「おべんちゃらを言う」
「おべんちゃらでしょ」
おべんちゃら・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、
- 「おべんちゃら」の意味
- 「おべんちゃら」の語源
- 「おべんちゃら」と「お世辞」の違い
- 「おべんちゃら」の類語
- 「おべんちゃら」の使い方
などをお伝えします!
「おべんちゃらとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「おべんちゃら」ってどんな意味?
「おべんちゃら」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
おべんちゃら
- 相手に気に入られるために言う、ちょうしのよいことば
- おべっか
- 口先だけで相手を喜ばす誠意のないことば
※用法:俗な言い方
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
相手に気に入られるためや相手を喜ばすために言う、口先だけのちょうしいいことばが「おべんちゃら」です。
「誠意のないことば」とありますね。
おべんちゃらには、心がこもっていません( ̄▽ ̄;)
また、「俗な言い方」とありますので、あらたまった場では使わないほうがいいでしょう。
「おべんちゃら」の語源は?
「おべんちゃら」の語源はこちらになります。
おべんちゃら・語源
- 「べんちゃら」に接頭語の「御(お)」のついたもの
- べんちゃらの「べん」は「弁」、「ちゃら」は「でたらめ」の意味
べんちゃらに「御」がついたものが「おべんちゃら」です。
「べんちゃら」の意味を見てみます。
べんちゃら
出典:三省堂国語辞典
- おべっか
- おべんちゃら
参考:三省堂国語辞典
「べんちゃら」に「御」をつけて丁寧にしたのが「おべんちゃら」です(*''▽'')
「おべんちゃら」と「お世辞」の違いは?
「おべんちゃら」と「お世辞」の意味はほとんど同じですが、あえて違いをあげるなら「おべんちゃら」は「俗な言い方」です。
「お世辞」の意味を見てみます。
お世辞(おせじ)
出典:現代標準国語辞典
- 相手を喜ばせたり、気にいられようとしたりして言うほめことば
- おべっか
- 世辞
参考:現代標準国語辞典
意味はほとんど同じですね(*''▽'')
「おべんちゃら」の意味のところでもお伝えしましたが、「おべんちゃら」は「俗な言い方」と辞書に記載してありました。
俗な言い方とは
出典:現代標準国語辞典
- 仲間うちでよく使われる俗語や隠語など
参考:現代標準国語辞典
俗語とは
出典:現代標準国語辞典
- 改まった場面では使われないが、世間ではよく使われる上品でないことば
参考:現代標準国語辞典
「おべんちゃらじゃないよ~」
「お世辞じゃないよ~」
どちらを使っても同じ意味になるけれど、「お世辞」のほうが上品に聞こえます。
「おべんちゃら」の類語は?
「おべんちゃら」の類語はこちらになります。
- おべっか(人の機嫌をとるためのことば)
- へつらう(人に気に入られるようにふるまったり、心にもないおべっかを言ったりする)
- 媚びる(こびる:気にいられようと、へつらって機嫌をとる)
- 機嫌取り(人の気にいるような言動をすること・また、そのひと)
- 取り入る(相手の機嫌をとって、気に入られるように努める)
- 阿る(おもねる:相手の気に入るようにふるまう・機嫌をとる)
「相手に気に入られようとしてふるまう」などの意味を持つことばが『おべんちゃら』の類語です。
「おべんちゃら」の使い方は?
「おべんちゃら」の使い方はこちらになります。
- おべんちゃらを言ったって通用しないよ
- あからさまなおべんちゃらを言う
- 彼のほめことばは、おべんちゃらに聞こえる
口先だけの褒めことばなどに、「おべんちゃら」を使いましょう!
まとめ
今回は、「おべんちゃら」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
おべんちゃら
意味
- 相手に気に入られるために言う、ちょうしのよいことば
- おべっか
- 口先だけで相手を喜ばす誠意のないことば
語源
- 「べんちゃら」に接頭語の「御(お)」のついたもの
- べんちゃらの「べん」は「弁」、「ちゃら」は「でたらめ」の意味
おべんちゃらを言ったことはありますか?
社交辞令なら、日ごろ多くの人が言っているかもしれませんね(*''▽'')
参考:ベネッセ新修国語辞典
- 社交上のつき合いのためのあいさつや、口先だけのお世辞
参考:ベネッセ新修国語辞典
口先だけで気にいられようとする「おべんちゃら」は必要ありませんが、「社交辞令」は、お付き合いを円滑にするために必要だったりします。
とにかく、「おべんちゃら」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆