方はこちらです。
- 風前の灯火の状態の祖母の手を握ると、かすかにまぶたが動いた。
- 我が国の医療制度は風前の灯になりつつある。非常に逼迫した状態です。
- 風前の灯だった会社が、どのようにしてわずか一年で立て直したのか興味深い。
命が危ない・危機的状態の時に「風前の灯火」を使いましょう。
まとめ
今回は、「風前の灯火」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
風前の灯(ふうぜんのともしび)
意味
- ものごとが今にもだめになりそうなことのたとえ
- 人の命が危ないことや、危険がせまっている状態のたとえ
語源
- 風にふかれて、いまにも消えてしまいそうな灯火(ともしび)の意味から
今にも消えてしまいそうな「風前の灯火」。
風にふかれて消えそうなろうそくが思い浮かびます。
けれども、消えそうだけど完全に消えてるわけではありません。
風前の灯の状態になっても、また力強く炎を灯してみせる!って思いたいですよね。
とにかく、「風前の灯火」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆